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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け その1(ネタバレ)

2020-01-26 15:14:08 | Star Wars
Star Wars: The Rise of Skywalker

Directed by J. J. Abrams
Produced by Kathleen Kennedy J. J. Abrams Michelle Rejwan
Screenplay by J. J. Abrams Chris Terrio
Story by Derek Connolly Colin Trevorrow J. J. Abrams Chris Terrio
Based on Characters by George Lucas
2019 USA


シークエルトリロジーと呼ばれる続編3部作が終わりを迎え
オリジナルトリロジーから始まり、プリクエル(前日譚)に続いたスカイウォーカーの物語が完結しました。
ともあれルーカスが始めた壮大なスペースオペラの幕がここに閉じたのです。


それにしてもE7、E8とシークエルは迷走していた印象です。
全体の構想を描かずそれぞれの監督が好きに描けるリレー式では無理もありません。
すべては監督の心ひとつで変わるわけですよ。

SWを守りたい、ファンの期待に応えたいJJと
SWの概念を壊したい、ファンを驚かせたいライアンとでは方向がまったく違うので
その結果の迷走だとすればすべての責任は監督ではなくプロデューサーではないでしょうかね。

前作の「最後のジェダイ」で余すところなく壊しながら逆走したSWをどう終わらせるのか
諦め70%不安25%期待5%で行ってまいりました。



全体的に詰め込み過ぎで大事なことを掘り下げる暇もなくバタバタと進みあっという間にエンディングを迎えました。
もちろん仕方ない部分と言うか、「最後のジェダイ」が大きな枷になってしまったように思います。
だからJJは「最後のジェダイ」で起きたことの大半を白紙に戻して使える設定だけを残した印象です。

もしJJがE7~E9まですべて監督していたらもっとマトモなストーリーになっていたかもしれません。
制作側もコメントしていましたが今回のE9はふたつに分けても良かったと思うほど詰め込まれていました。

でも評論家の評価は良くありませんがファンの間では賛否両論はあるけれどE8から無難に着地させたことへの評価は概ね好意的に感じました。


私も最初に観たときはペラペラのスピンオフの印象しかありませんでしたが
考えてみればたった1エピソードで伏線を回収しまとめ上げたのですからすごいです。
JJにしてみれば3エピソードではなく2エピソードで3エピソードに相当するストーリーを
ファンを置き去りにすることなくきっちり描き上げたのですから称賛に値します。

ただ、やはり一番の問題はこのシリーズの必然性につきると思うんです。
1~3は前日譚としてダースベイダーの過去がテーマでしたが
今回の続編は何がやりたかったのかがあまり伝わってきません。


元々のルーカスの構想は「ミディ=クロリアン」を描く予定だったそうです。
前日譚で語られていたフォースの潜在能力に関わる「ミディ=クロリアン」ですが
今回のシリーズでは結局なかったことにされたんでしょうね・・・


↓IGNの去年の記事です。
ミディ=クロリアンとマイクロバイオティックの世界が描かれるはずだった

その中でルーカスはでもファンには嫌われただろうね、と明かしています。
やっぱりファントムメナスへの批判がトラウマレベルだったのかも、ルーカスさん・・・
でもミディクロリアンがフォースのカギなんだしアナキンの父親の謎が明かされてないのだから
小説の形でもいいからいつかルーカスの続編を公開してほしいです。

ここからネタバレです。






いやしかしウィキのあらすじは簡潔にまとめられて毎度凄いとは思うのだけど
ネタバレなしバージョンとネタバレバージョンと分けてほしい。
さすがに学習したので今はネタバレされたくない映画は観るまでウィキは検索しません。
とりあえずウィキのリンク貼っておきます。
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け


SWのオープニングと言えばエピソード間に起きたあらすじが表示されますが
今回のあらすじは少ないというかトピックスが「パルパティーンの復活」ぐらいしか無いと言うか・・・
予告で既に明らかにされていましたがパルパティーン復活しました。生きとったんかい、われ。

シーヴ・パルパティーン(ダース・シディアス)

今回もイアン・マクダーミドが演じていました。
9作すべてに出演したのはC-3POのアンソニー・ダニエルズのみですが
シリーズとして考えればこの方も全シリーズに出演されています。


冒頭は前回でいろいろ吹っ切ったカイロ・レンが星図に載っていない惑星エクセゴルに導く
「ウェイファインダー」をゲットしパルパティーンに会いに行きます。


ファーストオーダーはカイロレンをダークサイドに引き入れるための計画だったそうです、パルパの。
パルパはレンがレイを殺せば彼の大艦隊「ファイナル・オーダー」の後継者にすると約束。
壊れたマスクを修理してカイロ・レン完全復活です。

つまりスノークもファーストオーダーもすべてはパルパさんの仕込みで、
(だからスノークはあっさり倒されたという理解でよいのかな)
本命は「ファイナル・オーダー」ってことですね。
いきなり新幹線なみのスピードで進みますがちゃんとついてきてくださいねー。


その頃フィンとポーはファルコンに乗ってある情報を受け取りにいきます。
その情報はファーストオーダーの内部に潜むスパイからでした。

パイロットとしてもポーはとてもかっこよいですね。
今回はほぼほぼ行動を共にしていたふたり。
のちにレイも合流しますが3人の友情を大きなポイントとするにはあまりにも別行動が多すぎました。
せめて前回から一緒に行動していれば・・・・フィンはローズと行動している場合ではなかったと思います。


もうひとつ、フィンにフォースの感応力があることが明らかになります。
3人が流砂にはまりピンチになったときフィンがレイアに「話しておきたいことがある」と言いながら砂に埋まってしまい
何を言いかけたの?と少し話題になりましたが多分自分のフォースの事を知らせたかったのでは。

何となくですがルーカスさんとJJやE8のライアン監督とではフォースの考え方が違うんじゃないかと。
フォースの扱いに関しては後ほど書きますが、誰でも持ち得る能力という設定になってます。
なのでE8ラストの少年は伏線ではなく単にその設定の証明なんでしょうね。
(ライアン監督の意図はわかりませんが)


その2に続きます。

Star Wars by Vanity Fair

2019-05-31 22:02:33 | Star Wars
恒例になったVanity Fair Star Warsのインタビューと写真です。


SWがついに完結するんですよね。
前回私的にはトホホな展開だったのですが最後はJJが監督するというので少しだけ期待。

でも本来だったら3作ともすべて違う監督でストーリーもリレー式なんですよね。
不思議なのは3部作なのにどうしてストーリーが決まってないんだろうか。

SWを考えるたびにケヴィン・ファイギの優秀さが際立ちます。
よくここまでブレずに最後までまとめましたよね。
一方SWのプロデューサーはルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ。
どうなんでしょうね。最後のジェダイを絶賛しているあたりちょっと・・・・

スカイウォーカー・サーガと言われているSWなのにスカイウォーカー蔑ろですもん。
そりゃー、マーク・ハミルも怒りますよ。

最後のバトンを受けたJJさん。
JJさんは結構辻褄合わせはイケる人だと思うので何とかまとめてほしです。
そして長年のファンの思いを昇華させてやってください。


これも好きだったわ。


今回はランドさんが操縦席に座っていますね。




このふたりの関係は結局何だったんでしょうね。
レイちゃんの出自は前回の設定を引き継ぐのかどうなのか。


ハックスくん健在で嬉しいです。


C3POがいるー。R2は?

元記事と画像はこちら。
Star Wars: The Truth About Kylo Ren and Rey’s Connection

Star Wars: The Rise of Skywalker, The Ultimate Preview

インタビュー記事が読めます。
『スター・ウォーズ/ライズ・オブ・スカイウォーカー』レイとカイロ・レン

『スター・ウォーズ/ライズ・オブ・スカイウォーカー』J・J・エイブラムス


スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー

2019-04-14 01:23:38 | Star Wars


早くもオフィシャルトレーラーの第一弾が解禁です。

スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)
Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker - Official Trailer

JJのトレーラーは安定したワクワク感です。
ここのところアベンジャーズのプレミアの様子が大量に流れてきていて
少し溺れかけていたところに予告がリリースされてしまい、
うっかりと気持ちをこちらに持っていかれました。


マーク・ハミルのツイート。


「#EpisodeIXFromHisNap」がよくわかりませんので飛ばし。。。

さらにいろいろな事が起こるよ、The Rise Of Skywalkerだよ!
考察のための8ヶ月が始まるね。
スカイウォーカーとはカイロ?レイア?アナキン?ルーク?
誰も知らないスカイウォーカーが?レイがスカイウォーカーか?
クールなタイトル

(よせばいいのに)前作の監督ライアン・ジョンソンもツイート。


これ最高だし子どもに戻ってただ楽しんでいた。
僕を必要としてくれたらこれからはうっとりと微笑みながら過ごすだろうね。

ちょっと違うかな、すみません。
まーしかしのんきなことを言っているせいかリプがひどいことになっていました。


タイトルの「The Rise Of Skywalker」
どんな邦題がつくのかわかりませんが「スカイウォーカーの始まり」と訳す人が多い感じです。
タイトルにスカイウォーカーの名前が入った事はファンにとって嬉しいサプライズでした。
スカイウォーカーで始まりスカイウォーカーで終わる。いいじゃないですか。
EP8でいろいろ壊されたけどJJはきっと原点に帰着してくれると思います。過度の期待は禁物だけど←失礼

EP8の批判に対して監督の作品なんだから監督の好きなように作ったらいい、といった反論がありましたが
その考え方は私は好きではありません。作品はファンのものです。
SWに特化していえば監督よりも熱心にずっと追いかけているファンがたくさんいるんです。
そのファンたちを悲しませる作品は作らないでほしい。
「ファンの観たいものを作る」と言っているトム・クルーズを見習ってほしいです。


あ、いかん、まや愚痴になってしまいました。

パルパティーンとランドで思わず泣きましたよ、私。いや、マジで。
デススターも出てきましたね。

ルーカス監督が仰っていた「SWはスカイウォーカーのサーガ」
これをJJが踏襲してくれたとしたらかなり嬉しいです。

12月公開なので本当にまだまだ先ですが。
明日からまたアベンジャーズにフォーカスしないとです。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

2018-07-16 21:39:51 | Star Wars
Solo: A Star Wars Story

Directed by Ron Howard
Produced by Kathleen Kennedy Allison Shearmur Simon Emanuel
Written by Jonathan Kasdan Lawrence Kasdan
Based on Characters by George Lucas

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」日本版予告

実はハンソロは観る予定ではありませんでしたが
うちのジェダイマスターが、
どんなに不評であろうとファンとしては観に行くべきだ。。。
と言うし、レビューと予告だけで判断してはいかんと思い直して行ってきました。


以下、ネガティブな感想とネタバレを含みますのでご注意ください。




多分に漏れず私もこの映画はハン・ソロがファルコンを手に入れ
チューイやランドと出会いながら成長していく西部劇のような冒険活劇だと思っていました。
もちろん着地点は、タトゥイーンでオビワンに仕事を持ちかけられるあの密輸業者なハン・ソロです。
だから見どころは彼がなぜアウトローな生き方を選んだのか、
チューイたちとどんな風に出会い、ファルコンを操縦する技術をどう手に入れたかです。


ルーカス公認の非公式小説ではハンソロは子どものころ海賊ギャリス・シュレイクに拾われ奴隷として働かせられていました。
(本作ではレディ・プロキシマという犯罪組織)
その時にウーキー族の女性が母親のように接していたそうなのでハンはウーキー語がわかるんですね。
ある日逃げ出し帝国軍に入りエリート軍人として出世していましたが、
奴隷として虐げられていたウーキー族のチューバッカを助けたために除隊となったので密輸業者になったという事です。
ちなみにランドとはボバ・フェット絡みで親友になっています。
ファルコンはギャンブルでランドから巻き上げているので所有者はランドなんですね。

自分の才覚で奴隷から抜け出し一時はエリートにまで出世したすごい男です。
波乱万丈すぎる人生のせいでひねくれちゃいましたが、
ルークやレイアと出会ったことで正義の人に変わっていきますし。


でも本作にはこの設定はあまり活かされていませんでした。

冒頭はいきなりエミリア・クラーク演じるキーラを連れてレディ・プロキシマから逃げだすところから始まります。
カーチェイスなど激しいアクションも盛り込まれていますが
観ている方はどうしてこうなってるのかさっぱりわからず置いてきぼり感がすごいですし、
ドキドキというよりは面倒くさい感じで、早く決着つけてくれ、としか思えないほどつまらなかったです。

結局、ソロだけ逃げキーラは再び連れ戻されてしまいます。
追手から逃げ切るためにソロは帝国軍に入隊。
その時に受付していた軍人が、天涯孤独な人間だから「ソロ」という名字をつけています。えー!

そこで師匠となるトバイアス・ベケットに出会います。
ベケットは他人を信じるな、を教え自らもソロを裏切ったりして
あまりにもどんでん返しが多くて疲れてきます。

ウディ・ハレルソン。

チューバッカとの出会いはベケットの裏切りで脱走兵として扱われ
その処分として獣の檻に閉じ込められてしまいますが
3日間何も食べていない飢えた獣がチューバッカだったんです。
チューバッカって人間も食べるのね・・・・・
そこでウーキー語が話せるハンはチューイを説得してふたりで協力し逃げ出します。

チューイがハンソロの無二の相棒になる理由としてはあまり説得力がないんですよね。
ランドとの出会いもしかり。すごく軽いんです。
時間に限りがあるのであまり掘り下げられないのはわかりますが、
もう少しうまく描いてほしかったところです。


キーラはあのあともちゃんと生き抜いていて、
それどころかベケットの依頼主であるドライデン・ヴォスの副官になっていました。

エミリア・クラーク。
可愛いし存在感はあるのだけど、ギャングのボスの副官としてはイマイチという印象でした。


ポール・ベタニーasドライデン・ヴォス
素顔のベタニさんは久しぶりに見たかも。

クライマックス、ベケットに強盗だと聞かされてきたエンフィス・ネストが実は帝国軍に退行する反乱者で
ベケットやドライデン・ヴォスを欺きドライデン・ヴォスの軍隊を返り討ちにするのですが
この軍隊がものすごくショボくて、全然盛り上がりませんでした。

エンフィス・ネストの正体は帝国軍に一族を奪われた生き残りの少女でした。
この場面はすごく良かっただけに残念です。

しかし一番の原因はオールデン・エアエンライクです。(ファンの方ごめんなさい。)

彼は悪くありません、良い役者だし。でもハン・ソロのイメージではないんです。
SWを観てハリソン・フォードLOVEになった私としてはやはり受け入れ難いものがあります。
映画館で初めて予告を観た時に、あ、無理と思いましたもん。
じゃあ、誰なら良かったの?と言われると難しいのですけど。

さらに、
ハンがまったく学習しないんですよ。
窮地にたたされるごとに普通は今までの経験を生かして対応すると思いますが
いつも同じ態度、同じ対応なんです。ちょっとバカかも。
人懐っこそうな笑顔はすごくステキでハンっぽいオールデン・エアエンライクなんですけどね。


そして衝撃のラスト。

ハンがドライデン・ヴォスに殺されそうになったその時、
キーラがドライデン・ヴォスと戦い彼を倒します。キーラ強いです。
しかし、物語はそれだけでは終わりません。


キーラがドライデン・ヴォスのホットラインで交信した相手、
それはE1で死んだダースモールでした。ええー!ですよ。
生きとったんかい。
キーラ何者?これから帝国軍に入るの?
という謎は明かされないまま、ハンの前から姿を消します。
まったくスッキリしません。


ローグワンが面白かったのは、
E4に繋がるストーリーだった事もあると思います。
この作品もラストにジャバザハットやボバ・フェットが出てくれると
E4や5に繋がって面白かったかもしれません。

作品の好き嫌いの判断のひとつに自分の期待通りかそうでないか、もあると思うので
これは単に私の期待通りではなかった、という事です。
なのでフィルターを全部取り払って観てみれば面白いのかもしれません。


私の言いたいことはここにありました。
IGNのレビューです。ほんと、これ。
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー レビュー

乱暴な文章になってしまいすみません。
この辺で逃げます。

Star Wars: The Last Jedi 感想 その2

2018-01-05 23:06:52 | Star Wars
スターウォーズ 最後のジェダイ

Directed by Rian Johnson
Produced by Kathleen Kennedy Ram Bergman
Written by Rian Johnson
Based on Characters by George Lucas
2017 USA

2回目を観てまいりました。

その1を読み返すと我ながらすごい書きなぐり。
とにかく言いたいことをガシガシ書いてしまおうと思っていたんでしょうね(他人事?)

書き直したい気持ちもありますが結局大して変わらないと思うのでこのまま続きを。

前回↓
Star Wars: The Last Jedi 感想 その1




「最後のジェダイ」のネタバレを含んだ文句ばかり書いていますのでご注意ください。






レイがルークを訪れたのはもうひとつ理由がありました。
それはなぜ自分がフォースを使えるのか、自分が何者なのかの答えを知り
そして自分を導いてほしいと願っていました。


今シリーズのおける最大の関心のひとつ、それはレイの出自です。
レイは何者なのか?なぜフォースが使えるのか?
答えは3秒後。



両親は一般人でお金に困りジャクーでレイを売ってしまいました。

えー!何それー。
オビワンの孫でもなければカイロレンの双子の妹でもなくルークの娘でもありませんでした。
もしかしたらE9で違う事実が発覚するかもしれませんが現時点ではそういう事です。
その両親はどちらかが潜在的なミディ=クロリアンの持ち主だったのかもしれませんね。

過去にはハンソロがトーントーンのお腹を切り裂くときに使ったことはありますが
基本的にはライトセーバーはフォースの鍛錬した者でないと扱いが難しいとされてきました。
カイロレンはある程度訓練されてきましたがレイはいきなり駆使しています。
彼女はアナキンをも凌ぐミディ=クロリアンの持ち主という事になりそうです。


ルークはレイとともにやってきたチューバッカやR2D2と再会し、
レイア姫のオビワンへのメッセージをR2に見せられ、レイを訓練する決心をします。


その間、レイはカイロレンとテレパシーで会話しルークとの間に起きた事実を知ります。
レイはカイロレンにはまだ良心が残っていると信じ、
レンを説得しにファーストオーダーの艦隊に乗り込みます。

3:ホルド中将の作戦とフィンの作戦
ファーストオーダーに攻撃され、宇宙空間に投げ出されたレイアはフォースを使い生還しましたが
力の使い過ぎで昏睡状態に陥りホルド中将が指揮を執ります。


ファーストオーダーが執拗に追いかけてくるのは艦隊がトラッキングされていたからでした。
この攻撃でアクバー提督もあっさり死んでしまうんです。ひどいー。


(多分)自分が指揮を執れるものだと信じていたポーはホルド中将に
今の追い詰められた状況を打破する作戦があるのか問い詰めますが中将は無言でした。

一方、フィンはレイを救いに行こうとポッドを無断使用し、
整備クルーのローズに見つかってしまいますが、
ファーストオーダーの艦隊、「メガ・スター・デストロイヤー」にあるシステムを一時的に壊せば
トラッキングされなくなる、という作戦をたてポーに伝えます。


ホルド中将を不審に思っていたポーはその作戦を支持し無断で決行します。
メガ・スター・デストロイヤーに乗り込むにはコードブレイカーが必要になり
カジノ都市のカント・バイトに行けば会えるとマズカナタに教えてもらいます。

マズカナタって何者なんでしょうね。


ホルド中将の作戦はトラッキングされている艦隊を捨てて輸送船で
昔、基地として使っていたクレイトに移動するというもの。
ポーに聞かれたときにちゃんと教えてあげればフィンたちも独自に動くことはしなかったのでは・・・

それはともかくここからフィンとローズの大冒険が始まりますが
結局、この作戦がレジスタンスを全滅寸前に追い込んでしまったという・・・・
前回も書きましたが、この人たち何もしないほうがマシだったよ。


今回はフォーカスされるキャラクターが多すぎてどこに焦点をあてていいのかわからないし
誰にも感情移入できないから余計に面白くないのかも。
主人公は誰?な状態です。

4:ヨーダ登場

孤島に保管してあったジェダイの古い書物などを燃やそうとするルークですが火をつけることができません。
葛藤するルークの前に現れたヨーダが雷を落として燃やしてしまいます。
古いものに拘るな、って事でしたが、ジェダイの書は実はレイが持ち出していたようで、
のちにファルコンの中で目撃されています。

この場面、アナキンやオビワンも出るんじゃないかと噂されていましたがヨーダのみでした。
でもヨーダに会えて嬉しかったわ。


そしてヨーダの声、フランク・オズさんやアンソニー・ダニエルズさんがご健在だったのも嬉しいです。



5:スノークとご対面。
メガ・スター・デストロイヤーに乗り込んだレイはカイロレンに捕まりスノークとご対面します。
ごるちゃんがスノークを「顔面が壊れた歌丸師匠」と言っていました。ヤメテ。
さらにRちゃんはベン・ケビーノがさー、とか言ってました。ケビーノって誰やねん。


レンとレイがテレパシーでお話しできたのもスノークのおかげだとか。
レイを引き込む罠だったのですね。
スノークはレイからルークの情報を引き出すために痛い目にあわせている間も無言だったレンですが
スノークが取り上げて自分の脇に置いたライトセーバーをフォースを使って起動させスノーク真っ二つ。

弱っ!!

そしてレイと共闘してスノークの周りをかためていた兵士たちと戦います。
レンに善の心が?と思わせておいてまさかの
「一緒に銀河を支配しよう」とレイに手を差し伸べます。
この言葉はかつてダースベイダーがルークに言った言葉だそうです。なるほど。

レイはそれを拒みファルコンで脱出。
残されたレンはスノークを殺したのはレイだとハックスに言い、
クレイトに避難したレジスタンスに追い打ちのかけようとします。

スノークも弱いけどファーストオーダー自体何となく弱いですよね。
トラッキングするだけで大した攻撃もしないのはレイア姫生け捕り作戦とか?
ハックスは一体何を考えているんでしょうね。かわいいけど。
実はかなり好きなキャラクターだったりします。


5:ルークとカイロレンの対決
そのレンとついに対峙。
ふたりはライトセーバーで死闘を繰り広げますが、
実はこれルークは元いた島から飛ばしていた幻影だったという・・・

なんとRちゃんが「この時のルークは、レンを殺そうとした時の姿だよね」と鋭い事を言っていました。
「フォースの覚醒」の鑑賞後に「ルークって誰だっけ?」と言っていたあのRちゃんがです。

つまりレンの記憶にあるルークはその姿って事なんだそうです。


レジスタンスを避難させる時間を稼いだルークは姿を消します。
無人の基地に乗り込んだレンはハンソロの形見であるサイコロを見つけます。
これはファルコンからルークが持ち出し、それをレイアに渡したものでした。

と、思いましたがレンが手に取った瞬間消えてしまうんですね。
レイアに渡したときのルークは幻影だったので結論としては
サイコロ自体が実は幻で、レンが手にしたのは残像だった、という事でした。

ルークはフォースを使い過ぎて死んでしまいます。
どこかで「過労死」と言われていて、上手い事を言うなと。
でも結局この作戦もかなりもやっとしますし、ルークの死に意味があったのかと。
オビワンのラストはきちんとメッセージがありました。
今回のルークの役割ってオビワンなのかと思ってたのですが・・・・


避難していたレジスタンスたちを最後に救出したのがレイでした。
レイは彼らが閉じ込められた岩を浮かせました。
これはルエピソード5でヨーダがルークに教え、戦闘機を浮かせた場面を彷彿とさせました。

これをもってレイの訓練は終わりジェダイになったって事?

ラストはみんなファルコン号に乗ってお互いの無事を喜びあいます。
意外にもポーとレイは初対面でした。


レジスタンスがほぼ全滅してしまいポーがレイアにこれからどうするのか尋ね、
レイアが「準備はできている」と言います。

最後はカジノ都市のカント・バイトにいた少年が映ります。
少年はフォースらしき力でほうきを自分の手元に引き寄せ掃除を始めます。
少年の指にはローズからもらったレジスタンスの指輪がありました。

エピソード9に続く・・・・・

レイアの「準備万端」はこの少年のことを示唆しているのでしょうか。
少年もまたミディクロリアンの持ち主?

と、いった謎が多く残るエピソード8でした。

こんな殺伐とした一方でやたらとかわいい感じのキャラクターが出てきます。
キャラクターたちの少しコメディな場面もあります。
可愛いのですがディズニーの思惑が透けて見えるのがちょっと嫌でした。

カイロ・レンがグレた原因はルークに見放された、という事ですが
レンが何を目指しているのか、彼の着地点がさっぱりわかりません。
スノークがいない今、銀河を支配しようとするのでしょうか。
それとも黒幕はハックスだったりして。
アナキンはダースベイダーになった理由はよくわかるだけに
レンももう少し掘り下げてくれないと共感もできないし、甘ったれ坊ちゃんの域を脱しません。


そういえばカイロ・レンがルークのもとを離れる時に一緒に修行していた子たちを数人連れて行ったそうですが
その人たちは今どこで何を?これはE9に出てくるの?

最後の対決の時に戦闘機で特攻しようとするフィンを
ローズが横から同じく戦闘機で体当たりして止める場面がありました。

この時、突っ込もうとするフィンにポーが無線で止めるんです。
「これは命令だ」とか言って。いやいや、お前が言うなでしょ。
アンタ、何回レイアたちにそのセリフ言わせそれを無視したと思ってるの。

さらに、瀕死のローズがフィンに愛の告白をしてフィンにキス。
正直に言うと私のテンションは下がりまくりです。何なの?これ。必要?

総括すると、みんな自分勝手に動いて自滅どころかまわりを巻き込んでばかり。
お前たちみんな何もしなくていいから、座って息だけしてなさいって話ですよ。

ここまで、たくさんのお馴染みなキャラクターが死んでしまいました。
ハンソロが死にルークも死んでしまいました。
でもレイアは生きています。皮肉なものですね。


エンドクレジットに出た言葉。
「In loving memory of our princess Carrie Fisher」(うろ覚えです)
これが出た時は泣けてきました。2回目に観た時も泣けてきました。
We miss you....



批評家の評判は良かったけど映画を観た観客の評判は悪かったそうですね。
しかも、「最後のジェダイ」は無かったことにして作り直せという署名運動もしているとか。
今までのSWの世界をここまで壊したのですからそれも仕方ないですよね。

前作の「フォースの覚醒」を見た時に文句ばかり言いましたが、謝ります。
今思えば「フォースの覚醒」名作だったと思うわ。JJすまぬ。
BB-8も可愛いかったです。



最近はゲームオブスローンズのような群集劇が流行ってるんでしょうか。
場面転換も多く、登場人物もすごく多かったです。
何度も言いますがスターウォーズってスカイウォーカーの話じゃなかったの?
主役は誰なんのかさっぱりわかりません。何だかSWの二次創作を観ているようでした。

やっぱり良くも悪くもディズニーなんだなあとついつい思ってしまいます。

エピソード9はどうなるのか、伏線は回収されるのか、
といったワクワク感はなく最後の少年が何者なのかもあまり興味がなく・・・・
だったら見るな、と思うのですがやはり最後まで見届けてしまうんです。


ジョディ・フォスターが最近のヒーロー映画を批判したらしいですが
マーベルのほうがよっぽどファンの期待を裏切らない作品になっていると思います。

新年早々、長々と愚痴ばかり申しましてすみません。
この辺で終わりたいと思います。