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キング・アーサー

2014年10月03日 01時12分50秒 | 洋画2004年

 ◇キング・アーサー(2004年 アメリカ 126分)

 原題 King Arthur

 staff 監督/アントワン・フークア 脚本/デイヴィッド・フランゾーニ

    撮影/スワヴォミール・イジャック 美術/ダン・ウェイル

    衣装デザイン/ペニー・ローズ 音楽/ハンス・ジマー

 cast クライヴ・オーウェン キーラ・ナイトレイ ヨアン・グリフィズ レイ・ウィンストン

 

 ◇西暦415年、ブリテン島

 中世のアーサー王伝説にまつわる円卓の騎士の話かとおもえば、まるでちがう。

 古代ケルトの攻防戦で、

 敵役になってるのが、

 イングランドに上陸したアングロサクソン人の王にして、

 ウェセックス王室の始祖セルディックだ。

 つまり、イギリスの開闢時代の物語ってことになる。

 しかも、敵役は倒される運命にあるわけで、

 くわえて、

 最近の学説によって、アーサー王のモデルになったといわれる古代ローマ帝国の傭兵、

 ルキウス・アルトリウス・カストゥスが主人公になってるものだから、

 そうなると、イギリスの始祖が古代ローマ帝国の傭兵に倒されちゃうことになり、

 この映画の説が正しいとすれば、イギリスの歴史が変わっちゃわない?てなことになる。

 まあ、そういうかなり小難しい背景を持ってるものだから、

 イギリスから遠く離れた国のぼくには、なんだかよくわからない。

 だもんで、あ~こういう物語もあるのね~くらいな気持ちで眺めるしかない。

 とはいえ、

 三人の主役たちはさすがに芸達者で、存分にブリトン建国物語を見せてくれる。

 そういう面では安心して楽しめたし、画面も音楽も出来はいい。

 ただ、なじみのない物語に戸惑っちゃうだけのことで…。


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