かずさFM 83.4メガヘルツ 「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
NO63インフレを考える(要旨)
1.インフレーションとは
①物価(財・サービスの個々の価格を総合・平均したもの)が継続的に上昇し続ける現象です。
例えば、100円で買えたパンが200円・300円と値上がりしてしまうことです。
②発生原因によって、需要インフレ・コストインフレなどに分類されています。
③1974年に日本の消費者物価は年24%上昇しました。
当時狂乱物価などと言われました。
アメリカの物価は11%上昇しましたが、その間の株価は日本で11%、
アメリカでは27%も下落しました。
2.デフレーションとは
①物価が継続的に下落しつづける現象です。
通貨の収縮や金融の梗塞、生産の縮小、失業の増加などが生じると言われます。
②デフレスパイラル
らせん状にデフレが進行することです。
景気が悪化⇒商品の売れ行きが悪くなる⇒売れないので値下げする⇒
値下げした分、企業収益悪化⇒給与削減⇒家計が苦しくなり、商品の購入を控える⇒
さらに景気が悪化 というようにグルグル回りで景気が悪化します。
3.インフレに備えるには
①インフレとは、ものの値段が上がって貨幣価値が下がることです。
言い換えれば、お金をなるべく持たず、価値が上がる「物」を持てばいいことになります。
その極端な例が、マイナスのお金、つまり借金といわれています。
日本政府は大きな借金を持っています。ひょっとすると将来インフレを期待して?
②お金を物に変える
バブルの時期には土地や株式などに投資しろと言われました。
今、株を買えばどうでしょう。上がるかどうかは多くの要因があるのでいいとばかりは言えません。
お金でなく物にしておく方法もあります。
金を買ったり、少額で買える商品(貴金属、石油、穀物など)の投資信託などがあります。
③外貨にしておくのも方法の一つです。
④不動産も小額で買える投資信託があります。
⑤タンス預金の長期保有や長期債券で資金を固定するのはインフレでは最悪です。
逆にデフレはお金の価値が上がります。タンス貯金もいいかもしれませんが、
確定した利息がもらえる預貯金や債券を中心に投資するといいでしょう。
③自分に投資する
インフレになってもお金を稼ぐ能力があればなんとかなります。
自分の能力やスキルをたかめるために勉強することもインフレに備える大事な投資です。
④自給自足
時にハイパーインフレ的な状況に見舞われる南米の人々が案外幸せそうなのは、
楽天的な性格もあるようですが、農業・畜産といった生活の基礎が安定しかつ
充実しているからだそうです。
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
NO63インフレを考える(要旨)
1.インフレーションとは
①物価(財・サービスの個々の価格を総合・平均したもの)が継続的に上昇し続ける現象です。
例えば、100円で買えたパンが200円・300円と値上がりしてしまうことです。
②発生原因によって、需要インフレ・コストインフレなどに分類されています。
③1974年に日本の消費者物価は年24%上昇しました。
当時狂乱物価などと言われました。
アメリカの物価は11%上昇しましたが、その間の株価は日本で11%、
アメリカでは27%も下落しました。
2.デフレーションとは
①物価が継続的に下落しつづける現象です。
通貨の収縮や金融の梗塞、生産の縮小、失業の増加などが生じると言われます。
②デフレスパイラル
らせん状にデフレが進行することです。
景気が悪化⇒商品の売れ行きが悪くなる⇒売れないので値下げする⇒
値下げした分、企業収益悪化⇒給与削減⇒家計が苦しくなり、商品の購入を控える⇒
さらに景気が悪化 というようにグルグル回りで景気が悪化します。
3.インフレに備えるには
①インフレとは、ものの値段が上がって貨幣価値が下がることです。
言い換えれば、お金をなるべく持たず、価値が上がる「物」を持てばいいことになります。
その極端な例が、マイナスのお金、つまり借金といわれています。
日本政府は大きな借金を持っています。ひょっとすると将来インフレを期待して?
②お金を物に変える
バブルの時期には土地や株式などに投資しろと言われました。
今、株を買えばどうでしょう。上がるかどうかは多くの要因があるのでいいとばかりは言えません。
お金でなく物にしておく方法もあります。
金を買ったり、少額で買える商品(貴金属、石油、穀物など)の投資信託などがあります。
③外貨にしておくのも方法の一つです。
④不動産も小額で買える投資信託があります。
⑤タンス預金の長期保有や長期債券で資金を固定するのはインフレでは最悪です。
逆にデフレはお金の価値が上がります。タンス貯金もいいかもしれませんが、
確定した利息がもらえる預貯金や債券を中心に投資するといいでしょう。
③自分に投資する
インフレになってもお金を稼ぐ能力があればなんとかなります。
自分の能力やスキルをたかめるために勉強することもインフレに備える大事な投資です。
④自給自足
時にハイパーインフレ的な状況に見舞われる南米の人々が案外幸せそうなのは、
楽天的な性格もあるようですが、農業・畜産といった生活の基礎が安定しかつ
充実しているからだそうです。