ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

もともと特別な Only One だよね…

2008-11-25 22:51:19 | 





  それなのに 僕ら人間は
  どうしてこうも比べたがる
  一人一人違うのに その中で
  一番になりたがる?

  そうさ 僕らは 世界に一つだけの花
  一人一人違う種を持つ
  その花を咲かせることだけに
  一生懸命になればいい



「いい歌だなぁ…」と、いつも聞き流していた歌ですが、
歌詞の意味をよくよく確かめると本当に優しくて強い歌だ。

この歌が意味するような生き方を選択するのは勇気のいることだろう。
格差社会、競争での〝勝ち〟〝負け〟が基準にされる世の中で、
あえて「自分」というものを対置することは、並大抵ではない。


だから僕らはそんな生き方にただただ憧れ、夢想するのみ…


いつも思うのだが、こうした生き方や考え方を見聞きした誰もが、
それに共鳴し憧憬するのに、いざ集団社会の一員としての自分を自覚した途端、
現体制のストラクチャーの前に、みな無力と化す。
なぜなんだろう。大多数の願いや思いがかなわない社会。


とくにビジネスの世界でそんな〝甘っちょろい〟ことを言っていたんでは
出世はおろかレース場裏から一瞬のうちに弾き飛ばされてしまう。
社会の〝アウトサイダー〟に追いやられるかもしれない。
逆にそうなって初めて心から安らぎを得られるかもしれないという現代社会構造の転倒…逆説…矛盾。



     小さい花や 大きな花 一つとして
     同じものはないから
     No.1にならなくても いい
     もともと特別な Only one



そうですよね。みな特別な Only One なはずなんですよね。
誰もがそんな Only One で生きられる世の中ってユートピアなんでしょうかね。


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2 コメント

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Unknown (一葉)
2008-11-26 08:35:55
『世界に1つだけの花』いい歌ですよね。
槙原さん、いい曲創るなぁ・・・感心。
今の世の中の人たちは、みんな闘ってますからね・・・。
生き抜くのに必死。
勝ち組・負け組み・・・この言葉、嫌いです。
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僕も嫌い (dragon21)
2008-11-26 22:15:09
こんばんは、一葉さん。

勝った負けたの発想は嫌いです。
たわいもない子供の徒競走の世界ならありますが、
いい大人が未だに〝勝った・負けた〟を真剣に言っているのって、
やっぱりおかしいです。

大人ならいい加減子どもを脱して「協調・共生」を模索したら…
そう思います。

たぶん僕は〝負け〟組ではないと思いますが、
それが逆に悲しいと真摯に思っているのです。
勝ち負けが基準の社会は本当におかしい。
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