熨斗をつけて
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デンマンさん。。。 熨斗(のし)をつけて あたくしにご進物をくださるのでござ〜ますかァ~?
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あれっ。。。とうとう卑弥子さんにも婚約者が決まったのですかァ〜?
いいえ、まだですわァ〜。。。
じゃあ、僕がお祝いの贈答品を卑弥子さんにあげる理由がないじゃありませんかア!
ありますわよう。。。もう10年以上も、こうしてブログでデンマンさんのお相手を務めているでござ〜ますわァ〜。。。それなのに、一度として感謝の印として贈り物をもらったことがないのですわァ〜。。。
ありますよう。。。贈り物ではないけれど、感謝の思いを込めて吹上温泉へ連れて行ったではありませんかァ!
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■『ゆのまち人妻紀行』
確かに連れて行ってもらいましたけれど、もうずい前のことですわァ〜。。。最近では、デンマンさんから何も頂いておりませんわァ〜。。。
思い出しましたよ。。。僕は卑弥子さんに贈り物をしたことがりました。。。卑弥子さんも思い出してください。。。次の写真のブラとパンティは、セクシーな卑弥子さんに お似合いだと思って僕が買ったものですよ。。。
卑弥子さんも気にいって「ねえ、ねえ、デンマンさん。。。記念に写真を撮ってくださいましなァ〜。。。うふふふふふ。。。」と言って、僕が撮った写真が上のモノですよ。。。覚えているでしょう!?
思い出しましたわァ〜。。。確かに、そういう事がありましたわァ〜。。。ところが中国製の安物で、1ヶ月も穿かないうちに縫い目がほころびて、バラバラになって穿けなくなってしまったのですわァ〜。。。せけてワコールの製品を買ってくださいなァ〜。。。
分かりました。。。今後気をつけます。。。
つまり、近いうちに あたくしに贈り物をするので「熨斗をつけて」というタイトルにしたのでしょう?
いや。。。残念ながら、そういうわけではありません。。。
じゃあ、いったい何のために思わせぶりなタイトルを書いて あたくしをお呼びになったのでござ〜ますかァ〜?
あのねぇ〜。。。つい最近、桂歌丸さんの『紙入れ』という落語を聴いたのですよ。。。
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紙入れ
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紙入れ(かみいれ)は、古典落語の演目の一つ。
いわゆる「艶笑落語(バレ噺)」であり、原話は安永三年(1775年)の「豆談義」に収録されている「かみいれ」。
あらすじ
貸本屋の新吉は出入り先の商家のおかみさんに惚れられ、旦那の留守中に家に来るよう書いた手紙をもらう。
いつも面倒を見てくれる旦那に申し訳なく思いながらいやいや出かけていくと、酒を勧められた上、泊まっていけと誘惑される。
ところが旦那が急に帰ってきたので、慌てた新吉はおかみさんの計らいで裏口から逃げ出す。
もうやめようと決意する新吉だったが紙入れを忘れてきた事に気づく。
新吉はこの紙入れを旦那に見せたことがある上、中にはおかみさんからの手紙が入っている。
紙入れを旦那が見つけたら何もかもおしまいだと新吉は夜逃げを考えるが、まずは様子を探ろうと翌朝再び旦那の家を訪れる。
しかし旦那の様子はいつもと変わらず、元気のない新吉を心配する。
新吉が、実はとある家のおかみさんに惚れられてしまって旦那のいない夜につい…と、紙入れを忘れて逃げてきたことまでを語ると、まさか自分の家のこととは思わない旦那はあれこれと新吉を気遣ってくれる。
おかみさんも「浮気するような抜け目のない女だよ、そんな紙入れが落ちていれば、旦那が気づく前にしまっちゃうよ」と新吉を安堵させる。
旦那も笑いながら「たとえ紙入れに気づいたって、女房を取られるような馬鹿だ、そこまでは気がつかねえだろう」
上方でのサゲ
江戸落語では「そこまでは気が付くまいて」でサゲとなるが、上方ではおかみさんが「その阿呆の顔を見てみたいわ」と言うと、旦那が自分の顔を指差して「ここにおるで」。
エピソード
1940年(昭和15年)9月20日、警視庁は内容が卑俗的で低級であるとして、紙入れを含む53演目を上演禁止(禁演落語)とした。
出典: 「紙入れ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この噺の中で、おかみさんが新吉に向かって次のように言う場面があるのですよ。。。
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「新さんに熨斗をつけて 好きな人に渡して きれいに別れてあげるわよゥ」とおかみさんが言うのですわねぇ〜。。。
そうです。。。卑弥子さんは、もちろん、熨斗がどういうものか? 知ってますよねぇ〜。。。
知ってますわァ〜。。。これでも京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・教授ですもの。。。おほほほほほ。。。
熨斗
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熨斗(のし)とは、一般的には慶事における進物や贈答品に添える飾りである。
ただし、元来長寿を表す鮑が使われていたため、お見舞いなどには熨斗を使う場合もある。
現在では黄色い紙を長六角形の色紙で包んだ形状をしているものが多く使われる。
祝儀袋等の表面に印刷された、簡略化されたものもある。
しばしば水引と併用される。
なお、漢語「熨斗」は「ウット」とも読み、「熨(熱でしわをのばす)」+「斗(ひしゃく)」、即ち、昔のアイロンである火熨斗(ひのし)を指す。
現代中国語でも、熨斗はアイロンを意味する。
熨斗鮑
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元来、熨斗鮑とはアワビの肉を薄く削ぎ、干して琥珀色の生乾きになったところで、竹筒で押して伸ばし、更に水洗いと乾燥、押し伸ばしを交互に何度も繰り返すことによって調製したものを指した。
「のし」は延寿に通じ、アワビは長寿をもたらす食べ物とされたため、古来より縁起物とされ、神饌として用いられてきた。
『肥前国風土記』には熨斗鮑についての記述が記されている。
また、平城宮跡の発掘では安房国より長さ4尺5寸(約1.5m)のアワビが献上されたことを示す木簡が出土している(安房国がアワビの産地であったことは、『延喜式』主計寮式にも記されている)。
中世の武家社会においても武運長久に通じるとされ、陣中見舞などに用いられた。
『吾妻鏡』には建久3年(1191年)に源頼朝の元に年貢として長い鮑(熨斗鮑)が届けられたという記録がある。
神饌として伊勢神宮に奉納される他、縁起物として贈答品に添えられてきた。
やがて簡略化され、アワビの代わりに黄色い紙が用いられるようになった(折り熨斗)。
正月の鏡餅には大熨斗、束ね熨斗が飾られる。
婚礼時の結納品として、束ね熨斗が用いられる。
伊勢神宮における熨斗鮑
伊勢神宮では、古来の製法で調製された熨斗鮑が、6月と12月の月次祭(つきなみさい)、10月の神嘗祭(かんなめさい)で奉納される。
この熨斗鮑は三重県鳥羽市国崎町の神宮御料鰒調製所にて調製される。
熨斗鮑造りは、毎年6月から8月にかけて作業が行われ、一回に使われる鮑は約200kg。
一つ一つ皮を剥くように薄く切っていき、それを干していく。
調進所より少し先のヒノキで造られた干し場で、布のようになった鮑が下がる風景を見ることもできる。
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毎年7月2週目の日曜日に熨斗鮑祭りが開催される。
第11代垂仁天皇の第4皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)が国崎を訪れた際、「お弁」と言う海女からアワビを献上されたことが由来とされる。
折り熨斗
現代では紅白の紙を折り込んで中央に黄色の短冊状の紙が付されているものを熨斗とすることが多く、この黄色の短冊状の紙の部分が熨斗鮑を表している。
折り熨斗と呼ばれる。折り熨斗には両折り熨斗や片折り熨斗などがあり、折り込まれかたによって真・行・草などに分類される。
その他の熨斗
熨斗の簡略化が進んで折り熨斗が紙に直接印刷されている場合も多く、また、熨斗鮑の本来の形から離れて「印刷のし」と呼ばれる次のような熨斗が用いられることもある。
文字のし
「のし」の2文字を用いたもの
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わらびのし
ワラビを熨斗にデザインしたもの
松葉のし
松葉を熨斗にデザインしたもの
熨斗に関するしきたり
仏事(主に弔事)などの贈答品には、熨斗を付けない。
仏教では生臭物を避けるため。
仏事でもお祝いごとの場合は戒律の厳しい宗派では気にされるが、最近は熨斗を付ける場合も多い。
魚介類を贈答品にする場合は、熨斗を付けない。
熨斗が鮑であるという本来の性質からすると正しいが、現代では特に気にされていない。
お見舞いには熨斗を付けない。
弔事に熨斗を避けることから、熨斗がお祝いの意味に理解されるようになり、現在市販の御見舞と字の入った金封・祝儀袋はほとんどが熨斗無しである。
本来は熨斗鮑が長寿を願う縁起物であるので、熨斗を付けたほうが良いように思われるが、「病気を引き延ばす」の意味合いとならないように通常は熨斗を付けない。
出典: 「間男」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熨斗にはいろいろな種類があるのですねぇ〜。。。全く知りませんでした。。。
あたくしに贈り物をするときには熨斗をつけなくてもけっこうですから。。。うふふふふふふふ。。。
その言葉、覚えておきます。。。卑弥子さんもできるだけ早めに婚約者を決めてくださいねぇ〜。。。決まったら何が欲しいか? メールで知らせてください。。。
中国製の安物は要りません。。。少なくとも日本製かフランス製をお願いします。。。
分かりました。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
卑弥子さんは、今でも純潔を守って独身なのですわァ〜。。。
それでも、まるで乙女のように恥じらうのです。。。
ええっ。。。「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」
あなたは、そのような強い口調で あたくしに ご命令なさるのですかァ~?
分かりましたわァ。。。。
では、あなたもビックリするような
忠臣蔵のとっても古い映画をご覧くださいまし。。。
なんと。。。昭和3年(1928年)制作の『忠臣蔵』ですわよう!
無声映画ですけれど、弁士の方がなかなかうまい説明をしてくださいますわ。。。
つい、引き込まれて観てしまうのですわ。。。
浅野内匠頭がどうしてヘマをしでかしたのか?
そのへんのところが詳しく映像に残っております。
観るだけの値打ちがありますわ。。。
では、どうぞ。。。
ところで、どうして小百合さんが
「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
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あなたは ご存知ですかァ?
実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。
そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。
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それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。
そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。
軽井沢・雲場池の紅葉
軽井沢のイルミネーション
秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩
とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。
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メチャ面白い、
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
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