ラグビーでは試合が始まればキャプテンを中心に選手に全てが任せられるが、同じ〝母なるフットボール〟から生まれたサッカーは試合中も監督が指示を出し、檄を飛ばしている。
TVの解説でワールドカップの対コスタリカ戦を振り返って、監督の采配が「間違い」とまで言っている関係者がいて驚いた。
選手の起用、前後半の交代、陣形などなど。
そんなの終われば何とでも言えるようなことばかり。
勝てば官軍・・・か。
大昔、ラグビーをやっていた頃、ある著名なラグビー関係者から直接言われた。
「相手チームに対して何点くらいに抑えられるかディフェンス力を想定し、それを上回る得点をどのように取るかを考えよ。」と。
防御力を冷静に分析するのは攻撃を考えるより数段難しい。
初戦のドイツの時は闘う前からもう勝ったが如くボルテージが上がり、昨日のコスタリカの時は「初戦のドイツに負けて2戦目のコスタリカに勝ったと思えば(状況は1勝1敗で)同じ。」と訳の分からないことまで言う元日本代表選手で現地リポートしている関係者がいた。
周りが混乱している。
監督も選手もコスタリカに敗れた要因を分析し、次のスペイン戦に備えるのだから、その辺りを何も分からない自分のような者にプロとして分かりやすく解説して欲しいものだ。
サッカーのことは分からない。
勝機があるとすれば「7点も取ったコスタリカに負けたのだから」というスペインの慢心だが、WC.にそんなお粗末なチームは来ていないだろうな。
失点は「2」を覚悟して、日本が「3点」を上げて勝ちという光景を見たい。