ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

川棚センチュリー

2019-10-17 21:39:28 | 旅行記
2019年10月16日(水) 晴れ

自宅ー直方(菜の花大橋)-黒崎ー小倉ー門司ー下関ー川棚ー下関ー黒崎ー直方ー自宅

走行距離:166Km 最高速度:49.3Km/h 走行時間:9時間29分 平均時速:17.3Km/h
登坂累計高さ:812m 最高標高:88m 停車時間:1時間42分(データはカーミンetrex vista)

自宅から川棚温泉まで往復すると160Kmを超えます。「センチュリーライド」とは100マイル即ち160Kmを走ること。年に2回は海外自転車旅行をしようと決めていたのに、今年は海外どころか国内でも全く自転車旅行をしていなかったから、1回はセンチュリーライドをしてみようと思っていました。8月、9月は暑くて危険な気候だったので、涼しくなり晴れた10月16日に決行することにしました。

朝5時半に目覚ましで起きた時にはまだ真っ暗でした。夕方は6時には暗くなります。平均時速16Kmで160Kmを走ると10時間。昼食や休憩を2時間取ると合計時間は12時間になります。暗くなる前に自宅に戻るには朝6時に出なけれならない。こっそり食事をして家を出たのは6時を10分ほど過ぎていました。

朝錬で昨日も走ったいつもの遠賀川河川敷の自転車道を直方の菜の花大橋まで走りました。朝錬では30Km/hを目指してペダルを精一杯漕ぎますが、今日は長丁場なので無理しないで25Km/h程度で走り、菜の花大橋に着いた6時48分にはまだ太陽が山から出ていませんでした。朝の気温は低いので、上は半袖のサイクルジャージ・アームカバー・ウインドブレーカ、下はタイツとサイクル用半ズボンとSPDサンダルで走りました。河川敷から一般道路、しかも通勤時間帯の交通量が多い北九州の市街地を走るので、ウインドブレーカを脱いで蛍光ベストに着替え、テールライトを点灯して安全に気を付けました。


直方から黒崎までは走り易い道ではありませんが、黒崎から小倉まではバスレーンがあり、小倉では自転車専用レーンが設けられているので少し安全です。小倉から海沿いの199号線を走る予定でしたが、少し迷って3号線を少し走りました。門司港まで一気に走ってトイレ休憩。通りがかった人に写真を撮って頂きました。この蛍光ベストはベトナムで買った物。山口に入ると交通量が少なくなり、暑くなってきたのでベストはここで脱いでサドルバッグに収納しました。


門司港駅を通過して関門トンネル人道のエレベータを降りました。




昔、友人に「関門トンネルを歩いて渡る」と話したところ、友人から「トンネルの中にはガラス窓があって水族館に要にフグが泳いでいるのが見えるから見ておいで」と言われた事がありましたが、勿論これは冗談で海底の岩盤を掘ったトンネルだからフグや海藻の絵は描いてありますが、海が見える訳ではありません。




下関側で通行料の20円を支払い、川棚を目指して黙々と走りました。このコースは11年前に1度走ったことがあり海が綺麗だった事は覚えていましたが、上り坂があり体力が無くなったのか時速15Km/hも走れなくなってしまいました。家を出て以来トイレ休憩を1回しただけ。ボトルのお茶を飲み干し、飴玉を舐めただけでコンビニにも止まらずに走り続けたので腹が減っていたのかも知れません。若干の向かい風が吹いていました。クタクタになって「今日のセンチュリーライドは実現できずに輪行で帰るのかなあ?」と思い始めた時、フッと道路の左を見るとJRの梅が峠駅があり、トイレもあったので2回目のトイレ休憩をしました。


駅構内の路線図を見ると川棚まであと2駅。それを見て元気になり、川棚駅まで走ることが出来ました。


199号線を右折して1Km走ると川棚温泉です。


「たかせ」本館に着いたのは11時20分。これなら日暮れまでに走って帰れそうです。


名物の瓦そば(2人前)を食べました。


並んで待つことなく短時間に食べ終えましたが、店を出る時にはベンチに座って順番待ちしている人達がいました。12時に帰路につきました。
予想通り帰路は追い風で快調に走れます。11年前に比べて体力が落ちたと思っていたのは向かい風のせいでした。往きには余裕が無くて美しい山口の海を楽しめませんでしたが、帰りには海を見る気持ちになれました。




水分補給が少ない気がしたので、下関の10Km手前のコンビニでポカリスエットを買って休みました。


壇ノ浦に向かう「風波のクロスロード」を登る時、9年前に九州一周を達成した横浜の自転車仲間Jimさんと一緒に火の山公園まで自転車で登ったことを思い出しました。


門司から小倉・黒崎・直方間を走る時間帯が退勤ラッシュでなくて良かった。朝錬コースの手前のコンビニに着いたのは午後4時20分でした。ここまで来れば残りは車が通らない安全な河川敷の自転車専用道路を走れます。


まだ十分明るい夕方5時過ぎに自宅に帰り着きましたが、翌日には随分久しぶりに筋肉痛になりました。
本件をFACEBOOKにアップすると、大阪の自転車仲間から、「若い頃に4時間40分で走ったよ」とコメントがありました。「地元レーシングチームのトレイン最後尾で風を避けたから」と謙遜されていたけど、平均時速は34Km/hにもなります。河川敷の朝錬コース12.5Kmの区間を強い追い風の日に時速30Km/hで走るのが限界の自分とはけた違いの凄いスピードで走れる人が居るんだと、唯々驚くばかりです。
速く走ることは出来ませんが、80歳になったら、日照時間が長い6月に同じコースを13時間かかってもいいから完走できたらいいなあと思っています。
コメント
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