ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

第24日 沖縄(首里城)

2018-02-11 21:55:17 | Myanmar (Inle Bagan) ミャンマーバックパック
2018年2月10日、バンコクのスワンナプーム空港のラウンジで10日を迎えました。
ミャンマー旅行の最終日、LCCのPEACH航空MM990便は夜中の1時45分に沖縄へ向けて飛び立つ予定でしたが、発着する飛行機によって滑走路が混雑しており、離陸したのは約1時間遅れの2時50分でした。

朝8時45分に那覇空港に着き、イミグレは殆ど混んでいなくて、しかも受託荷物が無いので9時にはLCCターミナルに出ることが出来ました。
福岡まで帰る国内線も同じターミナルであるのか?係員に確認したところ国際線も国内線も同じここだと解りました。機内持込み荷物の重量を計測する計りがあったのでリュックと手提げかばんの重さを測ってみました。9Kgを僅かに超えていました。PEACHの機内に持ち込める荷物制限は10Kgまでです。沖縄土産を1Kg以上買うと制限オーバーになるので要注意です。

コインロッカーにリュックとお土産の袋を入れて身軽になりました。天気予報では午後には雨の確率が70%だったので、折り畳み傘とペットボトルの水と貴重品を入れたシュルダーバッグだけで行動します。コインロッカーは使用料が300円で、相当大きいスーツケースでも入れられる大きさですが、数は多くありません。

無料の連絡バスでLCCターミナルから国内線ターミナルへ移動し、モノレールの1日券(800円)を買いました。首里駅までの運賃が330円。帰りに国際通りに近い駅で降りて、もう一度乗るから1日券を買う方が便利と判断しました。
最近東京へ行くことが無くなったので浜松町のモノレールのチケットがどうなっているのか解りませんが、ゆいレールのチケットは1回限りの物も含めてQRコードが印刷されていて、改札のガラス窓にこれをワンタッチすれば乗り降りすることが出来ます。(まるで飛行機の搭乗みたい!)
磁気カードを通していた時代から随分進化したものだと年寄りになってしまった自分には感じられます。


10時半から無料ガイドの解説で城内を見学したいと思っていたので、終点の首里駅から急いで首里城へ行きました。首里城公園の入館料820円を支払って、奉神門をくぐり、南殿・番所へ行くとガイドの女性が待っていて10時半からのガイドツアーに参加したいと申し出ました。
15名までと人数制限があることを知りませんでした。日本語による説明なので数多い外人は参加しようとしません。スタートの数分前に着きましたが上手くイヤホンを手に入れ中曽根さんというガイドさんの説明で城内を観て回ることができました。


ツアーが始まるまでにまだ時間があったので御庭に出て観光客に写真を撮って頂きました。胸の前にぶら下げている白っぽい袋の中にワイヤレスの受信機が入っており、ガイドさんの声がイヤホンから聞こえます。


2017年12月1日から2018年2月28日まで南殿2階特別展示室に琉球王国の祭祀道具、黄金御殿特別展示室に御後絵が展示されています。どちらも撮影禁止なのでパンフレットの写真を載せておきます。
祭祀道具は古い絵図には描かれていましたが、平成13年から復元に取り組んで47点中36点が完成し一部を展示していました。漆器のベースとなる木は削り出しではなくて、薄くて小さい木をぐるぐる巻いて作ったそうです。ミャンマーのバガンで見た漆器の作り方と一緒ではないか!琉球が東南アジアとの交易から学んだのではないか?と思いました。


国王の肖像画は沖縄戦にて消失してしまったが、白黒写真が残っていたのでそれを元にカラー再現したそうです。


書院・庭園では島津藩の影響を受けたこと、日本庭園にしたくても気候が違うので琉球松とソテツであることなどの説明を受けました。案内なしの観光と違ってプロのガイドで説明を聞きながらの観光は得るものが多くて勉強になると思います。




正殿には中国から贈られた書が額に入れて飾られ中国の影響が色濃いです。


琉球王国が位置的に日本と大陸(中国・ベトナム・タイなど)の中間にあるため特殊な文化が育ったことやその歴史についてのお話しがありました。

約50分のツアーが終わった時点で系図座・用物庫で行われている琉球舞踊がまだ終わっていなかったので急ぎ観に行き最後の2つの踊りに間に合いました。公演は11時、14時、16時の1日3回。効率よく観ることが出来ました。






西のアザナ(展望台)から東シナ海に浮かぶ沖縄の小島が見えます。


木曳門、守礼門を抜けて玉陵へ行きました。
守礼門は韓国の釜山にあるお寺「梵魚寺」にある門と4本の柱である事など何処か似ている様に思えました。韓国から多くの観光客が来ていましたが、彼等は沖縄を身近に感じるのではないか?と思いました。




玉陵は観覧券300円が必要です。世界遺産に登録され、国指定重要文化財・史跡です。1501年に築かれた陵墓は沖縄戦で大きな被害を受けましたが1974年から3年余りの歳月をかけて修復工事をして往時の姿を取り戻したそうです。事務所の下の階に内部の写真などが展示されていました。






金城町の石畳道へも行きました。韓国人のグループが降りて行きました。最近の海外からの観光客はよく調べて団体旅行の日本人が行かない様な小路も実によく知っていると感心します。




ハブに注意の看板を見て「ああここは沖縄なんだ」と思いました。


弁財天堂を見た後、モノレールの儀保駅からモニレールに乗りました。時間が無い観光者は首里城内だけを観るんだと思いますが、首里城公園は高台にあって涼しい風が吹いていて散歩するにはいい場所です。北陸など日本海側では雪が降る2月のこの日、気温は27℃でした。


牧志駅を降りると「さいおんスクエア」に大きいシーサーがあります。通行人に写真を撮ってもらった直後から雨が降り出しました。でも土砂降りではなくて時々止むこともあり、サンダルを裸足で履いていても足が濡れることはありませんでした(傘は持っていてよかった)。


往きにも食べた上原ミートのかけつけステーキとオリオンビール、これぞ沖縄!人気のステーキを食べる客が6人居て満席でしたが、肉が焼ける頃には席が空きました。


平和通りの裏にあり、地球の歩き方に紹介されている花笠食堂で午後2時半、ゴーヤチャンプル(800円)を食べました。ミャンマーなら100円くらいなのになあ・・と思いながら。




モノレールで国内線ターミナルに戻りお土産を1個買いました。荷物が10KgをオーバーしないようにカメラマンジャケットのポケットにGPS・デジカメ・スマホ・充電器・自転車用のワイヤー錠などの重量物を入れてチェックインしたらリュックと手提げかばんの合憲が9.7Kgだった。もしオーバーしていたらリュックの中の服を限度いっぱいまで着るつもりでしたが、ヤレヤレです。

ピーチ航空MM288便は機材到着遅れの為に定刻より約30分遅れて午後7時20分に那覇空港を出発して、21時05分に7℃の福岡空港に着きました。
チェックインバゲッジが無く、イミグレも空いていたので1番に税関を通り、21時15分発の田川往きリムジンバスに乗れました。
飯塚には22時20分に着き、雨に濡れてはいましたが、幸運にも傘を差さずにバス停から家まで歩いて帰れました。
本日の歩数計記録は27,353歩でした。

バンコクから自宅までの最終日。トランジットの時間を利用して首里城をゆっくり観光する事ができました。

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4 コメント

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楽しみが増えました (Jim)
2018-02-13 11:12:36
ドジ男さんのブログが始まり、また一日の楽しみが増えました。今回は逆時系列でレポートされるわけですね。既にフェイスブックでレポされた場所も新鮮に感じます。
沖縄途中下車(?)の出来るLCCは本当に便利ですね。私は沖縄に行ったことが無いので記事や写真が外国のように感じます。というか、海外文化の影響が強い場所であること、記事の紹介で改めて感じさせてもらいました。
LCCはどちらから予約されたんでしょうか?(前にも聞いたかな?)ネットor旅行会社?そしてお値段は?
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LCC (ドジ男)
2018-02-14 20:22:55
今回のバンコクはピーチ航空を利用しましたが、それが一番安いと教えてくれたのは旅友の山脇氏で言われてみてピーチのHPで確認したら日によって料金が異なるのでその週の安い便を予約しました。3ヶ月程前が一番安い様です。10月8日に手配し、福岡から沖縄が3300円、沖縄からバンコクまでの料金が10,610円でした。
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沖縄トランスファーはオプション? (Jim)
2018-02-16 18:54:58
こだわってスミマセン。
航空券は、タイまで一気通貫でオーダーした結果「沖縄がトランスファー地」となった、ということではなく、好んで沖縄下車(?)を企画した、ということでしょうか?
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ピーチ航空 (ドジ男)
2018-02-16 20:47:45
福岡からタイまでの一番安い飛行機がピーチの沖縄経由(沖縄行と沖縄ーバンコク間の2回乗る)だったのです。途中台湾へ寄るのか仁川に寄るのか夫々の航空会社の路線の都合です。好んで沖縄下車を企画したのでなくて、せっかくトランジットで長い長い時間があるから、それを有効に活用しようと図書館で沖縄の本を借りてきて検討した結果が首里城観光になったという訳です。
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