小津の全身を作りはじめる頃合である。例によって、始めるまでの助走が長い。グズグズだらだらして、作りたいのをワザと焦らすという、自分でも不可解かつ、おなじみの行動である。さて始めようという時に飲みに出かけたり、自分でもいいかげんにしろといいたいが、これが長いと、集中力が増し、気がついたら完成しているのである。こんなときは、たとえ野暮用で中断することになっても、まったく問題なく、すぐ復帰でき迷うこともない。この期間が長いと、どうやら私はやる気だなと、人事のように思ったりするのである。 小津といえば白いピケ帽に白いシャツというイメージがある。晩年は、作品を年に一本のペースで撮っており、タイミングとして撮影が夏になることが多かったからであろう。もしくは、カーディガンにマフラーの、どちらかにしようと考えている。
01/07~06/10の雑記
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