ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

2016春 しまなみ海道

2016-04-18 22:13:02 | 旅行記
1.尾道までの輪行

2016年3月28日、福北ゆたか線の浦田駅を朝8時51分出発、青春18切符による尾道まで輪行しました。
今回の旅は列車の調査、宿の手配など全て自転車仲間のJimさんが企画され、僕は指定された時刻に小倉駅まで行くだけの「貴方任せ」の旅です。下関、岩国などの駅を鈍行を乗り継ぎながら車内では焼酎をチビチビ飲んで春の電車旅を楽しみました。


夕方5時に尾道駅に着くと駅のホームには自転車2台が頭上に吊り下げてあり、改札を出ると「自転車組立場」の案内がありました。
こんな案内板なんて今まで見たことが無い。しまなみ海道が外国人にも知られる有名な自転車道なんだと駅に着いて感じました。


駅舎を出ると確かに「自転車組立場」で作業している人達が居ました。


我々は工具無しで簡単に漕ぎ出せる小径車。駅前でさっと組立てて記念撮影後、今日のゲストハウスまで走りました。


宿の名前はフジホステル。古民家の部屋に2段ベッドを持込んだドミトリーで1泊2,500円。日本にもこれくらいの価格のゲストハウスがもっと多く出来れば自転車旅行に出かける気になれます。


尾道では評判のラーメン屋さんが宿の斜向かいにあり、早く食べないと売り切れるとアドバイスをゲストハウスで受けた。食べ終わってスーパーで買い物をして戻ってくると、その日の麺を完売したらしく店はもう閉店していました。




2月5日
尾道 → 今治  シクロの家 2,500円

・天気  :晴れ
・走行距離:79Km/日、平均時速:13.4km/h
・登高  :max 77m、積算 560m/d

朝8時に出発。尾道から向島への橋は自転車走行が危険なのでフェリーで渡ります。3本のフェリーがあり、料金が一番安い福本渡船を利用しました。(人は60円+自転車10円)


島と言ってもフェリーを降りて走ってみると中国地方の本州と同じ町並みです。自動車道の案内標識はあるけどサイクリストへの道案内はどうなっているんだろう?と思っていましたが、青い線と「今治」という文字がペイントされていました。




最初の橋は因島大橋。


橋の通行料金は昔は有料だったそうですが、現在自転車は無料です。


橋の高さは約50メートルあり、上り坂となっていますが、傾斜は全ての橋で3%としてあるので変速機が7段の小径車でも軽く登れます。


2番目の橋「生口橋」を10時に渡りました。一人旅では自分の写真を撮ることは殆どありませんが、今回の旅はジムさんと一緒であり、写真を撮って頂いたので思い出のショットが残りました。




生口島はレモンの島。柑橘類の売店やジェラードのお店がありましたが、多くの荷物になるしジェラードは寒いので通過です。


11時半、3番目の橋「多々羅大橋」に登る前に自販機でスポーツ飲料を買って飲んでいるとイタリア、ミラノの女性がレンタサイクルでやって来ました。彼女は尾道の同じゲストハウスに泊まっていてジムさんがイタリアを自転車旅行した話などをした人でした。やっぱり噂通りここは外人にも人気の自転車道です。


大三島に「しまなみ海道サイクリングロード」のモニュメントがありました。昼時でしたが観光化され過ぎていて安くて旨い飯が無さそうだったので昼食無しで先へ進むことにしました。




午後1時前に4つめの橋「大三島橋」を渡りました。


1時過ぎ、伯方島のサービスエリアでイタリア女性と再会しました。彼女は「塩ソフトクリームが美味しいよ」と言いましたが寒いのでパスしようかと一瞬思いました。でも朝食が少なかったのか、腹が減って力強く走れていないのでソフトと尾道から持参したオニギリ1個を食べました。


午後1時40分、5つ目の橋「伯方・大島大橋」を渡った後、走っていて眠くて意識が朦朧としてスピードは出ないしフラフラして危険だと感じたので同行のジムさんに断ってバス停で休ませて頂きました。寝不足なのか糖分不足?自転車旅行する時は十分寝て、水分補給とチョコレートや飴玉でエネルギー切れにならない様に気をつけるべきと反省しました。


午後3時、スーパーがあったので弁当を買い、店の前に置いてあるテーブルと椅子を利用して遅い昼食を食べました。
弁当の蓋をよく見ると、「この商品には当店手づくりのおみそ汁をサービス中」と書かれたシールが貼ってあります。レジへ行って聞いてみると、弁当売り場の横にみそ汁の鍋とお椀が置いてありました。四国の巡礼者がここまで来ることもあるらしく、お接待の文化が根付いているようです。すごく旨かった!


午後4時、最後の来島海峡大橋を渡り今治に入りました。




この日の宿もジムさんが手配した駅に近い「シクロの家」。笑顔の女性が迎えてくれて、裏にある自転車庫を案内してくれます。ドイツでは自転車庫のあるユースホステルがありますが、日本のゲストハウスで自転車庫って初めて見ました。今年の7月に2年目を迎えるこの新しいゲストハウスはとても快適な空間でした。


 

夜7時から半額となるスーパーを教えて頂き、刺身やお惣菜を買ってきて広い食卓で完走祝いをしました。部屋に来られたのはゲストハウスの管理をしている加藤さん。自転車が好きでイベント企画やサイクリスト向けの冊子を作成するなど熱く自転車関連の話を語ってくれました。
コメント (2)
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