昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

遺伝子命令の拒否

2023-07-28 08:43:15 | 日記
「千と千尋の神隠し」で大きな石炭を運んできたススワタリが、重さに耐えかねて潰されているのを千尋が助け、代わりに炉にくべます。それを見た周りのススワタリ、一斉に石炭に潰されて助けを求め、カマ爺に一喝されてました。「仕事がなくなりゃ、元の埃に戻っちまう」

秩序の崩壊、バラバラになりやすさであるエントロピー増大は、物理の根底を成す決まり事で不可逆性。自然はその理に従って動くとされています。が、生物はそれに反し細胞組織の維持、つまりエントロピー増大を防ぎ減少を図ることで存在します。

ここだけ見ればエントロピーの法則に逆らっているのですが、他者を喰らい燃焼させエネルギー化するという他者のエントロピーを増大させることで、トータル的に物理法則を破綻させていません。

これは遺伝子のプログラムによる命令であり生物の基本原理なのでしょう。物質でもあるのですから、本質的にはエントロピーを増大させ消滅に向かう指向性をも持つと思いますが。

少子化対策に躍起になる政府政策に対し若年層の自殺は増えています。これは各個が行う現在と未来の国指向する環境判断において、生物としての生きるという根本命令プログラムより、消滅を求める物質としての欲求が勝っている結果であるとは考えられないでしょうか。

苦痛を伴い他者の犠牲により成り立つ「秩序」より、安楽な自然に則った消滅、拡散への希求の増加。開かれた系より閉ざされた系を目指す方向に導く社会構造。完璧はあり得ませんから一定数の自殺者は必ず存在しますが、現社会及び政府推奨の未来社会構造は、人口が減らなければバランスが取れないものかもしれません。

なのに進める外国人転入促進。一部の経済的なメリットは大きいかもしれませんが。

この矛盾した政策が、新たな社会環境を構築するのでしょう。




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