ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

出発準備

2017-06-07 11:24:23 | Danube Bike Trail ドナウ川
2017年夏の海外自転車旅行は中欧5か国(ドイツ・オーストリア・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー)をカミさんと一緒に走ります。

自転車道地図
ドイツのレーゲンスブルクからハンガリーのブダペストまでを走る計画ですが、ドナウ川沿いの自転車道については3巻に分かれて発行されたbileline社の地図があります。これには右岸と左岸の自転車道や川を渡るフェリーの場所などが詳しく書かれており、途中の町の宿の数や価格帯も紹介されています。奈良の自転車仲間のザックバラン伯田さんからウィーンまでの1,2巻をお借りし、ウィーン・ブダペスト間の第3巻はamazonで調達しました。
このルートは2009年に行きましたが、洪水で自転車道が閉鎖されて殆ど走ることが出来ませんでした。今回は体力が無いカミさんを引率するので走行距離を短くして輪行する区間を設けます。私にとってウィーン・ブダペスト間は初めての場所であり、言葉も解りませんがスロヴァキアのsturovoからbudapestまで地図を信じて走る予定です。3冊の重さは772gだから重くて持参せず、必要部分のみコピーしたり、宿の住所から緯度経度を確認してGPSに入力してエッセンスだけを持って行きます。



折り畳みリュック
単独での殆ど全ての旅に26Lのリュックを装備として持って行きますが、今回それをカミさんに使わせるので自分のリュックがありません。前回の2人旅ではドイターのrace EXP airを持ちましたが、容量が10Lしか無いのに920gの重量があり、使わない時に嵩張るので最適なカバンとは言えませでした。列車移動ではパニアバッグをそのまま持ち込めます。リュックが必要な時は飛行機に乗る時と街歩き。容量が大きくて、使わない時はコンパクトになる、軽いバックパックがいい!そう考えてネット通販を調べると使えそうな物がありました。メーカーのカタログ値では収納時サイズ15cm×15cm×5cm、使用時は46cm×31cm×18cm、容量20L。重さは僅か220g。これは役立ちそうです。

 

チケットの手配
航空券は3月17日に、往き:福岡ーフランクフルト、帰り:ウィーンー福岡をスカイスキャナーで検索して「乗り継ぎ1回」の条件で安くて便利なKAL便を手配しました。乗り継ぎは仁川です。北朝鮮の動向が少し気になりましたが、福岡から1回の乗り継ぎが東京や北欧より仁川の方が時間的に都合いい便が多いのです。東京(羽田や成田)経由なら東京で1泊する必要があったり、北欧経由では夜中の出発で疲れます。福岡を朝出発して仁川でのトランジットは約1時間半。空港ラウンジで軽食を食べて休み、夕方にはフランクフルトに到着するのでKALの仁川乗り継ぎ便は福岡空港を利用する僕には便利で貴重です。
料金は2人で177,060円でした。帰国を1日前にしたかったのですが、僅か1日の差で料金が236,860円!帰国直後の自治会の会合には間に合わなくなってしまいますが、約6万円高い飛行機には乗れません。

両替
ドイツ・オーストリア・スロヴァキアの通貨はユーロですが、チェコの通貨はチェココルナ、ハンガリーはフォリントです。ユーロは先月8日(出発40日前)に天神の銀行で両替しました。チェココルナとフォリントは天神の銀行で両替することが出来ず、福岡で両替出来るのは空港だけだそうです。
事前に空港まで行くのは面倒だし、出国時に両替すると釣銭を海外に持ち出すのが嫌だ。・・で、昔利用した「外貨宅配」により両替することにしました。6日、三井住友銀行のホームページに必要な額を書いて2つの通貨を注文しました。8日、自宅に届けられ、注文日のレートの円で支払いました。
飛行機でブダペストに着く旅行者は空港でフォリントに両替できますが、私の場合はスロヴァキアのシュトロボ(Štúrovo)から国境の橋を渡って自転車でハンガリーのエステルゴムに着きます。現地での両替に時間を制約されたくないので出発前に現金を持っておきたかったのです。
クレジットカードを使いたいのですが、ペンションや民宿ではキャッシュオンリーが多いので現金を持ち歩く必要があります。


体力増強
日頃、自転車に乗っていないので、出発前にトレーニングすべきですが、週に3日テニスをしているからいいだろうと思っていました。5月11日の試合中に右足のふくらはぎが肉離れになり、1ヶ月間運動を控えました。痛みが無くなり出発10日前だから少し体を動かした方がいいだろうと6月8日ラリーの練習をしていたら、またふくらはぎを傷めてしまいました。自転車仲間のJimさんは出発前にポタリングしたり、スクワットなどトレーニングをされていますが、今回は全くトレーニング無しで出かけます。

サンダル履き
履物として普通は運動靴を使うのが一般的。でも僕の場合はニュージランドで出会った日本人チャリダーがサンダルで走っていたのを見て2012年7月にシマノのSPDサンダルを購入以来、海外自転車旅行は全てサンダルを履いて裸足で走ってきました。スペイン旅行時、気温12℃の時は足の指が冷たくなって少し困ったけれど、運動すれば足の血行も良くなるので、靴無しで問題はありませんでした。靴を履くと靴下が必要になり、洗濯物の中で靴下が一番乾くのが遅いのが嫌だから今回もサンダルで行きます。
但し、今回の旅ではプラハやブダペストで自転車を置いて地下鉄などで観光する予定です。もし雨が降って濡れた足のままレストランに入ってロマ音楽を聴く時間が長いと、足が冷えて快適とは言えない時間を過ごすことになるかも知れない。そこで考えたのが折り畳める携行用のスリッパ。土砂降り雨でも傘を持たず雨具で街歩きすれば足がずぶ濡れになる。でも建屋に入ったらタオルで足を拭いてスリッパで過ごせば2時間のコンサート観賞だって出来るだろう。ネットで買い求めたスリッパは重さが130g。折り畳みリュックにスリッパを入れて歩けば雨が降っても大丈夫だろう。
 

訪問地
今回のコースはブラチスラバまでは2009年の夏に一度行ったことがあります。前回はドナウ川が洪水となって自転車道が閉鎖され、予定の走行が出来ずに列車による輪行が多い旅でした。今回はリベンジとして全行程を走りたい気持ちが大きいのですが、海外自転車旅行が2回目のカミさんを引率するので自転車走行は3日間を3回として、観光を多くした計画を立てました。ハンガリーは初めての国なので何があっても走りたい。ドナウベントは自分の足で走りたい。エステルゴム対岸のスロヴァキアの町シュトロボ(Sturovo)まで輪行して、そこからブダペストを目指します。