Kinema DENBEY since January 1. 2007

☆=☆☆☆☆☆
◎=☆☆☆☆
◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

晩春

2007年07月14日 18時35分08秒 | 邦画1941~1950年

 ☆晩春(1949年 日本 108分)

 監督/小津安二郎 音楽/伊藤宣二

 出演/原節子 笠智衆 月丘夢路 杉村春子 桂木洋子 三宅邦子 宇佐美淳

 

 ☆床の間の壺

 まあこんなものの意味するところは小津にしかわからないわけだから、それをくだくだと推論したところで始まらない。小津が文書にでもしておいてくれていればいいし、でもたとえそうであっても本当のところを書き残しているかどうかはわからない。

 でも、個人的にいえば、父と娘というのは、余人の入り込めないものがあり、それは性的なものであろうとなかろうとどうしようもなく繋がっており、母と娘よりも切っても切れないところがあるのではないかとおもったりする。そんなところだけど、それがこの作品の印象を左右するかといえば、そうとはおもえない。


コメント    この記事についてブログを書く
« 喜びも悲しみも幾歳月 | トップ | 彼岸花 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。