我が家の『慧可断臂図』おそらく雪舟作と同サイズと思われ、作品の部分だけで、横一メートル弱はありそうである。仕方ないので、中村不折の『虎渓三笑図』はしまった。『慧可断臂図』よりさらに大きいのが『琴高仙人図』である。ロデオのように鯉に乗って弾ける仙人。かつて蛸と円谷英二、葛飾北斎同様、本物の鯉を入手して撮影する予定である。安全のため養殖鯉をタコ同様、撮影後食す予定だが、仙人の首を作った時、チラッと検索したら鯉は夏が旬とあったのでそろそろ、と考えていたが、旬なのは洗いの場合で、洗いは、刺身を氷でしめる前に湯で処理をするのにコツがいるようで、さらに落語のらくだのように、死んだ鯉に様々ポーズを付けたり狼藉をはたらくので、鮮度的に洗いは断念。となれば脂の乗った冬に鯉コク、唐揚げ、餡かけが良かろう。そんな理由で撮影スケジュールが変更になった、というお粗末であった。
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