熊本秀樹の木更津暮らし・団塊世代生き残り戦略

ファイナンシャルプランナーのホットな話題
かずさFMランチタイムガーデン・生活まるとく情報

団塊世代、退職後の覚悟1

2005年12月16日 | 団塊世代の生活意識改革
2005_11270013
団塊世代の退職金の使い道は、苦労をかけた妻との海外旅行と答える男達が多いといいいます。
しかし、そう気楽に考えていていいのでしょうか。

それに、私達の退職金をターゲットにした旅行業界も多彩なサービスを用意して、手ぐすねをひいて待っています。
もちろん、目的は団塊世代の退職金をいかにして吐き出させるかです。

たとえば、旅行会社は団塊世代を狙って「低価格」から「高額、高品質」にシフトを始めています。

航空機はビジネスクラス以上、きめ細かなスタッフのサービス、高級ホテル、クルーズや大陸横断鉄道など豪華で自尊心をくすぐる商品を手配するといったぐあいです。

団塊世代の人たちは自分自身の価値を高めることにも熱心なようで、若い人用に売り出した語学研修のツアーに集まったのは半分以上が50歳代だったという例もあるようです。

これらの現象は、同じ団塊世代として悪いことだとは思いませんが、私は次のような疑問を感じます。

①あなたの奥さんはあなたと海外旅行に行きたいと思っているのでしょうか

②高級、高品質では、参加するのはお金を持っているジジババばかり。どうせなら若い人たちといっしょのほうが、どれほど楽しいか(そんなことを考えるのは私だけかもしれませんが?)

③海外旅行にしても、語学の学習にしても、定年後から始めようと考えているとしたら遅すぎませんか

もしあなたが定年退職後に奥様と楽しく海外旅行をしたいと望むなら、今すぐ退職金を当てにしなくてもいいだけのお金の準備と、日常の英会話ぐらいはできるようにしておくべきでしょう。

団塊世代のサラリーマンは、定年退職したときに最低でも1000万円程度の自由に使えるお小遣いを持っていなければ、夫婦で海外旅行をしたいなどと、のんきなことは言っていられません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿