ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

スペイン旅行でのトラブル(Bike trouble in this trip)

2014-10-24 16:15:02 | spain
旅行中はパンクと転倒が夫々1回あっただけでしたが、帰国した後輪行袋から自転車を取り出して組み立てようとしましたが折り畳んだ状態からフレームを伸ばすことが出来ませんでした。

前輪と後輪を一時的に固定する磁石セットが食い込んでいたので、タイヤを外して部品を取り除きやっと組み立てが出来ました。

空気を入れようと前輪を手で回したところリムのフレが大きくてブレーキに当りスポークの調整で直るとは思えなかったので自転車店に持ち込んでチェックして頂きました。

ポルトの空港からアムステルダム経由福岡の輸送中に誤って落下させるなど信じられない外力がかかって変形した様です。

自転車仲間のJimさんに相談するとポルトのグルグル屋さんの補償があるのでは?とアドバイスを頂きましたがポルトガル語の保証書では請求の仕方が解らない。

楽天プレミアムの海外保険で所持品の損害をカバーしているので自転車を修理後、保険金請求をしてみました。

本日振り込み通知が届き免責の3,000円を除く修理代9,960円が支払われることになりました。

修理後の写真を撮って気付いたのですが、前輪が従来の28本スポークでなく20本とスッキリ軽くなり、クイックが付いています。

後輪は従来のナット締めのままなのでパンクした時の為にスパナを持って旅に出なければなりませんが、3000円でリニューアルされて気持ちよくまた旅が出来そうです。

写真は変更前と変更後の前輪です。


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スペイン旅行まとめ

2014-10-10 10:56:57 | spain
スペインのサンティアゴ巡礼街道を自転車で走ってきましたがその感想などをまとめて記録しておきます。

1.費用
  宿に泊まったのが23日、飛行場や機内での宿泊が3日の合計26日間の旅行の費用は約30万円。ほぼ同じ期間のカンボジア・ベトナム旅行と比べると飛行機、宿、食事は全て高くなってしましますが、昨年のベネルクスと比較すると宿代が1/3くらい安くなりました。ベネルクスでもベルギービールを飲んだりその地方の名物料理を何度か食べましたが、今回のスペインではそれ以上に外食が多かったけれど、それ程高くありませんでした。結論としてドイツ周辺国と比べてスペインは安く行けると言えるのではないでしょうか?


2.宿
  巡礼路にはアルベルゲと呼ばれる巡礼者用の安宿があります。クレデンシャル(日本のご朱印帳の様なもの)を持っていると5ユーロから10ユーロくらいで泊まれます。夏のシーズンには満室になってしまう事があり、仕方なくホテルに泊まらなければならない事態もある様ですが、僕が行った8月後半から9月はバケーションの季節の終わり頃なので満室で断られたのはArzuaの1日だけでした。近い所では3キロも行けば次のアルベルゲがあります。全て予約無しの到着順に泊まります。パリ到着の1日目と帰国のポルトのみ日本からネット予約しましたがアルベルゲは全て当日の飛び込みで泊まれました。
 アルベルゲ:19泊
 ホテル  : 3泊(ポルトガルのバルセロスにはアルベルゲが無く飛び込みで1泊しました)
 YH    : 1泊(ポルトもアルベルゲが無いので前日wifiを使ってネット予約しました)
2-1.アルベルゲが清潔か?
  安い宿だけど清潔か?と思われるかも知れませんがベッドカバーと枕カバーを支給されることが多く、殆ど問題ありません。但し、サリアか次のポルトマリンでダニ?にやられました。左腕に12箇所刺されたのか噛まれたのか痒くて困りましたが数日放置しておけば自然に治りました。
  ベッドはありますが毛布のある宿は少なく殆ど全員寝袋を持参して被って寝ます。夏用の薄いもので十分だと思います。僕はナンガの羽毛の寝袋を持って行きましたがもっと安物?を使っている人が多いようです。

3.食事
  メニューと呼ばれる定食は大体10ユーロくらいでワインがボトル1本付いて2皿プラスデザートとパンが付いてきます。旨い!安い!
  スーパーで食材を買って食べたのは6日。17日が外食(メニュー)でした。

4.自転車と道路
  巡礼路は殆ど地道なので20インチの小径車では走りたくありません。自転車巡礼する人は殆どマウンテンバイクで太いタイヤで地道の歩行者と同じ道を行く人が多いようですが一般道を走る人も居る様です。国道は自転車走行OKですが自動車専用の高速道路は走れません。但しログローニョの先だけはどうやら走っても良さそう(他に国道が無くガソリンスタンドのオッチャンが走っていいと言ってました)。
  7段変速しかない折り畳み自転車では3つの大きい峠を踏んで越えるのは無理があります。その他のちょっとした坂でも押し歩きしました。
  21段変速の普通のランドナーでは十分漕いで峠を登れるだろうと思います。
  歩き巡礼の人達は友達が出来てしゃべりながら行けますが自転車は孤独です。でも道路には白いスプレー文字が勇気づけてくれます。

5.天候
  8、9月のサンティアゴ巡礼は灼熱地獄とガリシアでは雨を覚悟して臨みましたが朝は寒いくらいで暑さは問題ありません。と言うのは早朝出発して太陽ギラギラのお昼には目的地に到着している事が多かったから。嫌でもアルベルゲを8時には追い出されます。歩行者は35日かけてフランス国境の町からサンティアゴへ行きますが、自転車なら2~3日分を1日で軽く走れてしまいます。午後の陽射しは確かに強いですが日焼け止めは一度も使うことが有りませんでした。雨はガリシアに入って2日降りましたが日本の様に朝から1日中降っているのでなくてポツポツ2~3時間も降れば止んでしまいました。
  雨具のパンツを穿いたのは唯一セブレイロの下りだけ。雨の日も上着だけで下はレーパンでした。
  アストルガの受付の女性が日本人でその人のfacebookを見ると6月は雨が多かったし9月に雨の日もある様ですが運が良かったのか雨が少なかったです。

6.総論
  良かった!
  スペイン語が話せなくても大丈夫だろうか?と心配でしたが多くの「外人」が巡礼しているのでお店の人も外人には慣れておられます。アルベルゲには同じ目的地へ行く健全な旅行者が泊まっていて情報交換が出来ます。
  食べ物は旨い。人は親切。いい所でした。
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第24日 帰国 (The last day Come-back Japan)

2014-10-04 22:24:03 | spain
9月14日 雨のち晴れ 32.5℃
Porto市内観光

走行:―Km 累積距離:1120.8Km 平均時速:―Km/h 登坂積算/日:―m 標高最高:―m
宿:空港にて徹夜+機内泊

朝9時過ぎ強い雨。10時半自転車とリュックを預けてチェックアウト。昨夜の人だかりとロックの会場はもう撤収されていたが特別な日だった様です。


雨が止んだのでドウロ川沿いを散策してみた。橋をマラソンの人達が走っていた。
 

   

午後1時、昨夜ファドを聴いたレストランでポルトガル料理を食べた。客引きの女性は高校生くらいの年頃に見えるがポルトガル語の他英語、フランス語は完璧に話せ、イタリア語、スペイン語も少し解るらしい。大したものだ。

 

ホテルの自転車を引き取り午後3時地下鉄で空港へ向かった。




 
   
午後6時、ラップを巻付ける業者に自転車をグルグル巻きにしてもらった。(12ユーロ)


アムステルダム行きの飛行機は夜の9時20分発。国際線だから3時間前にチェックインと思っていたが2時間前だった。7時過ぎチェックイン。KLMは自転車に特別料金を要求されると覚悟していたが無料であり、アムステルダムでは引き取りの必要が無く、乗り継ぎ後の到着地福岡空港まで運ぶことが解った。搭乗券は発行されたけど2時間遅れとなるので食事券が支給された。

プライオリティーカードで入れるラウンジに入りネットをしたりワインを飲んで、閉鎖される11時までラウンジで過ごした。


当初2時間の遅れと知らされたが表示を見ると約4時間遅れの1時15分。23時40分ゲート14へ行けと指示が出た。飛行機から最後の乗客が降りて5分後にはゲートが開いて飛行機に搭乗。格安航空では機内の掃除はしない様だ。



15日夜中の1時20分にポルトを出発し、アムステルダムのスキポール空港に3時40分に着いたが1時間の時差があるので現地時間は朝の4時40分。空港には人がいっぱい。

朝6時にプライオリティーカードで入れるラウンジがオープンしたので即入って食べて、飲んで、ソファーで仮眠。ネットをしてスケッチ画に水彩ペイントで色付けなどして時間潰し。

15日15時30分、アムステルダム発福岡行きのKLM869便がテイクオフ。エコノミー席だけど後部は白いヘッドレストのカバーで、僕が座った12D席はオレンジ色のカバー「Economy Confort」と書いてあり足元が広い。いい席に座れてちょっといい気分。

 

16日朝9時に福岡空港に着き、迎えに来たカミさんの車で家に帰って楽しかったスペイン巡礼の旅が終わりました。
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第23日 ポルト2 (23th day Porto2)

2014-10-03 20:58:39 | spain
9月13日 晴れ 23~29℃
Porto市内観光

走行:18.0Km 累積距離:1120.8Km 平均時速:7.9Km/h 登坂積算/日:205m 標高最高:112m
宿:ホテルDuas Nacoes 17ユーロ N41.08.52.3,W8.36.53.9

朝7時半、ロビーでSkype。朝食は8時半からなんて巡礼宿では信じられない時間。どんな朝食か興味津々。丸いパンとチーズ、ハム、シリアル、ヨーグルト。洋風でした。パンは半分に割ってトースターで焼いていたので僕もやってみた。


洗濯物を回収し10時50分にユースホステルを出発。今日の宿は出発前に予約しておいた町の中心部のホテル。チェックインは午後と思われるのでのんびり川沿いの自転車道をポタリングしました。レンタサイクルでポタっている人達、釣りを楽しむ人、犬を散歩させる人、サイクリング、海で泳ぐ人、ローラースケートをする人。皆夫々に明るい海岸を楽しんでいます。Skypeで話したJimさんが湘南をサイクリングしている最中だった事もあり、湘南の海を思い出しました。







City Parkを抜けてポルトの中心部に戻りました。明日の帰国時に空港まで行く地下鉄の駅Trindadeを確認し切符売り場もチェックしました。



午後1時客引きの女性が居るレストランで8ユーロの焼肉を注文すると相当の時間待たされましたがご飯と豆スープとポテトが付いていて腹一杯になりました。



大聖堂を見た後、午後3時前にホテルにチェックインしました。屋根裏部屋で狭いしトイレ・シャワーは共用ですが個室だから荷物をいっぱいに広げて充電も自由。




夕方、ドロウ川に架かるドン・ルイス1世橋を散策。橋の袂にあるポートワインのお店でワインを飲みました。




単発の派手な飛行機が超低空で背面飛行したりバレルロールするなど爆音を轟かせてアクロバット飛行していました。


ポルトガルの民族歌謡ファドを聴く為にお昼に行ったレストランへ夜に出かけました。8時には明るい店内でビオラとギターを練習していましたが8時半に歌手3人が来てライトを消しロウソクの光の中でたっぷり1時間ファドを聴かせてくれました。



ライトアップの綺麗な町をホテルまで戻りましたが、ホテルの近くで特設ステージが設けられロック音楽が遅くまで響いていました。

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第22日 ポルト1 (22nd day Porto1)

2014-10-03 17:16:43 | spain
9月12日 曇りのち晴れ 20~29℃
Barcelos―Pedra Furada―Arcos―Vilarinho―Oporto

走行:59.5Km 累積距離:1102.8Km 平均時速:12.0Km/h 登坂積算/日:647m 標高最高:142m
宿:ユースホステル 10ユーロ(朝食付き) N41.08.53.4,W8.39.31.6

朝6時に起きて朝食。ホテルで個室だから早朝でも気兼ねなく電灯を点けれて食事もゆっくり出来ます。


7時35分出発。Matriz教会を通り川を越えてすぐ右折しN306を進む。


   

石の壁の道を走る。トウモロコシが大きい。右も左もトウモロコシ。石の壁。


 
 
9時45分、Vilarrinhoのカフェでコーヒー休憩。コーヒーは0.85ユーロ。ポルトマリンで出合った青年は言ってた様にポルトガルのコーヒーは安い!オランダ人の巡礼者が自転車を褒めてくれた。


N306から国道N13に出ると道幅が広くなりカーブの半径が大きくなってスピードを出し易くなった。

 

ところがN14に入ると自動車専用道路ではないはずだけど車が多くなりスピードも出している。路側帯が無くなって車道が好きな僕だけどこのまま走ると危ない気がしたので右に出て田舎道を行くことにした。標識にportoと書いてあるからこのまま直進すれば危険な道を通らずにポルトに着けそうでホッとした。


   

11時50分、スーパーの中のカフェでパンとコーヒー。

   

12時40分、ポルトの町に入ってフッと見ると3.8ユーロの食堂があったので昼食にした。メニューが読めないから一番上のものを指差しで注文したら、烏賊ご飯と魚のてんぷら。やっぱりポルトガルって日本食に近い気がする。

   

インフォーメーションで市内地図を頂きサン・ベント駅へ行ってみました。タイル画のこの駅は自転車仲間のJimさんのブログで見た時からいつか来てみたいと思っていた所でした。


   

市庁舎などを見た後川沿いを走り予約していたユースホステルに15時過ぎチェックイン。男性専用4人部屋の同室の人はブラジルの青年で女性とカップルで旅行しているのにミックスドミトリーではないので部屋が別。ミックスにしてあげればいいのに・・と思った。

 

周辺にレストランが無かったのでユースホステルの夕食を食べる事にしたが食堂には1人分の用意しかしていなかった。ガリシア風スープの薄いもの、イワシのフライ。フォークが無くてスプーンしか置いてないのがポルトガル?
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