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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

きのう何食べた?とうとう終わってしまいました その1

2019-06-29 23:36:00 | ドラマ+その他
ドラマ「きのう何食べた?」
とうとう最終回を迎えてしまいました。


連続ドラマは録画しても観る時間がなく結局観ないまま削除してしまうことが多いのですが
このドラマは放送の翌日に見逃し配信をしてくれていたおかげでPCで観ることができるし
しかも放送が金曜日の夜、配信が土曜日なのも良かったです。
時間が30分なのも今の私にはちょうど良くて。

珍しく邦ドラを完走した理由はそれだけではありません。
同性愛を扱っているけれど肩に力を入れずにありふれた日常に焦点をあてた
原作に忠実に制作されているのはとても大きいように思います。

そして何より役者さんたちの力がすごかったです。
西島さんと内野さんの主役はもちろんこと脇役も実力は揃いで
一歩間違えれば怪しくなりかねないキャラクターを見事に演じていました。

特に内野さん演じるケンジの表情はどれも可愛く、
強面なイメージのあるおじさんがここまで可愛くなれるのかと驚きますが
本当に可愛いいし何気ない優しさと気遣いを持ち合わせていてほっこりするし
西島さん演じるシロさんの笑顔と共に私の癒しでした。


昔のドラマには必ず食卓のシーンがありましたが、
このドラマも食卓を中心に繰り広げられ、
何があっても最後は「いただきます」とともに主人公二人の幸せそうなふたりで締めくくられています。

だからこのドラマを観ていると、
別に男同士だろうが何だろうが食卓を囲む家族がいるって幸せなことなんだと感じるわけです。

最初はゲイであることをひたすら隠していたシロさんが
最終回では「もういいや」と自然体になっていく場面もありました。

ふたりでシロさんの実家に行った帰り道、
「油や糖を控えて長生きしよう」とケンジに言ったシロさんのセリフは
どんなステキなプロポーズの言葉よりも深い愛を感じました。

ドラマは長い原作をただ追うのではなく少しずつエピソードを拾い、
順番を入れ替えたりして分かりやすいストーリーになっていました。

すべてにおいて制作陣の原作へのリスペクトを感じることができるのも
このドラマの大きな魅力だったと思います。


少し振り返ってみようと思います。
見直すことができないのですが私の記憶は世界一頼りないので公式のあらすじを見ながらさくっと書きます。

第一話
筧 史朗(シロさん)は雇われ弁護士。ゲイであることを隠して生きています。
矢吹 賢二(ケンジ)は美容師。オープンな性格なのでゲイであることもオープンにしています。
2DKのマンションで暮らしているふたりは休日が合わないので一緒に食べる夕食の時間を大切にしています。

ケンジがお客様にシロさんの話をしていたことをシロさんに叱られます。
まわりに知られたくないシロさんですが、
「みんな自分の好きな人の話をするのにどうして俺だけ話しちゃいけないの?」と泣くケンジでした。

ケンジの意見は至極まっとうだしシロさんもわかってはいますが世間的にね。
このふたりは度々ケンカしますが引きずらない優しさがあります。


第二話
シロさんのスマホに「富永佳代子」という名前のメッセージがあるのを見た
シロさんに彼女ができたのでは、とケンジは不安になります。
しかもシロさんがいつも買う食パンはシロさんの元カノが営んでいるパン屋さん。
焼きもちやきのケンジは益々不安に。

佳代子さんは近所の主婦でシロさんがいつも行く「中村屋」というスーパーで知り合い
今では安売りの野菜や果物を分け合う仲に。
そしてシロさんは一度だけ女性と交際しています。


第三話
久しぶりに実家に帰るシロさん。
両親はゲイを受け入れているようですがどこかぎこちない。
そして佳代子の夫にゲイの小日向を紹介されるシロさん。

小日向役は山本耕史さん。これがまた最高にハマっています。


ちょっと長いので分けました。続きます。