熊本秀樹の木更津暮らし・団塊世代生き残り戦略

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団塊世代男たちの時間の使い方

2006年05月14日 | 団塊世代の生活意識改革
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団塊世代の男性は仕事、趣味、地域とのつながりに、どう時間をつかっているのでしょうか。
定年退職を意識し始めた今、私たち団塊世代の生活時間配分を日経産業消費研究所の調査報告から類推してみました。


団塊世代の男たちが生活の中で最も時間を使っているのは、当然ですが「仕事」です。

世帯の収入でみると年収1,200万円以上の人が最も仕事に時間をかけているようです。
収入の多い人はやはり仕事も大変なんでしょう。
ところが、収入が多ければ仕事の時間が多いかというと、そうでもなさそうです。

年収が五百万円未満の人たちは収入も仕事の時間も少ないのですが、年収が5百万円~850万円未満の人と850万円~1,200万円の人たちを比べると収入の少ない人たちの方が仕事にかける時間が多いようです。
同じ団塊世代でも管理職よりも中間管理職の人たちの方が仕事の時間が長くなるのでしょうか。

60歳から年金をもらえなくなった今、定年退職を機に悠々自適の生活を送ることが難しくなりました。
団塊世代の男たちは、自分の資産と相談しながら、今まで取れなかった自由な時間と、仕事にかける時間との配分を考えてみることが必要です。
一世代上のリタイヤした人たを見ると、ほぼ半数の人たちがまだ仕事をしているようです。

仕事以外に使っている時間はどうなっているのでしょうか。

1番多いのは、自分の趣味です。
2番目は家族との対話。
3番目が何もしないでのんびりする。
4番目は自分の能力を高めるための勉強。
5番目に地域社会とのお付き合い。
になります。

家族との対話が大事だと考えている人は多いのですが、その割合は自分の趣味に使う時間の半分程度のようです。
自分の趣味と、奥さんや子供たちとの趣味が同じであればいいのですが、会社の同僚とゴルフに行ったり、休みの日はテレビの前でゴロゴロしていることが多くありませんか。

毎日厳しい仕事をしているのですから、なにもしないでのんびりするのもいいでしょう、しかし、少数ですが、将来に備えて自分の能力を高めるために勉強している人たちもいます。

でも、決定的に少ないのは、地域社会とのつながりに時間をかけている男たちです。
団塊世代が定年退職をしたあとに、地域社会に溶け込んでいくためには、今のうちから町内会やご近所との交流をしておく必要があります。

齢を取ればとるほど、地域社会の協力が不可欠になります。