楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

岸田に奇襲は似合わない

2021年10月06日 | 日記

2日にラジオ出演した小沢一郎は「日本人はムード、雰囲気ですぐ変わり、岸田新政権で風向き、潮目が変わった。野党は政権を取るという強い意思で本気で纏まり、強いアピールと分かりやすい政策が必要」と語っていた。

「管に悪いところを全ておっかぶせて辞めさせるところが自民党の凄いところ」とも。総選挙は非常に厳しいという認識に立っている。

 

気を引き締めよといっているのか、或いは本当か。百戦錬磨の策士の言葉だけに気になる。

 

立憲代表代行の平野博文選対委委員長が小沢に協力を求めたことに枝野が不快感を示しているらしく、総力戦なのにいまだ隙間風が吹いている。

勝たなければ何も始まらないのに。

 

“ご祝儀支持”が言われているが共同通信では55パーセントと思いのほか低い。

 

投票行動の研究によれば、小泉郵政改革のように具体的な政策があって選挙に突入する場合は別として、世論調査の支持率と実際の選挙の投票率の関係は曖昧らしい。

世論調査の高い支持がそのまま政党への投票率を伸ばすかというとそれほど大きなものではないという。

自民党・公明党へ投票する有権者は25パーセント程度らしく、世論調査で自民党内閣支持率は40パーセント程度なので年齢層にもよるが自民党支持者の半分程度は他党に投票していることになる。

 

岸田政権はまだ何もやっていない。一説には当落が危うい選挙区の大臣が多く、政治とカネに纏わる話しも甘利幹事長を筆頭に尽きない。

 

振り返れば2017年衆院選で、自民党は小選挙区では得票率は半数以下だったが75%を占める議席を獲得した。比例代表では、自民、公明両党が獲得したのは87議席で、定数176の半数に届かなかった。

 

逆も真なり。

小沢一郎の思いが杞憂に終って欲しいものだ。

ご祝儀世論調査に頼った駆け込みボロ隠し選挙の投票行動がどうなるのか。岸田に奇襲は似合わない気がしている。