ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

自宅ー新山口

2018-10-04 22:24:34 | 旅行記
2018年9月28日(金)晴れ 19~27℃ 

自宅(飯塚)ー小倉ー門司ー下関ー山陽小野田ー宇部ー嘉川

走行距離:108.6Km 平均時速:18.7Km/h 最高速度:47.1Km/h 登坂累計:578m 最高標高:95m

自転車やサイクリングの装備が年々進化している様です。最近読んだ本「自転車で100Kmをラクに走る」(技術評論社、田村 浩著)ではロードバイクで休む時間を短くすれば容易に100キロのサイクリングが可能と書かれていました。また「バイクパッキングBOOK」(山と渓谷社、北澤 肯 著)にはサドルバッグによる荷物の積み方が紹介されていました。サドルバッグを購入してテントを積み佐多岬を目指して輪行で出かけましたが、雨天の為にサドルバッグを指宿に置いたので実際にサドルバッグを装備しての走行は殆どありませんでした。娘が住んでいる山口へ行く用事があったので、本で紹介されていた「ロードによる移動」「サドルバッグによる積載」の試しをしてみました。

サドルバッグには3日分の衣類を入れました。ドイターの12Lリュックにはノートや貴重品を入れて担ぎ、7時50分に家を出ました。通勤時間帯で車が多く200号線は危険なので遠賀川の河川敷自転車道を走りました。刈って丸めた牧草が転がっていました。

この道は「朝錬」で直方までよく走っている道です。朝錬では直方までの12.5Kmを巡行速度30Km/hを目標にダッシュしますが、今日は長距離なのでそれ程無理せずに走ったので平均時速は23.6Km/hでした。

木屋瀬からは200号線を黒崎まで走り、3号線、296号線で小倉に出ます。3号線は途中から自動車専用道路になり自転車では走れなくなりますが、296号線に入るべきことは何度も走っているので自分としては解っていますが、初めて走るチャリダーはこのう回路をどうして見つけるのか?疑問です。最近1級国道が部分的に自動車専用道路となっている事が多く旧道が3桁の国道番号になって残っていますが、その案内が標識上では不十分でサイクリストには不親切だと常々思います。

小倉から門司までは3号線でなく海沿いの199号線を走りました。このルートはトラックも走りますが、海と本州の下関サイドを見て走れるので3号線を走るより景色が良いし、安全です。

10時50分、出発して3時間ノンストップで走ってきましたが、マクドナルドの店を見つけたのでトイレ休憩とハンバーガーを食べました。気温は出発時の19℃から上昇して21℃。蛍光色のベストを着ていましたが、暑くなったので脱いで半ズボンのレーパンと半袖のサイクルジャージだけになりました。夏用の服装。夏のヨーロッパを走っている様な爽やかな気候です。台風24号の影響で北東の風が吹くからかなり強い向かい風を覚悟していましたが、それほど強く無くありませんでした。

11時4分門司港駅を通過しました。駅舎は平成31年春には使用開始の予定で現在復元工事中です。


空が青いと海も綺麗に見えます。九州の門司から本州の下関に架かる関門橋も晴れた日は綺麗です。


関門橋は高速道路なので当然自転車では走れません。自転車と原付バイクと人は海底トンネルを通ります。エレベータでトンネル部分まで下ると観光客やエクササイズウォーキングをしている人が多く歩いています。国道2号線のマークがこんな所にもありました。


自転車もバイクも乗って走ることは禁止されており、押し歩きします。トンネルの中央部には福岡県と山口県の県境のラインが引いてあります。


自転車もバイクも通行料金は20円。料金箱が下関側にだけ置いてあります(無人)。小銭を持っていない人はどうするんだろう?


11時35分、下関側トンネルの入り口を出発しました。


長府の先くらいまでは昔のままの2号線の様ですが、どんどん道が綺麗になり、山の中に入って行きます。車を速く走らせる様に街を避けて山を通るバイパスが作られるので自転車でのんびり走る雰囲気が無くなって行きます。
午後1時、セブンイレブン(山陽小野田山野井店)を見付けて1リットルの紙パックのジュースを買って一気に飲み干し、持っていたアンパンを食べました。

埴生厚狭バイパスは路面状態はいいのですが、坂道であり狭い2車線を大型のトラックが走るのでかなり危険です。側道が設けてある区間もありますが、道路の右だったり、左だったりするので側道へ移動する為に道路を横断するのも面倒であり、危険が伴います。また、側道は雑草が生えており気持ちよく走れません。


午後2時前、セブンイレブン(宇部吉見店)で1リットルのポカリスエットを買って少し飲み、ボトルに補充しました。

台風の風は想定していた程の向かい風でなく時々追い風が吹くこともありましたが、人家が無く直線のバイパス道路を車に気を付けて走る為に、疲れがドッと溜まりました。出発前に旧道らしい道(225号線)がある事を事前に調べて知っていましたが、走行中にその分岐点が解らず何の案内も出ていませんでした。
嘉川から新山口までは2号線が自動車専用道路なので排気量が少ないバイクや自転車は335号線に進むように道路標識がありました。

午後2時50分、出発して丁度7時間かかって108.6Kmを走り娘の家に着きました。


ロードバイクを使えば100キロをラクに走れるなんて本に書いてあったけど、全然楽じゃない。と言うより楽しくない。
調べたみると2013年に20インチの折り畳み自転車DAHONで周南から自宅まで155Kmを走った事があった。記録がはっきり残っていないので何時間かかったのか解らないし、また疲れたのかどうかも不明だけど、その当時と比べて体力が無くなってしまったのだろうか?
ロードバイクとサドルバッグも悪くないが、折り畳み自転車にリュックを縛り付けて走る旅も棄て難いと思った。

富田林署から脱走した樋田容疑者が自転車日本一周を装ってキャンプ生活しながら自転車旅行をしていて周南の道の駅で万引きをして9月29日逮捕される事件があった。彼は道の駅で連泊したり、無人島でキャンプしながら、多分バイパスでなくて田舎道をのんびり走ったのだろう。

大阪ー東京間の1号線に代表される一桁の国道は目的地へ早く行く為には便利だけど、車優先で自転車で走るには危険で楽しくない道になってしまっている気がする。昔の街道や田舎の小路を走るとアップダウンがあったりくねくね曲がっているだろうけど、歴史があり、文化があり、人の生活や自然が残っているはずだ。そんな道を捜して走る旅をしたいと思う。
コメント
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