表層の脳で企んだことはことごとくうまくいかない。陶芸家を目指したことだってそうである。昨日の続きになるが、絵の具をそこいら中に着けてオイルブリンと一人格闘していた時は、何しろメカ音痴。さらに昔、一眼レフのビントがあわなかったのは、まだ眼鏡をかけておらず、乱視のせいだったと気付いていないくらいで、いずれ発表などとは考えてもいなかった。であるから、画が出た時点で即止めたのである。表層の脳が早く止めよと苛んでいた。 しかし数年後、たまたま自分の作品を撮影する事になり、個展会場の壁面を飾るようになった。だったらいっそオイルプリントで、と再開する事になった。後から考えると、上の方で、客観的な存在が見ているのでは、と思いたくなるような話である。 考えて見ると人間も本来木や草と同じ自然物である。内部にはちゃんと答えがあるのではないか?その声を聞き逃しさえしなければ、まんざら外すことはなさそうである。今回、グループ展でご一緒した他のお三方も、どちらかというと、耳をすませているタイプとお見受けした。古典技法もさることながら、むしろ、そちらに共通点があったような気さえした。
ご来廊いただいた方々、ツィートその他でご意見いただいた方々に感謝いたします。
鵜の木駅前 会期中通いました。
オイルプリント制作法
インキング映像↓
http://youtu.be/kZozcEqgKsE
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