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ローマの休日

2007年09月30日 13時27分41秒 | 洋画1951~1960年

 ☆ローマの休日(1953年 アメリカ 118分)

 原題/Roman Holiday

 監督/ウィリアム・ワイラー 音楽/ジョルジュ・オーリック

 出演/オードリー・ヘップバーン グレゴリー・ペック エディ・アルバート

 

 ☆G・ROCCAでシャンパンを。

 BAR/G・ROCCAはヘプバーンがペックと訪れるバーで、ヘプバーンはここで初めて煙草を吸う。片眉あがりのペックはアイスコーヒーを注文し、麗しのヘプバーンはシャンパンを注文する。

 ぼくはローマには想い入れが強く、なんつっても、ヨーロッパのなかでは最高に忘れ難い町のひとつだ。

 ローマにいったとき、この「G・ROCCA」は見つけられなかったが、しかしながら、ミーハーな17歳だったぼくは、しっかりとスペイン階段で「ジェラード」を食べてしまった。必死になって「真実の口」をさがし、嘆きの壁もさがした。なんとまあ、純粋な「休日」を過ごしたことだろう。

「ウィリアム・ワイラーってのは凄いんだよ」

 と、かつて黒澤明がとあるインタビューでいっていたことがある。

 なにが凄いのかわからなかったが、そのときから、ぼくは「ワイラーは凄いんだ」とおもって疑わない。

 ただ、ペックの部屋は当時からとっても好きだった。とても美しく作られてて、美術の勝利だ。あんな部屋で暮らしてみたいとおもっていたし、老後、ひとりであんな部屋で生活するのもいいなあとかおもってしまう。

 けれど、ぼくは日本人だから、やっぱり畳も欲しいんだけどね。

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