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囚われた国家

2022年01月31日 00時45分54秒 | 洋画2019年

 ◇囚われた国家

 

 どうもキャストに花がないな~。ジョン・グッドマンもベラ・ファミーガも決して悪くないし、こうした作品には似合ってる感じもするんだけど、ふたりともおとなしめなんだよね。さて、このふたりは主役なんだけど狂言回しじゃない。狂言回しは黒人の少年の兄弟なんだけど、これがまた地味なんだよ。なんかな~。

 さて、で、かれらは地球を征服した異星人に対するレジスタンスで、地下組織の一員であることを絶対に知られてはならないジョン・グッドマンはいかなる犠牲を払っても、たとえ味方に詰られ、嫌われ、軽蔑されようとも憲兵隊の長のような立場を守って、叙勲されなければならない。そうでないと、異星人の母艦の中枢に入っていいとは認められないから。

 でもそうなればしめたもので、母艦の内部に入り、なんにも探知されない立場となって自爆することができるようになるんだね。これがこの作品の味噌になるんだけれども、やはり地味だ。

 ただおもったのは、これはナチスに占領されたドイツでの地下活動の物語にしてもなんら違和感はないってことだ。別にロシアに支配された某国の話でもなんらかまわない。要するに、圧倒的な軍事力あるいは思想によってちからずくで支配されていながらも最後まで抵抗をし続けるという悲壮感に包まれた作品だってことだ。

 


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