情報BOX:米中戦略・経済対話の成果
[ワシントン 28日 ロイター] 米国と中国は、2日間の日程で開催した米中戦略・経済対話で、両国が世界経済の景気後退(リセッション)からの脱却や環境および外交問題などについて、協力して取り組むことで合意した。
以下は米中戦略・経済対話に関するQ+A。
<具体的な成果はあったか>
気候変動問題での協力に関する覚書が、今回の協議では唯一の主要な合意。
経済分野では世界経済危機の克服で政策協調することで広範な合意に達した。具体的には開かれた、市場原理に基づいた金融システムの促進。両国間の貿易・投資の強化。国際金融構造の強化など。
米中は貿易不均衡是正の対策を講じることで合意。米国は民間部門の貯蓄増加、中国は内需拡大をそれぞれ目指す。
<為替相場について両国は何を言ったか>
米中の当局者は通貨について、ほとんど直接的な議論はしなかった。世界の準備通貨としてのドルの安定性や地位についても議論はなかった。米国側は、米議会で安過ぎるとして不満が募っている人民元という厄介な問題には踏み込まなかった。その代わり、米当局者は中国に対し、内需拡大を求め、輸出主導型の経済成長に過度に依存しない必要性を強調した。
<外交・戦略協議はどうなったか>
両国は、北東アジア、南アジア、中東、アフリカなどでの従来および非従来型の危機対応で密接に連携することを約束した。テロと闘い、国際的な核不拡散と軍縮を強化することでも合意
北朝鮮については、停滞している6カ国協議を進展させるほか、北朝鮮に対する国連の制裁決議1874号の履行を確認した。クリントン米国務長官は、イランの核兵器開発疑惑について、中国は米国が抱いている懸念を共有していると述べた。
両国はアフガニスタン、パキスタンの安定促進などで協力することで合意。スーダンのダルフール問題でも協議を重ねる方針。
<地球温暖化問題での成果は何か>
両国は地球温暖化・環境・エネルギー問題での協力強化で覚書に調印した。
クリントン長官は、地球温暖化ガス排出削減策をめぐり詳細に議論したと述べたが、新たな排出削減目標などでは合意していない。
<米国は人権問題を取り上げたか>
人権問題は、米中協議冒頭の開会演説でオバマ米大統領が取り上げ、クリントン長官もわずかだが言及した。しかしオバマ政権は、他の分野での進展に影響が及ぶ可能性を懸念し、人権問題での衝突は避けたかったようだ。
日本は米国がF22を配備することで抑止力の恩恵を受けることができる」と述べ、F22の沖縄配備の意義を強調した。
嘉手納基地へのF22一時配備で騒音が激化しているとして、地元から撤退を求める声が上がっている中、ライス氏の発言は、嘉手納基地へのF22常駐化を示唆したとも受け止められ、地元は反発している。
F22については、防衛省が航空自衛隊の次期主力戦闘機として購入の意欲を示しているが、米国は軍事技術の流出の懸念から輸出を禁止、日本への輸出にも否定的な姿勢を示している。
ライス氏は「世界の中でも(米国以外の)他国はF22は持てない。日本は日米同盟関係を通じて配備が可能になっている。これは世界の多くの国が持てないメリット(強み)だ」と述べた。
衆院選挙で民主党が米軍普天間飛行場の県外移設を目指す姿勢を示していることについては「(在日米軍再編合意が)パッケージ全体として強いものであるため、個々の要素を変えると全体が弱まってしまいかねない。個別の要素については変更しないというのが日米両政府の一貫した立場だ」と、従来通り名護市辺野古沖への移設が最善との見方を示し、民主党が掲げる県外移設をけん制した。
日米地位協定の見直しについては運用の改善で対応すべきだとの考えを示した。
<在日米軍司令官会見一問一答>
ライス在日米軍司令官の記者会見での主な一問一答は次の通り。
―日本国内には在日米軍再編合意の見直しや普天間飛行場の県外、国外移設を求める声がある。
「(パッケージ論など)複雑な合意のため、一部の人々には同意できない点もあるが、利点をもたらす多くの要素が入っている。個別の要素は変えないというのが一貫した立場だ」
―日米地位協定の改定や思いやり予算の見直しを求める声がある。
「地位協定は見直す必要はない。どのように実施するかは、妥当な時に考えていく。日本は憲法の制約上米国を守れない。日本が同盟関係に貢献する一つの方法が思いやり予算だ」
―米国の「核の傘」について。国内では自国での核武装を検討するような議論もある。
「核の傘を含む米国の抑止力は強力に機能している。日本が独自に核を保有する理由はない」
―F22の沖縄配備は地域の安定に効果があるか。
「安定的効果を持つ。自衛隊にとっても重要な訓練の機会を提供することにつながっている。F22の沖縄配備は、日米同盟がいかに多くの利益をもたらすかということのシグナルだ」
やはり、
米国は中国市場が
米国の回復にかかせないので、
人権問題など腰を引いた外交のようだ。
それに比べて、日本に対しては強く出てきた。
米国以外の日本だけがF22の配備が可能なメリットだから
米軍基地に対する「思いやり予算」は削るな!
米軍が日本を守ってやるが、
日本は米国を守れない
日米同盟だと。
憲法9条を押し付け
日本を丸腰、平和ボケにさせ
朝鮮動乱から慌てて自衛隊を作らせて
日米同盟だ、守ってやるから、口だすな、金を出せ!
いつまで、日本はアメリカの奴隷なんだろう?
世界中は事件ばかりで「平和」は無い。
「平和」を望む気持ちは皆ある。
核武装中立の平和構想が
出ても不思議は無い。
考えてみよう。
米中接近
日本の
選択。