デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

熊校の思い出(PART 4 OF 4)

2009-09-16 06:41:47 | お笑い・ユーモア・娯楽・ゲーム・音楽


  
熊校の思い出(PART 4 OF 4)




これは僕がイエローナイフ(州都)で働いていた頃の地図です。



この上の地図にはNunavutという準州がありますが、この準州(Territory)は1999年にできた州です。
ノースウェスト準州から分離してできたのです。

やっぱりカナダという国は若いのでしょうね。
州が分離する事がある。
日本も明治維新の頃には、県が分離したり合併した事はありますが、
明治20年頃から県は固定しましたよね。
それ以来、県が分離したり合併した事はない。

カナダにニューファウンドランド・ラブラドル州(Province of Newfoundland and Labrador)という州がありますが、
この州はそれまで独立国だったものが1949年にカナダの州の仲間に加わったのです。



僕が働いていた当時、上の写真の州都、イエローナイフの人口は約1万人でした。
2年ほど居ましたが、日本人は居ませんでした。
だから僕は日本語を2年間一度も使っていません。

でも、中国人は居ましたよ。
日本食レストランはなかったのですが、中国レストランはありました。
人口がわずか1万人の町にも中国レストランがありました。
中国米ですが、ご飯が食べられるのはありがたかった。

ご飯が無くてもいいという人も居るかもしれませんが、僕はやっぱりご飯が食べたいですね。
3食のうち夕食だけはご飯じゃないとダメです。
ご飯が無ければパンで済ませますが、
米が手に入るならば、僕はご飯を炊いて食べます。

イエローナイフの町はグレートスレーブ湖(Great Slave Lake)の北岸にあります。
金鉱があって栄えた町ですが、最近ではほとんどすべての金鉱が閉鎖しているようです。
金鉱と官公庁の町といった感じでした。

最近ではオーロラ観光で日本人の観光客がやって来るそうです。
町の人口も約2万人に達して僕がいた頃の2倍に膨れ上がっています。
オーロラ観光だとかグレートスレーブ湖の釣り観光で日本人客を集めているようです。




『日系カナダ人と中国人 (2007年8月22日)』より




デンマンさんはイエローナイフで何をしていたのでござ~♪~ますか?



財務・経理関係の業務のコンピューター化推進チームの一員だったのですよう。州都・イエローナイフで2年ほど働きました。そこでも、局長、部長、課長をファーストネームで呼んだものですよう。

局長に対しても Mr. Bush じゃなくて George と呼び捨てですか?

日本的な感覚では呼び捨てになるけれど、北米では、それは親愛感だとか、友愛の情の表れなんですよう。マジで。。。初対面では Mr.と呼ばれても、付き合い始めて1週間も Mr. が続くことはまずありません。Mr. で呼ばれるとイヤミに聞こえるものですよう。

そう言うものでござ~♪~ますか?

あのねぇ~、日本では、もっと信じがたいことだけれど、昨日、僕は仕事でオタワの国際税務署に電話したのですよう。後で問題がこじれた時に責任の所在をはっきりさせるために僕は担当者の名前を必ず尋ねるのだけれど、相手はファーストネームを答えますよう。つまり、初対面から電話でお互いにファーストネームを呼び合って、仕事の話をするのですよう。これは日本では絶対に考えられないですよう。

税務署のお役人と話をするのに初対面からファーストネームで仕事の話をするのですか?

そうですよう。これまでに20回以上、オタワの国際税務署に電話したけれど、名前を聞くと例外なくファーストネームを答えましたよう。

お話は違いますけれど、青木先生は欧米で生活したことがあるのでござ~♪~ますか?

僕の知る限り青木先生は海外へ行った事は無いはずです。

それなのに同窓会の席でデンマンさんを“加藤さん”と呼んだのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。本当に意外だった。僕は中学の頃は柔道部、高校の時には体操部。だから体育会系の習慣も体に馴染んでいますよう。青木先生は京都帝大の頃には馬術部に入っていたそうです。東大に馬術部がなかったので京大に行ったと話していました。だからバリバリの体育会系ですよう。

でも、青木先生は先輩・後輩というか、先生・教え子という縦型の関係にこだわらないのでござ~♪~ますか?

あのねぇ~、熊谷高校・旧制熊谷中学には3つの伝統があるのですよう。


熊谷高校



1895年(明治28年)、埼玉県第二尋常中学校として創設された。
県下の公立校としては埼玉県第一尋常中学校(現埼玉県立浦和高等学校)に次ぐものである。
戦後、新制埼玉県立熊谷高等学校となった。
開学以来男子校である。
早くから私服での登校が認められており、校風は極めて自由である。

校訓

「質実剛健」

「文武両道」

「自由自治」


部活動への加入率は高く、また自由な校風を有している。

校風

自由な校風を有することが特徴である。




『熊校の先生 (2009年9月10日)』より


「坊っちゃん」のモデルになった弘中先生が松山中学では1年に満たないで辞めているのに、旧制熊谷中学では19年間も教えたということが、何よりも自由な校風を物語っていると思うのですよう。

そうでござ~♪~ましょうか?

あのねぇ~、僕が在校していた時に、数学を教えていた三木先生という人が居たのです。その先生は青木先生の2年後輩でした。授業の合間に次のようなことを言ったことがあったのですよう。


私が熊中時代に青木先生は生徒会長のような役についていましたよう。
軍事教練があった頃で、確か、軍隊行進をした時に、軍刀を持って先頭に立っていたのが青木先生でした。
今でも、声がよく通るけれど、号令をかける時の青木先生は勇ましかったものですよう。


青木先生は京都帝大では馬術部、しかも軍隊に居た事もある。体育会系の精神にどっぷりと浸(つか)かっていたように思うのだけれど、多分、反動なんでしょうね。精神の自由を希求していたのかも知れません。京都帝大では哲学科でしたから。。。

怖い先生だったのでござ~♪~ますか?

いや。。。教室で怒ったことはなかったですよう。他の先生にも尊敬されるような先生でした。「坊っちゃん」のモデルの弘中先生が19年間教えたように、青木先生も20年以上教えましたよう。やっぱり、自由な校風が先生方にとっても居心地がよかったのでしょうね。

つまり、熊谷高校の伝統の中には横型社会にも通用する自由な校風があったとデンマンさんはおっしゃりたいのでござ~♪~ますか?

僕自身は、熊谷高校でそういう教育を受けてきたと信じきっていますよう。良い先生方に巡り合いました。それも“縁は奇なもの味なもの”でしょうね。

ところで、玲子さんはどのようにして大官寺君と知り合ったのでござ~♪~ますか?

それが面白いのですよう。僕が尋ねたら「しゃない結婚です」と言うのですよう。

「社内結婚」でござ~♪~ますか?

僕もそう思ったのですよう。大官寺君は一級建築士事務所を行田市に構えているのです。熊谷高校のプールは彼が設計して施工したというのですよう。だから、「玲子さんも建築関係の仕事をしていたの?」と、僕は、そう尋ねたのですよう。

そうしたら。。。?

「車内結婚なのよ」と言うのですよう。つまり、通学電車の中で知り合って結婚にゴールインしたのだそうです。「車内結婚」と言うところなど、やっぱり文学少女だった面影を感じますよう。うしししし。。。


【卑弥子の独り言】



ですってぇ~。。。
あたくしも、できれば車内結婚したいのですわ。
でも、現在、車で大学まで通勤しているのですわ。
それで、あたくしは、結婚できないのかしら?

ところで、あたくしも横型社会が望ましいと思うのですけれど、
名前の呼び方までが北米風な横型社会になることは好ましいとは思わないのでござ~♪~ますわ。

ええっ。。。どうしてかってぇ~。。。?
だってぇ、教室で女学生から“卑弥子”なんて呼び捨てにされるのはヤ~でござ~♪~ますわ。
どうせ呼ばれるのならば、“卑弥子准教授”と呼ばれたいのですわ。

とにかく、デンマンさんのお話は、まだ面白くなるようでござ~♪~ますう。
どうか、あなたも、またあさって読みに戻ってきてくださいましね。
では、またねぇ。。。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事





■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』


■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』



■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に

別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』


■ 『今すぐに役立つホットな情報』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』



『デンマン批判 (2009年5月8日)』

『好ましい批判 (2009年5月12日)』

『欺瞞の罠 (2009年5月16日)』

『馬鹿の一つ覚え (2009年5月22日)』

『立派な反面教師 (2009年5月29日)』

『社会的自我の欠如 (2009年5月30日)』

『原人ブームと漢字馬鹿 (2009年6月5日)』

『また、オマエか! (2009年7月3日)』

『成りすまし馬鹿 (2009年7月5日)』

『スカンクと宮本武蔵 (2009年7月6日)』

『絶望的な愚か者 (2009年7月7日)』



 
こんにちは。ジューンです。

“縁は異なもの味なもの”

良く耳にする諺ですよね。

さて、英語でなんと言うのでしょうか?

考えてみたことがありますか?

そのものズバリの言い方はなさそうです。

わたしが最もそれに近いと思ったのは

次の言い方です。

Inscrutable and interesting are the ways

people are brought together.


Inscrutable は mysterious とか

cryptic と同じ意味です。

つまり、「よく分からない奇妙な」という意味です。

文字通りに訳せば

“人との出会いは言葉では説明しがたく、

また(それだけに)面白い”



ところで、卑弥子さんが面白い記事をまとめました。

時間があったらぜひ読んでみてくださいね。

■ 『笑って幸せな気分になれるサイト』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 動画をメールで送りたい | トップ | 熊校の思い出(PART 3 OF 4) »

コメントを投稿

お笑い・ユーモア・娯楽・ゲーム・音楽」カテゴリの最新記事