米パラマウント、大阪にテーマパーク構想
米国の映画会社「パラマウント・ピクチャーズ」の日本法人は16日、大阪府吹田市の万博記念公園で大型テーマパークの進出を検討していると発表した。高級ホテルや商業施設、会議場なども含めたリゾート開発を計画しているという。
発表したのは日本の映画配給会社「パラマウントジャパン」。発表資料によると、候補地は万博公園内の遊園地「エキスポランド」(昨年10月に経営破綻(はたん))の跡地で、資金は日本の投資会社が集めるという。投資額は「1500億円程度」(投資会社)と見られるが、計画の詳細は明らかにしていない。
パラマウント社は映画「ローマの休日」や「インディ・ジョーンズ」の配給元。04年に福岡県久山町で約150ヘクタールのテーマパーク構想を発表したが、事業費約1400億円が集まらず頓挫している。
今回の進出計画について、土地を所有する独立行政法人・日本万国博覧会記念機構の担当者は「具体的な事業や資金計画の説明を受けておらず、公共的な公園の趣旨に沿った内容かどうかも判断できない」と話している。
万博公園への進出計画については昨年12月に明らかになったが、パラマウント社は否定していた。
( 2009年7月16日Asahicom)