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愛より大切なもの

2021-01-19 03:29:11 | 病める日本・高齢化社会


 

愛より大切なもの

 


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ケイトー。。。 愛より大切なもの を探しているわけぇ〜。。。?


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。。。ん? 僕が愛よりも大切なものを探している、とシルヴィーは思うんだァ〜。。。

だってぇ、そうタイトルに書いてるじゃない!

でも僕が探しているわけじゃないのですよ。。。

じゃあ、いったい誰が探しているのよ。。。

次のリストを見てください。。。

 


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『拡大する』

『愛より大切なものってぇ?』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で1月11日の午前8時42分から午後1時15分までのアクセス者の記録なのですよ。。。赤枠で囲んだ箇所に注目してください。。。



あらっ。。。1月11日の午前10時56分にGOOGLEで検索して『愛より大切なものってぇ?』を読んだネット市民が居たのねぇ〜。。。

そういうことです。。。実は、千葉市に住んでいる相澤寿美礼(あいざわ すみれ)さんが読んだのですよ。。。

 


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寿美礼さんは千葉市で何をしているのォ〜?



市内にある東京情報大学で社会情報学科に籍をおいてメディアデザイン系の研究室で新しいメディアを目指して勉強しているのですよ。。。

 


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。。。で、どのようにして記事を見つけたのォ〜?



次のように「愛より大切なもの 徒然」と入れて検索したのです。。。

 


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『拡大する』

『現時点での検索結果』

『愛より大切なものってぇ?』


 



902,000件もヒットするのねぇ〜。。。リストのトップに表示されるのが 愛より大切なものってぇ? という記事じゃないのォ〜。。。



そうです。。。

寿美礼さんは「徒然ブログ」の常連さんなのォ〜?

そうです。。。しばしば僕のブログにやって来て記事を読んでいるのですよ。。。。

。。。で、記事を読んで何かインスピレーションでもゲットしたのォ〜?

次の箇所を読んで寿美礼さんは考えさせらたのです。。。

 





大正12年の関東大震災で無政府主義者の大杉栄、伊藤野枝、大杉の6歳になる甥が憲兵隊に殺害された事件に触発され、社会主義研究を始めるというのが重要なわけ?



その通りですよ。 そもそも、これが尾崎秀実(ほつみ)がスパイになる原点だったのですよ。

どういうわけで。。。?

あのねぇ~、大杉栄は内縁の妻・伊藤野枝と、神奈川県橘樹郡鶴見町(現在の横浜市鶴見区)に住む大杉の妹・あやめを見舞い、その息子の橘宗一(6歳)をつれて東京に戻る途中、行方不明になった。

誰が誘拐したの?

憲兵隊が彼らを連行して、結局殺してしまった。

つまり、尾崎秀実はこの事件に衝撃を受けたのね?

その通りですよ。 一般庶民が平凡に暮らそうとしているところを憲兵隊という国家権力の手先が“家庭(愛の巣)の平和”を乱してしまうどころか、その人たちの命まで奪ってしまう。 “こんな世の中がいいわけない!” 尾崎はそう思ったわけですよ。 それで彼は社会主義研究をするようになり、やがて愛と平和の世界を目指してスパイ活動に集中するようになってゆくのです。

尾崎はマジで“愛と平和な世界を目指して”スパイ活動をしたわけなの?

あのねぇ~、尾崎の活動を応援したり、彼の信条に共感を覚えていた人たちは 尾崎が刑死した後でも彼のことを「真の愛国者」、「献身的な反戦主義者」として尊敬しているのですよ。

でも、スパイ活動に専念するということは日本と日本国民を欺いたことになるでしょう!

でもねぇ~、当時の日本は一部の軍人によって政治が左右されていた。 いわば軍事政権に近いものだった。 だからこそ国家権力の手先であった憲兵隊が一般市民を拉致して殺害してしまう。 

...で、その国家権力の手先として動いたのが甘粕大尉だったわけなの?

いや。。。 この甘粕大尉も国家権力の犠牲者だった。

どういうことよ?

あのねぇ~、甘粕大尉は懲役10年の刑を受けた。 でもねぇ、3年弱、千葉刑務所において刑に服しただけで、1926年(大正15年)の10月にひっそりと釈放された。 その後陸軍の官費で夫婦でフランスに留学し、後に満州に渡って満州事変に関わることになる。

どうして、そういうことになるのよ?

なぜなら、甘粕大尉は実際には手を下してないのですよ。 彼は、言わば、身代わりになって全責任を自分一人がかぶったような形で責任を取った。。。 と言うより、軍の上層部から責任を取らされた。 だから、軍の上層部の計(はか)らいで、わずか3年の刑を済ませると、ほとぼりを冷(さ)ますために官費でフランスに留学し、後に満州に渡って満州映画協会の理事長に就任した。

マジで。。。?

僕はウソを言いません。。。 こういう一連の事実を見てゆくと甘粕大尉は身代わりになって責任を一人でかぶったことが実によく解かる。 しかも、満州時代の甘粕は、満州映画協会幹部らとの私的な席で「僕はやっていない」という発言をしている。

でも、それは本人が口で「デマカセ」を言うことだってあると思うわ。

あのねぇ~、甘粕大尉が手を下していないだろうという状況証拠もあるのですよ。

どのような。。。?

当時の陸軍・特高警察の指揮系統では、甘粕大尉が部下に「大杉一家殺害」を命令するのが不自然である。 また、甘粕大尉の供述によれば、殺害前の甘粕と伊藤野枝が尋問中にウィットに富んだ会話を交わしており、殺害を前提としているとは考えにくい。 更に、甘粕大尉は裁判で証言をたびたび変えているのだけれど、彼の性格から、そのようなことはありえない。 明らかに、軍の上層部の意向が彼の証言を左右しているように思える。

でも、人間だから、一時の迷いということもあるのじゃない?

いや。。。 甘粕大尉の生涯を見てゆくと、証言を変えるような人ではないのですよ。

ケイトーは、どうして見てきたようなことを言うの?

あのねぇ~、甘粕大尉には終戦の時に、こういうエピソードがあるのですよ。


8月15日。敗戦は満州国はもちろんのこと、満映にとっても甘粕にとっても全ての終わりでした。
8月16日、彼は満映の会議室に日本人社員を集めて、「私は死にます」と告げたのです。

続いて次のように言ったのです。
「皆さんは前途春秋に富む方が多いのですから、長く祖国再建のために働いてください。
そして、ここに残っている婦人と子供を頼みます。日本に帰れるように。。。」

次に甘粕は中国人社員を集めて次のように言いました。



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これからは皆さんがこの会社の代表となって働かなければなりません。

しっかり頑張ってください。いろいろお世話になりました。

これからこの撮影所が中国共産党のものになるにしろ国民党のものになるにしろ、ここで働いていた中国人が中心になるべきであり、そのためにも機材をしっかり確保することが必要です。


続いて甘粕は、満映の銀行預金を引き出して全員に退職金を支給しました。
日本人従業員は、甘粕が関東軍と交渉して用意した列車に乗って帰国し、後に東横映画株式会社を作ります。
東横映画は現在の東映株式会社の前身です。

理事長は死ぬつもりだ、満映の社員は誰もがそう確信していましたから、その日以来甘粕には見張りをつけて四六時中監視していました。
8月20日、ソ連軍が新京(現在の長春)に侵入すると甘粕は、満映の理事長室で隠し持っていた青酸カリを飲んだのです。

うめき声に気がついて人が駆けつけましたがもはや手遅れ。
死を看取ったのは主事の赤川孝一と映画監督の内田吐夢でした。
赤川孝一は作家赤川次郎の父親です。

その数日前、理事長室の黒板には次の辞世の句が書かれていたそうです。

大ばくち もとも子もなく すってんてん

満州国そのものが大ばくちでした。

満州国総務庁の武藤富男は次のように言っています。

「甘粕には私利・私欲がなく、生命に対する執着もなかった。
彼とつきあった人は、甘粕の様な生き方が出来たら…と羨望の気持ちさえ持った。
また、そこに魅せられた人が多かった」

満映の理事長時代、甘粕は日本人・中国人を問わず、ある面では恐れられ、またある面では慕われていたのです。




あのねぇ~、「死ぬ。死ぬ」と言う人に限って、いざとなると死ねないものですよ。 甘粕は「武士に二言はない」と言う生き方を貫いた。 だから、甘粕が「僕はやっていない」という発言は真実だったのですよ。



解かったわ。。。で、「愛より大切なものってぇ?」どうなったの?

尾崎秀実は拘置所に入っている間に、こまめに妻子に宛てて手紙を書いたのですよ。 その手紙を尾崎が刑死してから妻の英子さんが書簡集として出版したのが『愛情はふる星のごとく』という本なのです。

 


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この『愛情はふる星のごとく』は隠れたベストセラーになった。 手紙を読むと、あの息も詰まるような戦争中に自分の意志を貫き通して生きる尾崎の姿が見えてくる。 しかも、行間には妻子を思う夫としての尾崎、それに父親としての尾崎の愛情がにじみ出ている。 そういうところが特に女性の共感を得たようですよ。



あらっ。。。 そうなのォ~? もし英訳が出ているのなら私も読んでみたいわ。

探してぜひ読んでみてください。

それで、愛より大切なものってぇ?

あのねぇ~、一般庶民が平凡に暮らそうとしているところを国家権力が暴走し始めると、憲兵隊という国家権力の手先が“家庭(愛の巣)の平和”を乱してしまうどころか、その人たちの命まで奪ってしまう。 尾崎は “こんな世の中がいいわけない!” と思って立ち上がったのですよ。

でも、どうしてスパイ活動をしないといけないの?

戦争の無い、愛と平和の世界を立ち上げるには社会主義しかないと信じるようになったのですよ。 それを早く実現させるにはソ連に頑張ってもらうしかないと。。。

でも、結局、ソ連は崩壊してしまったじゃない。

そうです。 ソ連の中にもスターリンのような独裁者が出てきて、彼が言わば国家権力として暴走を始めた。 尾崎が生きていたら嘆いたでしょう。 つまり、いつの時代でも市民が“井の中の蛙(かわず)”になていると、国家権力が暴走し始めると言うことですよ。 

要するに、井の中の蛙にならずに、しっかりと目を外に向けなければならないと言うことなのね。

そういうことですよ。




『愛より大切なものってぇ?』より
(2013年9月26日)


 



つまり、井の中の蛙にならずに、しっかりと目を外に向けてないと、やがて国家権力が肥大して“愛の巣”など粉々に破壊されてしまう、とケイトーは言いたいのねぇ〜。。。



そうです。。。もちろん、愛も大切ですよ。。。でもねぇ〜、愛、愛、愛。。。と馬鹿みたいに愛にこだわっていても、国家権力が肥大したら、愛などひとたまりもないということですよ。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

確かに、そういうことですよねぇ〜。。。

軍国主義時代の日本では愛よりも国のために死ぬことが重んじられたのですわ。

あなたも、そう思うでしょう?

ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから他に、もっと面白い話をしろ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


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『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


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『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


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『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


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『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』


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『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

『プーチンの復讐』

『若いポープ』

『信じられない話』

『白いカラス』

『真実が人を殺す』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

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