今朝のポタリング。
30℃の暑い日になりそうだけれど早朝6:00は涼しい。凄い霧だった。
秋蒔き小麦も色づいて下旬から収獲開始だろうか。
霧に包まれた遠くの森が10数年前に訪れたフランスの修道院のモンサンミシェルのようだった。
小麦畑がノルマンジー地方の牧草地。
その向こうはドーパー海峡。
潮風に当たった草はミラルが豊富で、そこで育った羊の肉はプレ・サレ(塩)と呼ばれる上等品だ。
北海道の日本海岸、増毛町出身の三国三秋シェフが焼尻島のめん羊がそれだと教えた。
途端に銀座の高級レストランに直送されてしまう略奪的な食文化の浅はかさ。
若かりし時、仕事で訪れた島の放牧地で地元の人と炭火を起こして骨付きチップを炙って食べたことがあった。
そこにしか無かった楽しみが今では手の届かないところへ行ってしまった。パン用にも優れた品種が開発されてきている国産の麦とて分からない。
《2009.7.4 焼尻島 白浜野営場とテントに寄ってきたサフォーク種》