ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

淡路から国生みの島へ8

2022-04-01 21:27:10 | 旅行

沼島出身者は、島外に出ても
自分が生まれたこの島を
大事にする気持ちが強いんでしょうねえ。
島外にも沼島会が多くあるようです。



そんな人たちを含めて寄贈された
神馬を見ながら参道である
階段を上ってゆきます。



でもねえ、戦争で供出した神馬を
復興なんて、ほんとに平和の
ありがたさを実感しますねえ。

そんな話を聞くと、
地元で氏子総代をしているdoironも
今の神社に実績を残したかったなあ
なんて思ったりしてしまいます。

「やっつけようコロナ人形」

なんて置いたら注目されるやろなあ。
まあ、あと一年任期があるので、
いろいろと考えてみましょうかね。

階段を登り切り、後ろを見ますと
沼島の港町が見渡せます。



まあこれくらい高いと津波は大丈夫でしょう。
この神社も梶原氏が開祖となって開いた
1436年からここにあるんで、
そんな被害も受けなかったのでしょう。

さあではその本堂にお参りです。



本殿の中を見ますと、
あれ正面に大きな絵がありますよ。
賤ケ岳の戦いと書かれています。
どうして沼島に賤ケ岳かと思うでしょう。
でもこれが関係あって、
賤ケ岳の七本槍の一人といわれる
脇坂安治が淡路の領主になったのですね。
昨年秋に行ったあの洲本城の主ですね。
その脇坂氏が海の戦いで一緒に
活躍したのが沼島の水軍だったんだそうです。

なるほどそれで沼島の神社に
賤ケ岳の絵馬があるんですねえ。
さらに、この本殿にあるのが

「逆羅針盤」。

これがどこにあるかというと、
ここです。



結構珍しいものだそうで、
やはり海の航海なんかに



関係あるんでしょうねえ。

さてまあ今回の残りの旅が
うまくいきますようにと、
お願いをしておきました。

あれ?境内の案内を見ると、
本殿の裏側に巨木の森があるそうですよ。



見に行くかと思いましたが、
ミセスが「え~まだ行くの」と
いうような顔で見ていますので、
残念ながらキャンセルです。



まあこの後の船の時間もあるし、
他にもよっておきたいところが
いろいろありそうなので、
あきらめて移動してゆきましょう。

不自由そうな足で神社の階段を
降りようとしているミセスを
見守りながら、神社を出てゆきます。

次に行くのは、その神社の隣にある

「神宮寺」です。



ここの開基は880年。
隣の神社よりも古いのですね。
ここは真言宗の寺院。



八幡宮を創建した梶原氏の菩提樹でもあり、
紺紙金銀字入大乗論、
種子尊勝法華曼荼羅などの
宝物が寄進されているそうだ。

どんなものかなあ。
お経?巻物?

しかし、国生みと言い、
神社といい、真言宗と言い
いろんな精神的支柱もまた
島の人々を支えているんですね。



さあでは最後に、港に一番近いところの
高台にある「弁財天」を見に行きましょう。



弁天さんなんで海の守護神ですね。
すこし小高い大地の上に



本殿が並んでいます。





その小高い丘のまわりに
作られている石垣が、
島の石でできているようです。



沼島の北の端にある黒崎という場所
にある有名な鞘型褶曲のような石も、
石垣の中に組み込まれています。

ぎざぎざのある石ですねえ。

1億年も昔の地球のしわと
いわれる石ですねえ。
手で触ってみたりしながら、
そんな石をながめた後は、
いよいよ沼島は終わりです。

船乗り場に行くと、ちょうどあの地図の
会社の人たちが、たったまま
ミーティングをしています。

一仕事終えたんですねえ。
ほっとしたような感じでした。
これでまた住宅地図も
新しくなっていくんでしょう。

沼島発15時50分の便に乗ります。
帰りは、往路の半分くらいの量の客です。



ありがとう、沼島。



さようなら、沼島。

続く

コメント
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