明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日、朝ドラカムカムエブリバディで五十嵐が夢である時代劇俳優を諦め、というシーンがあった。現状と目標の間の距離が問題である。私のように、今日、明日、せいぜい2年後くらいのことだけ目指していれば目標までの距離が短か過ぎて折れない。酒で失敗したのがきっかけであっだが、酒の飲み方を教えなかった虚無蔵も悪い。いかにも酒癖が悪そうな弟子である。 私は渡世の割に何でいつも笑っていられる?といわれるが、そういえば案外挫折感を感じたことがないな、と考えたら、先のことなど考えず、パン食い競争のように、ほんの目の前のパンに齧り付くことをただ繰り返しているだけだからだ、と気がついたのは昨年のことである。ついでに〝何でも自分の都合の良いように解釈する”ともいわれるが、つまりオメデタく出来ている、ということであろう。 このオメデタイ男は、月を指差す寒山にすぐ取り掛かれば良いものを、この期に及んでグズグズ自分を焦らし、より多くの快感を得ようとしている。もはや処置なしである。



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