でもねぇ、その翌年、僕がバンクーバーから実家に帰省すると、まだガレージの棚を寝床に決めて住んでいましたよゥ。しかも、驚いた事に僕を覚えているのですよ。また「チーズ入り裂きイカ」がもらえるかと思って寄って来ましたよ。可愛いものですよう。
八戸市の「チーズ入り裂きイカ」はあったのでござ~♪~ますか?
もちろん、すべて食べつくしてありませんでした。仕方がないから近くのスーパーまで行って、似たようなチーズ入りの裂きイカを買ってきましたよう。
。。。んで、ヤカンは。。。?
そうですよ。その事ですよう。僕が中学生の頃までは菊ちゃんは、よく僕の家に遊びに来ていたのですよ。それと言うのも、僕のお袋が家で手甲・脚袢(てっこう・きゃはん)のボタン付けをしていた事があるのですよ。内職というか、在宅パートタイム・ジョブですよ。
手っ甲(手甲)[てっこう]:
手の甲を覆うもの。
武具は多く革製。
旅行・労働用には多く紺の木綿が用いられた。
脚絆[きゃはん]:
人体の脛部分に巻かれる布等をいう。
ズボンの裾を押さえることで活動時にズボンの裾が乱れない様に、障害物等で足元を怪我しない様に、足の鬱血を防いで血行を良くする為等が目的の被服である。
ゲートルともいう。
菊ちゃんも手伝っていたのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。菊ちゃんの手先が器用なのを見込んで、お袋が仕事を教えたのですよう。
菊ちゃんは手先が器用で、こうしてすばらしい花輪の首飾りを作ってしまう人だから、ボタンつけやコハゼを縫い付けるのはお手の物でしたよ。そうやって、お袋からお小遣いをもらったり、お昼ご飯やおやつを一緒に食べたものです。でも、そのうち、お袋は東邦生命の保険の外交員をやるようになって、在宅パートを辞めてしまったのですよう。
つまり、菊ちゃんの仕事も無くなってしまったのでござ~♪~ますか?
そういうことですよ。僕は、海外へ出て行った。お袋は仕事の関係で家に居ることも以前と比べればめっきり少なくなった。それで、菊ちゃんが僕の実家に遊びにやってくる事も少なくなったのですよう。
。。。んで、菊ちゃんと再会したのは、いつ頃でござ~♪~ますか?
僕が8年ぶりに実家に帰って、上の野良猫の“ミーちゃん”に餌付けをやっていた時に、菊ちゃんがたまたま通りかかったのですよう。「虫の知らせ」とでも言うのでしょうね。菊ちゃんも懐かしかったのでしょう。ニコニコしながら、すぐに僕のところにやってきましたよ。やはり、僕だって「たなぎ猫」よりは菊ちゃんの方がずっと可愛いですよう。
「アキィーヤは、とおい。。。とおいとこから。。。きちゃったのォ~?」
(僕がカナダに居ることはお袋から聞いていたらしいのですよう。)
うん、そうだよ。カナダと言う国なんだよう。菊ちゃんには分からないだろうなぁ~。。。どう?カナダって、どこにあるか知ってるゥ~?
「と~♪~おい。。。と~♪~おいとこよねぇ~。。。」
うん、うん、うん。。。。そうだよ、そうだよう。ずっと遠いところにあるんだよう。ちょうど地球の裏側なんだよ。分かるゥ~?
「チキュウに裏があるのォ~」
うん、うん、うん。。。あるんだよう。地球は丸いからね。
「どうちて丸いの?平らでちょう?丸いとすべってちまうわ。うふふふふ。。。」
そうだよなぁ~。。。うへへへへ。。。確かに丸いと滑ってしまうよなぁ。。。うしししし。。。菊ちゃんがネンネしている時に、僕は起きているんだよう。うへへへへ。。。
「どうちて、あたしがネンネしている時にアキィーヤは起きているのォ~?」
だから、地球は丸いからだよ。
「チキュウは平らでちょう」
うん、うん、うん。。。確かに菊ちゃんの目には平らに見えるよなぁ。間違いないよう。菊ちゃんは間違った事を言ってないよう。うへへへへ。。。地球が丸いか平らか?は菊ちゃんにとって重要じゃないから、どうでもいいんだよ。とにかく、菊ちゃん、お茶でも入れるから上がりなよ。
そう言う訳でしばらくぶりに会った菊ちゃんのために僕がお茶を入れることにしたのですよう。
デンマンさんは何年ぶりに菊ちゃんにお会いしたのでござ~♪~ますか?
10年ぶりぐらいですよう。知恵遅れの人ってあまり年をとらないのですよね。当時、菊ちゃんは40才になろうとしていたのだけれど、僕の目には小学生の頃見た菊ちゃんと、ほとんど変わりがなかったですよう。
それで、この時にヤカンが出てくるのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。
菊ちゃんを応接間に通して僕が台所でお茶を入れようとしていたのだけれど、とにかく、懐かしいのか、僕の後についてくるのですよう。応接間に座ってていい、と言うのに。。。
だって、菊ちゃんはデンマンさんのお嫁さんに成りたいと思っていたから、やっぱり会えてうれしかったのでござ~♪~ましょうね。
うん、うん、うん。。。確かにそうでしょうね。僕も、菊ちゃんに会えて本当に懐かしかったですよう。
それで、どのような事があったのでござ~♪~ますか?
お袋はちょうど町内会の会合に出席していて留守でしたよ。僕はヤカンを見つけて水道の蛇口から水を入れてコンロにかけようとしたのだけれど、菊ちゃんが面白そうに笑うのですよう。
デンマンさんが、何か面白い事でも言ったのでござ~♪~ますか?
菊ちゃんが面白がるような事は何一つ言ってないのですよう。
。。。んで、菊ちゃんは、いったい何を面白がったのでござ~♪~ますか?
それが、僕には全く見当がつかないのですよう。“菊ちゃん、何がそんなに可笑しいの?” 仕方ないから尋ねましたよう。
そうしたら。。。?
「フータ。。。フータ。。。」と言って笑っているのですよう。
初め、何の事を言っているのかさっぱり分からない。でも、菊ちゃんが指差したのでヤカンの蓋(ふた)の事を言っているのがようやく分かったのですよ。
どう言う事だったのでござ~♪~ますか?
僕はヤカンの注ぎ口から水を入れていたのですよう。
蓋を取らずにでござ~♪~ますか?
蓋を取らずにですよう。なぜなら僕がバンクーバーで20年以上使っているヤカンには次のように蓋がないのですよう。
あららあああぁ~。。。ほんとでござ~♪~ますわねぇ~。。。おほほほほ。。。でも、これってマジですか?
もちろん、マジですよう。僕が画像ソフトで蓋を消してしまった訳ではないのですよう。本当に蓋のないヤカンなのですよう。
それでデンマンさんのご実家にあったヤカンは、どのようなものだったのでござ~♪~ますか?
蓋がちゃんと付いているのですよう。どちらも、沸騰するとピーっと音を出すヤカンです。
日本には蓋の無いヤカンなんて売ってないと思いますわ。
僕もそう思いますよ。日本人は清潔好きですからね。水垢が溜まるから、絶対にヤカンを掃除したいと思うでしょうね。だから、蓋の無いヤカンなんて作ろうと思う人も居なければ、買う人も居ないと思うのですよう。
それなのにデンマンさんは、蓋の無いヤカンを買ったのでござ~♪~ますか?
そうですよ。蓋の無いヤカンと言う発想が面白いでしょう。。。ヘー、こんなものを本当に作る人が居るんだあああぁ~。。。僕は可笑しかったり、感心させられたりで。。。気に入って買ったのですよう。
どこで。。。?
カナダのイエローナイフですよう。もう20年以上前ですよう。
イェローナイフ 人口約2万
ところ変われば品変わる
それ以来、蓋の無いヤカンをデンマンさんはバンクーバーで20年以上も使っているのでござ~♪~ますか?
そうですよ。習慣というものは恐ろしいものですよう。注ぎ口から水を入れていたので、蓋を取ろうという気持ちになりませんでした。菊ちゃんの目にも、信じられないような愚かな事を僕がやっているように見えたでしょうね。うししし。。。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~
本当に上のような蓋の無いヤカンがアメリカやカナダにあるのかと思いまして、あたくしも調べてみたのでござ~♪~ますわ。
lidless kettle
つまり、蓋の無いヤカンですわよ。
GOOGLEで、これを入れて画像検索で調べましたわ。
あるものですよねぇ~。
ビックリしますわ。
でも、使う人の立場になって考えると、ヤカンの中の水垢を取り除くことができませんよね。
やっぱり、使い勝手が悪いのではないでしょうか?
あなたはどう思いますか?
あさっても面白い話題が続きそうでござ~♪~ますわ。
あなたも、どうか、また読みに戻ってきてくださいね。
では。。。
ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
ところ変われば品変わる
英語にも、これにあたる諺がありますわ。
どのように言うか考えてみた事がありますか?
次のように言うのです。
So many countries, so many customs.
諺と言うよりも、そのものズバリですよね。
習慣の違いというのは確かにあります。
ちょっと面白い事に、わたしは気づきました。
日本では犬はたいてい外で飼いますよね。
それで猫が家の中で飼われる事が多いものです。
ところが、カナダでは
犬が家の中で飼われ
猫は外に出されている場合が多いですよ。
農家では猫はまず間違いなく
外に居ることが多いものです。
なぜなら穀物を食べるネズミを
取ってもらうからです。
ところで、デンマンさんと卑弥子さんが
宮城県鬼首(おにこうべ)温泉郷にある
吹上温泉の湯滝について書いています。
男女混浴の露天風呂なんですよ。
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(2007年8月29日)
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では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
八戸市の「チーズ入り裂きイカ」はあったのでござ~♪~ますか?
もちろん、すべて食べつくしてありませんでした。仕方がないから近くのスーパーまで行って、似たようなチーズ入りの裂きイカを買ってきましたよう。
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手っ甲(手甲)[てっこう]:
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武具は多く革製。
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人体の脛部分に巻かれる布等をいう。
ズボンの裾を押さえることで活動時にズボンの裾が乱れない様に、障害物等で足元を怪我しない様に、足の鬱血を防いで血行を良くする為等が目的の被服である。
ゲートルともいう。
菊ちゃんも手伝っていたのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。菊ちゃんの手先が器用なのを見込んで、お袋が仕事を教えたのですよう。
菊ちゃんは手先が器用で、こうしてすばらしい花輪の首飾りを作ってしまう人だから、ボタンつけやコハゼを縫い付けるのはお手の物でしたよ。そうやって、お袋からお小遣いをもらったり、お昼ご飯やおやつを一緒に食べたものです。でも、そのうち、お袋は東邦生命の保険の外交員をやるようになって、在宅パートを辞めてしまったのですよう。
つまり、菊ちゃんの仕事も無くなってしまったのでござ~♪~ますか?
そういうことですよ。僕は、海外へ出て行った。お袋は仕事の関係で家に居ることも以前と比べればめっきり少なくなった。それで、菊ちゃんが僕の実家に遊びにやってくる事も少なくなったのですよう。
。。。んで、菊ちゃんと再会したのは、いつ頃でござ~♪~ますか?
僕が8年ぶりに実家に帰って、上の野良猫の“ミーちゃん”に餌付けをやっていた時に、菊ちゃんがたまたま通りかかったのですよう。「虫の知らせ」とでも言うのでしょうね。菊ちゃんも懐かしかったのでしょう。ニコニコしながら、すぐに僕のところにやってきましたよ。やはり、僕だって「たなぎ猫」よりは菊ちゃんの方がずっと可愛いですよう。
「アキィーヤは、とおい。。。とおいとこから。。。きちゃったのォ~?」
(僕がカナダに居ることはお袋から聞いていたらしいのですよう。)
うん、そうだよ。カナダと言う国なんだよう。菊ちゃんには分からないだろうなぁ~。。。どう?カナダって、どこにあるか知ってるゥ~?
「と~♪~おい。。。と~♪~おいとこよねぇ~。。。」
うん、うん、うん。。。。そうだよ、そうだよう。ずっと遠いところにあるんだよう。ちょうど地球の裏側なんだよ。分かるゥ~?
「チキュウに裏があるのォ~」
うん、うん、うん。。。あるんだよう。地球は丸いからね。
「どうちて丸いの?平らでちょう?丸いとすべってちまうわ。うふふふふ。。。」
そうだよなぁ~。。。うへへへへ。。。確かに丸いと滑ってしまうよなぁ。。。うしししし。。。菊ちゃんがネンネしている時に、僕は起きているんだよう。うへへへへ。。。
「どうちて、あたしがネンネしている時にアキィーヤは起きているのォ~?」
だから、地球は丸いからだよ。
「チキュウは平らでちょう」
うん、うん、うん。。。確かに菊ちゃんの目には平らに見えるよなぁ。間違いないよう。菊ちゃんは間違った事を言ってないよう。うへへへへ。。。地球が丸いか平らか?は菊ちゃんにとって重要じゃないから、どうでもいいんだよ。とにかく、菊ちゃん、お茶でも入れるから上がりなよ。
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デンマンさんは何年ぶりに菊ちゃんにお会いしたのでござ~♪~ますか?
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菊ちゃんが面白がるような事は何一つ言ってないのですよう。
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蓋を取らずにでござ~♪~ますか?
蓋を取らずにですよう。なぜなら僕がバンクーバーで20年以上使っているヤカンには次のように蓋がないのですよう。
あららあああぁ~。。。ほんとでござ~♪~ますわねぇ~。。。おほほほほ。。。でも、これってマジですか?
もちろん、マジですよう。僕が画像ソフトで蓋を消してしまった訳ではないのですよう。本当に蓋のないヤカンなのですよう。
それでデンマンさんのご実家にあったヤカンは、どのようなものだったのでござ~♪~ますか?
蓋がちゃんと付いているのですよう。どちらも、沸騰するとピーっと音を出すヤカンです。
日本には蓋の無いヤカンなんて売ってないと思いますわ。
僕もそう思いますよ。日本人は清潔好きですからね。水垢が溜まるから、絶対にヤカンを掃除したいと思うでしょうね。だから、蓋の無いヤカンなんて作ろうと思う人も居なければ、買う人も居ないと思うのですよう。
それなのにデンマンさんは、蓋の無いヤカンを買ったのでござ~♪~ますか?
そうですよ。蓋の無いヤカンと言う発想が面白いでしょう。。。ヘー、こんなものを本当に作る人が居るんだあああぁ~。。。僕は可笑しかったり、感心させられたりで。。。気に入って買ったのですよう。
どこで。。。?
カナダのイエローナイフですよう。もう20年以上前ですよう。
イェローナイフ 人口約2万
ところ変われば品変わる
それ以来、蓋の無いヤカンをデンマンさんはバンクーバーで20年以上も使っているのでござ~♪~ますか?
そうですよ。習慣というものは恐ろしいものですよう。注ぎ口から水を入れていたので、蓋を取ろうという気持ちになりませんでした。菊ちゃんの目にも、信じられないような愚かな事を僕がやっているように見えたでしょうね。うししし。。。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~
本当に上のような蓋の無いヤカンがアメリカやカナダにあるのかと思いまして、あたくしも調べてみたのでござ~♪~ますわ。
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つまり、蓋の無いヤカンですわよ。
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ビックリしますわ。
でも、使う人の立場になって考えると、ヤカンの中の水垢を取り除くことができませんよね。
やっぱり、使い勝手が悪いのではないでしょうか?
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あさっても面白い話題が続きそうでござ~♪~ますわ。
あなたも、どうか、また読みに戻ってきてくださいね。
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こんにちは。ジューンです。
ところ変われば品変わる
英語にも、これにあたる諺がありますわ。
どのように言うか考えてみた事がありますか?
次のように言うのです。
So many countries, so many customs.
諺と言うよりも、そのものズバリですよね。
習慣の違いというのは確かにあります。
ちょっと面白い事に、わたしは気づきました。
日本では犬はたいてい外で飼いますよね。
それで猫が家の中で飼われる事が多いものです。
ところが、カナダでは
犬が家の中で飼われ
猫は外に出されている場合が多いですよ。
農家では猫はまず間違いなく
外に居ることが多いものです。
なぜなら穀物を食べるネズミを
取ってもらうからです。
ところで、デンマンさんと卑弥子さんが
宮城県鬼首(おにこうべ)温泉郷にある
吹上温泉の湯滝について書いています。
男女混浴の露天風呂なんですよ。
興味があったら次のリンクをクリックして
覗いてみてくださいね。
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(2007年8月29日)
■ 『七夕の起こりって? (2007年7月7日)』
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
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