映画を見終わってから、24時間営業のダンキン・ドーナツ(Dunkin Donuts)の店でお茶を飲もうと言うことになったのですよう。日本では“ミスタードーナツ”のチェーン店の方が有名だけれど。。。
んで。。。?
3人でテーブルについて映画のことをいろいろと話し始めたのですよう。印象的だったところ。。。良かったところ。。。アンナさんもマリアさんも“よかった。。。よかった。。。”の連発でしたよう。僕はそれ程感動的だとは思わなかったのに。。。
“あたし、お代わりしてくるねぇ~”
マリアさんがそう言って席を立ったので、僕はこの時とばかりに、またアンナさんの手を握ったのですよう。
“ケイトー!。。。アンナが気づくから止めてよね。”
ああ。。。アンナさんの気持ちを気遣って映画館の中では僕を無視し続けたんだ。。。そう思いましたよう。
デンマンさんは、分からなかったのでござ~♪~ますか?
卑弥子さんは分かりましたか?
もちろんですわ。おとといのお話を聞けば、その程度の事はすぐに分かりますわよう。
とにかく、1時間ぐらいダベッてからアパートに戻る事にしたのですよう。“ケイトー、 stay with me tonight, will ya?” マリアさんがアンナさんの居る前で、そう言うのですよう。マリアさんとアンナさんは親友だから、かなりきわどい事までお互いに隠さずに話している事を僕は知っていたけれど、この時ばかりは“ヤバイ事を言って欲しくないなぁ~”と思いましたね。
つまり。。。つまり。。。デンマンさんは、あのライトハウス・ビーチの日からアンナさんと、どうしても思いを遂げたいという気持ちがあったのですわね?
そうですよう。僕とアンナさんにはお互いに強く惹かれるものがあったのですよう。
あたくしは違うと思いますわ。マリアさんはデンマンさんのことをボーイフレンドと思うほど愛し始めていたのですわ。それを知っていながら、デンマンさんは“浮気”をしようとしているのですわ。
それは違いますよう。当時の風潮として“自由恋愛 (free love)”という考え方があったのですよう。つまり、自分の心に素直になると言う事ですよう。だから、自由恋愛は素直な恋愛と言うこともできますよう。僕がアンナさんに寄せる思いは、いわば自分の心に素直な思いだったのですよう。マリアさんが嫌いになったわけではないのです。ただ、アンナさんの存在が僕にとってあまりにも大きなものになってしまったのですよう。
デンマンさんは、理屈で美化しようとしていますけれど、そういう事を“浮気”と言うのでござ~♪~ますわ。
しかし、卑弥子さんだって次のように言っていましたよう。
もし伊勢に本当に神様がおられるのであれば、
あたくしは伊勢の神様のお導きで
業平さまとあのような形で
巡り逢う運命だと思いましたわ。
■ 『女は二人でも姦しい (2008年2月15日)』
卑弥子さんは、平安の昔、恬子内親王(やすいこないしんのう)として生まれ、斎宮(いつきのみや)として伊勢神宮の神に使える身であった頃、在原業平(ありわらのなりひら)に熱烈な恋をしてしまった事を振り返って、自分で弁護していますよう。
でも、デンマンさんとアンナさんの恋と、あたくしと業平様の恋とでは全く事情が違っていますわ。
そんな事はありませんよう。僕も同じような運命的な出会いをアンナさんに感じたのですよう。
しかし。。。しかし。。。あたくしは伊勢の神様のお導きでしたけれど。。。デンマンさんはどこの神様のお導きだったのでござ~♪~ますか?
カリスですよう。美(beauty)と優雅(grace)を司る女神ですよう。
(中略)
そんな神様の事は、これまでのあたくしの人生で聞いたこともござ~♪~ませんでしたわ。古代ギリシャの神様を持ち出してきて、また理屈であたくしをやり込めるのでござ~♪~ますか?
あのねぇ、卑弥子さんが言う伊勢の神様だって、古代日本の神様ですよう。新人類と言われる10代や20代のミーちゃんハーちゃんに伊勢の神様と言っても、ほとんどの人が知りませんよう。
デンマンさんは、その“カリス”という女神を信じているのでござ~♪~ますか?
もちろん、それまでの僕は信じていませんでしたよう。でも、アンナさんの話を聞いているうちに、僕とアンナさんが Lighthouse Beach で生まれたままの姿で向き合ったのは「カリス女神」のお導きだったのだと信じる事ができるようになりましたよう。
それは、デンマンさんの都合のいいように「カリス」と言う、訳の分からない女神を古代ギリシャ神話の中から持ち出してきたまでの事でござ~♪~ますわ。
僕が持ち出したのではなく、アンナさんが持ち出してきたのですよう。そして、アンナさんがナチュリスト(naturist)になったのも、また、アンアさんを Lighthouse Beach に導いた事だって、まさに「カリス女神」のお導きだったのですよう。なぜなら、もしアンナさんが「カリス」を知らなかったら、Lighthouse Beach で裸になる事もなかったのですよう。
分かりましたわ。それで、デンマンさんは『エマニエル夫人』を観た夜、マリアさんと一緒に過ごしたのでござ~♪~ますか?
僕はカリス女神のお導きでアンナさんのアパートに行きましたよう。うしししし。。。
マジで。。。?
もちろんですよう。でも、驚きましたよう。
どうしてでござ~♪~ますか?
アンナさんが“エマニエル夫人”になって僕を待ち構えていたのですよう。
アンナさんは、本当にデンマンさんをこうして待ち構えていたのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。
『思い出が美しすぎて (2008年5月24日)』より
デンマンさんは、こうやって。。。こうやって、二人の女性を手玉にとって遊んでいたではありませんかぁ~、んもお~~
やだなあああぁ~。。。レンゲさんの誤解ですよう。。。
誤解ではありしませんわぁ。上の引用は、昨日の記事をコピーしたのです。あたしは手を加えていませんわ。
あのねぇ~。。。確かに上の文章は昨日僕が書いた記事からレンゲさんがコピーしたものに間違いありません。でも、一部ですよう。しかも、明日、僕が書く重要な部分をレンゲさんはまだ読んでいないのですよう。
つまり、あたしが“早とちり”だとおっしゃるのですか?
そうですよう。レンゲさんは次の諺のように、ほんの一部分を読んで全体を誤って判断してしまったのですよう。
群盲象をなでる
あたしが象のシッポだけを触って、象の耳も鼻も見ていないとデンマンさんはおっしゃるのですか?
そうですよう。明日の僕の記事を読むまでは、レンゲさんには僕とアンナさんとマリアさんの全体像を見ることができないのですよう。
分かりましたわ。でも、あたしは象のシッポを間違いなく見ているのですわ。それが上の文章です。そうでしょう?
確かに、そうですよう。でも、象のシッポだけを取り上げて、“象はシッポの長い生物だ”と言うのはナンセンスだと思いませんか?
でも、あたしは象のシッポについて話すことはできますわ。
そうですよ。そうですよう。そうやってレンゲさんが出した結論が“デンマンは遊び人だ”と言う事なのですよう。でも、レンゲさんは、象の長い鼻も、象の大きな耳も、象のすっげぇ~太い足も、像のメチャでかい胴体も、まだ見ていないのですよう。なぜなら、僕はまだその事を書いてないからですよ。明日書くのですよう。レンゲさんが見たのは、ほんの象のシッポなのですよう。
そうでしょうか?
僕、本人がそうだと言っているのですよう。信じてくださいよう。
つまり、あすの『小百合物語』を読めば、デンマンさんが遊び人でないと言う事が分かるとおっしゃるのですか?
そうですよう。だから、明日の記事を読んでから僕が遊び人かどうかを見定めてくださいね。
【レンゲの独り言】
ですってぇ~
でも、上の部分を読んだだけでも、デンマンさんが二人の女性と、かなり問題のある行動を取っているのがあなたにも分かるでしょう?
マリアさんとデンマンさんは国際親善のために愛し合ってしまったのですわ。
まだ読んでない人は次のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
■ 『浮世絵の女 (2008年1月31日)』
それで、今度はデンマンさんがアンナさんと国際親善のために愛し合うのですわ。
上の文章を読めば見え見えだと思いませんか?
だって、アンナさんが上のように籐椅子(とういす)に座りながら、かな~♪~り扇情的にデンマンさんを迎えようとしているのですわ。
こうしてアンナさんが“ブルックリンのエマニエル夫人”になってデンマンさんを待ち構えているのですわよう。
もちろん、デンマンさんの言葉を信じるとしての事ですけれど。。。
でも、デンマンさんがそれ程女性にモテるとは思えないのですわよね。
とにかく、あなただって気になるでしょう?
あしたの『小百合物語』をぜひ読んでみてくださいね。
そして、あさって、あたしがデンマンさんをまた追求したいと思いますので、
ぜひ、戻ってきてくださいね。
では。。。
メチャ面白い、
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こんにちはジューンです。
“群盲象をなでる”
面白い諺ですよね。
でも、この諺を英語でなんと言うのでしょうか?
考えてみた事がありますか?
そのものズバリの表現は見当たりませんが、
次のような類似の表現が英語にあります。
Some people cannot see the wood
for the trees.
「木を見て森を見ず」
The frog in the well
does not know the ocean.
「井の中の蛙大海を知らず」
なんとなく分かりますよね。
あなたも“井の中の蛙”にならないでくださいね。
ところで、デンマンさんがレンゲさんの記事を集めて
一つにまとめました。
もし、レンゲさんの記事をまとめて読みたいならば、
次のリンクをクリックしてくださいね。
■ 『最近のレンゲ物語 特集』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
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