Ｉｔ ｗａｓ Ｍａｎｕ Ｇｉｎｏｂｉｌｉ

「ウチが勝てたのはリバウンドを制したからこそだ。でも、オフェンスに
関してはマヌー様々だったな」：グレッグ・ポポビッチ（スパーズＨＣ）

ＮＢＡファイナル第１戦は、サンアントニオ・スパーズが８４－６９でデトロイト・ピストン
ズを降し、まずは１勝０敗とリードした。

試合は第３Ｑを終えて５５－５１とスパーズがリード。第４Ｑに入ると、マヌー・ジノビリ
が爆発。このＱだけで１５点を挙げるなど、２６得点、９rebの活躍でチームを勝利に
導いた。
「前半を終えた時は頭の中が混乱していたから、ハーフタイムで冷静になるように努
めた。そして、後半は少しゆったりしたリズムでプレーした。そうしたら全てがうまくい
ったんだ」と語るジノビリ。

５５－５３とスパーズがリードしていた場面でのスパーズのオフェンス。ここでジノビリ
のぺネトレイトを止めにかかったベン・ウォーレスがファウルを取られた。この判定に
不服なウォーレスがヘッドバンドを投げつけてテクニカル・ファール・・・このプレーで
流れがスパーズに一気に傾いた様に感じた。
トニー・パーカー（スパーズ）曰く、「あのコールは大きかったね。あの後、むこうはマ
ヌーを止められなくなったからね」一方のビッグ・ベンはノー・コメントだった・・・

結果的には大差がついてしまったが、点差ほどの力の差は無い様に感じた（第１Ｑ
にはピストンズが１３点リードという場面もあった）。
それでもファイナル連覇を目指すピストンズとしては、次の第２戦は獲っておきたい
所だ。僕は、この初戦で１４得点と不調だった、リチャード・ハミルトンの奮起が必要
だろうと考えている。
スパーズのディフェンスの達人ブルース・ボウエンの密着マークに手を焼いた様だが、
ピストンズ第一の得点源である彼の活躍無くして、チームの勝利は無いのではない
だろうか。

いよいよ始まったＮＢＡファイナル。ピストンズがどんな手を打って来るか、それに対
するスパーズの次の一手は？今後の展開が楽しみです。

Ｍａｎｕ　Ｇｉｎｏｂｉｌｉ

Ｒｉｃｈａｒｄ　Ｈａｍｉｌｔｏｎ