ネットによると〝世の中には「起きている時間の50%を空想に充てる」という人も実在します。これまで注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状の一種と扱われてきた空想中毒が実際には独立した精神障害かもしれないという研究結果を、イスラエルの研究チームが新たに報告しています。 空想は大半の人が日常的に行うという普遍的な行為ですが、「空想にふけってしまって日常生活に支障が出ている」という状況は普遍的なものではありません。日常に支障をきたすほど空想にふけってしまう状態には「Maladaptive Daydreaming(不適応空想)」という名称が与えられていますが、今のところ不適応空想は精神障害の一種だとは分類されておらず、ADHD患者が示す過集中の一種という扱われ方をしているとのこと。” つまらない研究もあるものだが、〝空想にふけってしまって日常生活に支障が出ている”かどうかは、本人が判断することだろう。余計なお世話である。不適応空想は精神障害の一種ではなく過集中の一種?創作行為に励む人は皆そうだろう。 そういえば今でこそ私は動かざること石の塚の如しだが、子供時代は落ち着きがなく、本を読ますか絵を描かせておくしかない、と言われていた。難聴を疑われたのも過集中のせいだろう。始業のチャイムが鳴っても図書室から出て来ず出禁になったし。『虎渓三笑図』は話に夢中になり、決まりを破ったのに気付いて笑う3人の男の様子である。