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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

The Child in Time その15

2018-07-28 21:42:04 | The child in time
The Child in Time

Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)

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レイチェルが歩いています。彼女は頭に怪我を負っていました。
急ぎ足でスティーヴンの家を訪ねます。



R:こんな時間に迷惑をかけてごめんなさい。
S:血が出てるじゃないか。
R:悪いけどフランネルかなにかある?
S:ああ、入って。何があったんだ?
R:つまづいて転んだの。


スティーヴンはおでこについた血を拭いてあげます。

R:よそ見をしていて。
S:救急外来に行ったほうがいい。

レイチェルはスティーヴンの手から布を取り自分でふきます。


R:病院は行かないわ。朝になったら考えるから。
委員会に来なかったのね。
S:ああ、うん。
R:そのことで会いにきたの。無駄だったのよ。
S:確かに。
R:違うの、そうじゃない。茶番だったのよ。


レイチェルは封筒に入った原稿を渡します。

R:すでに書きあがってたわけ。子育て公認ハンドブック。
出来上がっているから私たちが何を提言しようと関係ないって事。
S:誰の公認?
R:政府。
S:読んだのか?
R:ラブレターを過去に送るようなものね。不可能よ。
それがメディアに渡ったら病棟にいる看護師長のように大騒ぎよ。
何も変わらない。こんなのジョークだわ。
それで私・・・他に相談すべき人を知らなくて。
S:そんな事ないよ。
R:バスルーム使っていいかしら。
S:もちろん。そこを左に行くとあるよ。


レイチェルはバスルームに向かいます。

R:これはウォーターゲートとは違う、でもすべてが偽りだった。

バスルームに入り鏡の前にたつレイチェル。

R:なぜ彼らは何か価値のある事を進めていかないの?見せかけのポーズじゃなく。
そもそも、なぜ政界入りするのかしら。


レイチェルの言葉を聞きながら原稿を見ているスティーヴン。

バスルームから出てきたレイチェル。
明かりがチカチカと漏れていた部屋に入るとツリーがありました。
そこはケイトの部屋でした。


驚いているレイチェルの後ろからスティーヴンが言います。

S:狂ったわけじゃない。ただ、何というか抑えがきかなかったんだ。


R:ごめんなさい、明りが見えたから。そんなつもりではなかったの。
S:気にしないで。自虐だろ。
R:とてもステキだわ。彼女が見たら喜ぶでしょうね。
S:そうだね。

キッチンでお茶を淹れるスティーヴン。


R:あれから何年?
S:ちょうど3年。どこかで7歳になっているはずだ。
R:「どこかで」いい言葉だわ。どこかで愛されてるわね。
S:愛されてるよ。
R:もちろん、そうね。
あなたは彼女以外、何も考えられないのでは?
S:そんなことないよ、ちゃんと考えてる。
ちょっと変わった世界で生きてるけど。
R:そうね。
S:誰がジョークブックを書いたか知ってると思う。あのレポートだよ。
R:誰?
S:彼は友人なんだ。親友だよ。



場面が変わります。
夜、テルマがチャールズを呼びますがチャールズの姿がありません。
テルマが名前を呼びながらチャールズを探します。


そして翌朝。
スティーヴンも森の中を探しています。


「チャールズ!」
「チャールズ!」
「わかった、君の勝ちだ。だから出て来いよ。」


彼が作った隠れ家にもチャールズの姿はありませんでした。
「頼む、頼むから」
スティーヴンは繰り返しながら歩き続けます。

そして、
スティーヴンの目に入ったのは・・・


チャールズは木の枝にロープを吊るし首を吊って死んでいました。
愕然とするスティーヴン。


続きます。

次回で最後です。