
この冷たい季節、節分が巡ってくると、93才の母の得意げに、節分、冬なか、冬来たりなば、春遠からじと言います。
本当にこの日本海側の灰色の移ろいやすい天気にも、日がさしてきて、こころも体も目覚めてくるようです。
こたつ守から起き上がって活動をそろそろとおもう今日の今。
午後から田んぼの溝上げをしようか、畑へ行ってみようか、サルの軍団がにぎやかななので、畑のダイコンをみてこようかと
やっとそんな思いに駆り立てられています。
昨日は母を連れて、母の昔馴染みさん達をあちこち訪ねてきました。
認知症状の有り無しが印象的で、はじめてそんな方々を見て参りました。
認知症が顕著でも、帰りたいと涙ぐまれる方、かなり豪華な個室におられる方は、見られるのが恥ずかしいと思われて、心苦しいものでした。
93才の母は美容室で髪をセットした後、でかけたので、母が若く見えるから不思議です。
4,5人のお年寄りと交流してきて、母は元気、わたしはぐったりで疲れました。
色々今ももう老後なんですが、老後のことを考えさせられました。
家が一番と思っているのですね。
何が幸せなのか?
高齢でも、元気で働けるほどの幸せはないのだと思わされました。
目下母は現役実践中で、どっちがお年寄りなのか、白髪の私か?
黒髪に染めた93才か?
もう、みんなおばあさんで、どっちが、どっち?
妹からイチゴが送られて、めざめたばあさん、二人。
日差しがうれしい。
シンビジュームの花がはじめて咲きそうで春が近い。
私の母は60歳で亡くなりましたが、生きていれば93歳です。
私たち姉妹はやはり働いているから元気、貧乏性が働かせてくれていると思っています。育ちが同じだと三姉妹は全員イキイキと仕事をしています。おかげ様です。
農業にはいろんなことに遭いますが、めげずに行きましょう。すこしずつ田んぼに入って改良を試みています。
母は、目下政治問題に関心があり、テレビをみていろいろ考えているのか?