3月12日
Hotel( Hoan Kiem Lake )-リムジンバスーハノイ空港―ホーチミン
機内泊
・天気 :霧雨のち曇り 22℃
・走行距離:9Km/日、積算距離:967.2Km、平均時速: 4.1km/hr
・登高 :max 49m、積算 21m/d
シェムリアップから自転車旅行以外では一緒に旅をしてきたS氏が今日の朝の国際バスで中国へ出発するので、4時半頃からシャワーを浴びたり準備を始めた。僕も5時過ぎに起きて昼までのバチャンサイクリングを検討する。暗くてはっきりしないけど外は雨が降っている様子。7時過ぎ、チャンクアンカイ通りのバス乗り場で彼を見送った。
ホテルに戻って一人でいつもの朝食。朝だけレストランで給仕をする女性はベトナム人と言うより日本の何処にでも居そうな化粧していない普段着の女性。手の甲を相手に向けるピースサインがベトナム風。
焼き物の町バチャンまで往復しても20Kmくらいだから2時間あれば十分行けるはず。でも最後のランでスリップ事故は嫌だから雨で路面が濡れているなら走りたくない。7階の窓からビルを見るとガスに遮られてボケて見えるし、路面がずっと濡れている。ハロン湾ツアーで一緒だった中本姉妹が夜のバスで出発するのでお昼はフレンチクォーターの美味しいブンを紹介すると約束してしまった。約束の11時半までにバチャンへ・・と何度も空と路面をチェックしたけど天候が良くならないのでとうとう9時半にはバチャン行きを諦めた。
時間が余ったのでオールド・クオーターへ土産物を捜しに行き、ベトナムらしいアオザイをデザインしたブックマーカーやシルクのクッションカバーと、3歳の孫が好きなマトリョーシカ?を買った。昔チェコで買った物よりずんぐり大きくて加工技術が低そうだ。
約束通り11時半には中本姉妹がホテルまで来てくれたのでオペラ座の前を通りS氏も絶賛の旨いブン?の屋台で昼食。凄く気に入ってもらえて良かった。
http://ameblo.jp/nakamoto-sisters/entry-11798221996.html
教会を見たことが無いと聞いたのでホアンキエム湖の対岸を歩いてオールド・クォーターまで送って別れた。
帰国準備に2日目からは7階の室内に保管していた自転車を持ち出すと受付のアンさんが「乗っていいか?」と聞くのでサドルの高さを合わせて貸してあげた。アオザイを着た若い女性が僕の自転車に乗ってくれたのが何だか嬉しかった。
ベトナム航空ハノイ店の前にあるバス乗り場までホテルから走り、ここでリュックを下ろして自転車を折り畳み輪行袋に入れて運転手の渡すと積載効率最大とすべくシートと後ドアの隙間に立てて押込め上に重そうなトランクをガツンと置いた。3時45分出発したバスはドアを閉めるのに何度も押してやり直さなければならない程ギュウギュウ詰め。
16時45分空港に着き、タイヤの空気を少し抜き、ナイフなど工具を自転車の荷台に縛り付けて国内線のカウンターでチェックイン。
空港の売店は社会主義国家だからなのかシューケースの電灯が暗く商売に熱心でない様子が覗えた。チェコの絵本やソ連のマトリョーシカが売店に有るのも同じ社会主義国家だからなんだろうなあと思いました。マトリョーシカの価格100KVNDは僕がオールド・クォーターで買った160KVNDより安かったので「もっと値切れば良かった!」と悔しく思った。
18時34分ホーチミンへ向けて飛立ったベトナム航空261便は国内線なのに夕食が出ました。
到着したホーチミンの気温は28℃。国内線から国内線へのターミナル移動は戸外の通路を台車に荷物を乗せて歩くので長袖シャツでは暑く、慌てて脱いで下に着重ねしていた半袖ジャージ姿になりました。
国際線のチェックインカウンターの近くにラッピングサービスがあったので迷わずラッピングを依頼しました(100KVND≒500円)。
この時、係員から折り畳み部分のヒンジ保護用木片が輪行袋から落ちたことを指摘されました。リムジンバスか国内線の輸送衝撃で接着が剥がれて分解してしまった。残りの木片をそっと当ててラッピングして頂き日本まで無事に自転車を持ち帰れました。
22:10プライオリティーカードで使えるラウンジにはフォーの材料や食べ物が豊富にありました。フルーツを頂き静かに帰国便出発までの時間を過ごしました。
23:37成田行きの全日空機に搭乗。0時11分ベトナム(ホーチミン)を後にしました。