狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

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日露接近、米国意向の国策捜査で嵌められた鈴木宗男氏の復活・出番はあるのか・・・「政治の修羅場」を読む

2016-05-08 05:36:37 | 日本政治・総合 2012~2017
 一昨日5月6日(日本時間同日夜)に行われた安倍晋三首相ウラジーミル・プーチン大統領とのロシア南部ソチにおける日露首脳会談において、平和条約締結と経済関係発展に向けた交渉が行われたが、果たして現在の日露接近において、米国意向の国策捜査で嵌められた鈴木宗男氏の復活・出番はあるのだろうか
 「政治の修羅場」(著者:鈴木宗男氏、出版社:文藝春秋、出版日:2012/06/20)を読んだ。
 小渕恵三内閣の内閣官房副長官時や森喜朗内閣時にロシアを訪問し、ボリス・エリツィン大統領(当時)とプーチン大統領(当時)と会談した鈴木宗男氏。プーチン大統領とは小渕首相(当時)が病で倒れていた時に「さし」で会談も行われた。
 地域政党の先駆けとして「新党大地」を立ち上げた鈴木氏。
 北方領土は旧ソ連の占領したものであり、プーチン現大統領が占領した訳では無い。国内世論等の事もある為に、日本側の要求通りには素直に返還と応じる訳にもいかない。しかし、プーチン大統領の在任中こそがチャンスであると鈴木氏は述べる。
 ロシアへの資源外交はその後の北方領土四島返還を見据えたものであったが、そのロシアに近づく事で、田中角栄元首相がロッキード事件で嵌められた事と同様に、アメリカに使われる検察に国策捜査で嵌められ冤罪を被った鈴木氏。米国に歯向かうとこの様になると最近出演していた番組内で鈴木氏が言っていた事を思い出す。米石油メジャー、属国、言いなりと。
 外務省小泉純一郎首相(当時)に田中眞紀子外相(当時)降ろしに利用された挙げ句、その半年後に逮捕されてしまった。
 マスコミはクリーンなイメージばかりを重視し、政策・施政内容を度外視する。イメージさえ良ければ内容はどうでもよいとする訳である。世間の一般大衆は、そのマスコミに煽られる形で、金権・スキャンダルをバッシングする。かつて田中角栄元首相に対する三木武夫元首相を担ぎ上げた事や、逆にそのポピュリズムを利用する形で長期政権を保った小泉純一郎元首相がいる。しかし、ポピュリズム、つまり大衆迎合により国は滅んでいく
 小泉元首相はジョージ・W・ブッシュ元大統領を盟友としてはっきり親米路線であったが、それ故に、鈴木氏の尽力による森前首相までの日露関係進展の傾向が一気に後退してしまった。
 議員となる前は中川一郎氏の秘書を務め、親台湾であった中川氏は、日中国交正常化を実現させた、田中角栄元首相に対しての反田中派であった。
 キルギス日本人誘拐事件においては、当時エリツィン大統領の代行を務めていたプーチン氏から情報提供などの協力の申し出に小渕首相は聞かず、結局、政府は要求通りキルギス側に3億円を支払ってしまった。かつて、1977年(昭和52年)のダッカ日航機ハイジャック事件においても同様に、当時の福田赳夫首相身代金600万ドルの支払いと、超法規的措置として過激派釈放・引き渡しを決断している。
 ロシア正教のアレクシイ2世総主教の来日と天皇との会談も実現させる
 北朝鮮の核・ミサイル情報を、北朝鮮と繋がりの有るイランを警戒するイスラエルのモサドから入手する。シカゴ商品取引所のレオ・メラメド名誉会長等のユダヤ・ネットワーク
 「絶対に権力と妥協するな」の妻からの一言、刑務所内にて、「絶対に自分自身が信念を持って生きること。ぶれないこと。」、「目に見えない力で生かされている」との悟り。「人生は思い通りにはいかない。…(中略)…悪しき権力によって挫折や失望を味わった人に、夢を与えたい。それを自分の仕事として行きたいと願う。…(中略)…だから人生は、死ぬまで闘いだと思っている。
 鈴木氏の側近であった、外務省の元国際情報局分析第一課主任分析官の佐藤優氏も鈴木氏と同様に米国の意向に従った国策捜査で収監されたが、佐藤氏がクリスチャンである事から、鈴木氏にその影響が感じられるのである。

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  ・2013/09/25付:「同性愛・同性婚の間違い(2)・・・ロシア・プーチン大統領の正義と、イスラムの『旧約聖書』を基にした正しさと毅然さ & 規範・根拠を持たない日本人・世間の人」
  ・2014/03/30付:「ロシア・プーチン大統領はイルミナティのNWO(新世界秩序)を破壊する・・・ウクライナ情勢(4)」
  ・2014/06/01付:「露・プーチン大統領はWW1後のヒトラーによる独国民救出との類似性とエゼキエル書の預言の事を把握しているものと思う・・・ウクライナ情勢(12)」
  ・2014/08/17付:「欧米マスコミの雑音宣伝に悩まされる露プーチン大統領と御巣鷹日航機撃墜29周年・・・ウクライナ情勢(16)」
  ・2015/01/01付:「欧米・イルミナティによる対ロシア経済封鎖『ABCD包囲網』・・・ウクライナ情勢(17)」
  ・2015/02/01付:「欧米による露骨なウクライナ乗っ取り表明・・・財務相等の新内閣3閣僚に外国人登用、ウクライナ情勢(18)」
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  ・2015/03/29付:「プーチン大統領が核兵器の準備をする事は当然である・・・イルミナティNATOの東方拡大・ロシア侵攻の懸念」
  ・2015/11/22付:「ロシア機墜落事故も米・英・イスラエルによる偽旗作戦か・・・ロシアをWW3へ誘引するイルミナティ」

 参考文献
「政治の修羅場」(著者:鈴木宗男氏、出版社:文藝春秋、出版日:2012/06/20)
「政治の修羅場」(著者:鈴木宗男氏、出版社:文藝春秋、出版日:2012/06/20)

 関連動画
 

YouTube:カツヤマサヒコSHOW 鈴木宗男 15 09 05


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