明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日の飲み会の間も気になっていたのが、ゴロフキンVS村田諒太のスーパーミドル級統一戦である。昔だったらもはやリングで表現することは何もない、と引退したカルロス・モンソンが来日したようなものであろう。それを迎え撃つ日本人が金メダリストのチャンピオンだというのだから隔世の感がある。良い試合だったようで何よりであった。 陰影のない手法は、照明やレンズの味の助けを借りることが出来ず、被写体の出来が成否を左右する、そういう意味でも、私の原点である人形制作が問われることになる。そのモチーフの多くが、これも原点の架空の人物、というのが良く出来た話である。これは考えていたら、少なくとも私の場合はこういうことは起きない。行き当たりばったりだからこそこうなる。ブルース・リーの「考えるな感じろ」その通りだ、それは前から知っている。下手な頭を使わぬよう金魚を眺めて待った。そして月を指差す寒山を作っていて、ブログを見ていた友人から考えるな感じろの続き「月を指差すようなものだ、月を観ずに指を見てはならない」を教わった。知ってたことにしとけば良かった。 カエル顔している必要はなかった蝦蟇仙人を見ていたら。やはり完成させたくなった。首しか出来ていない鉄拐仙人と何故かペアで描かれることが多い。一画面に二人使った『蝦蟇鉄拐図』にする。

 



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