True posted date & time:2021/08/09 16:40>
(当方の都合にて、投稿日時を変更しております。
I changed posted date and time for my convenience.)
※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.
未だ続くシリア騒乱と並行する東京オリンピック
難民のレッテルを否定するシリア国民の祖国への思いは?
Tokyo Olympics which parallels Syrian riot.
How are thoughts to a motherland of Syrian people who deny refugee's label?
6月8日、国際オリンピック委員会(IOC)は、東京オリンピックに参加する、シリアやイラン、南スーダン等、11か国出身の29人の選手が、「難民選手団」として認定された上で出場する事を発表した。
出身国の内訳は、シリア9人、イラン5人、南スーダン4人、アフガニスタン3人、エリトリア2人、残りは各一人ずつで、イラク、カメルーン、ベネズエラ、スーダン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国となっている。前回2016年のリオ・オリンピックから参加を始めた難民選手団。前回は10人が参加した。
そのシリア国内では、未だ騒乱が続いている。シリア騒乱は、10年前にイルミナティが背後に居る西側欧米の言い分「アラブの春」として始められた、中東地域での一連の「民主化運動」の中の一環として行われて来たものだ。MSMレイムストリーム・メディア=マスゴミが宣伝するところのそのポピュリズムとされるものは、単にその西側欧米にとって都合の悪い政権の体制転換を試みるものでしかなかった。よって、そのポピュリズムは、西側欧米が煽動したものであったり、欧米の諜報員が掻き回したものであった。
また、外国の支援を持つ反体制派を構成する者達は、殆どがヨーロッパ人をはじめとした外国人ばかりであった。多くのシリア人達は、アサド政権を支持していた。というのも、アサド政権は決して独裁的な政治を行っていた訳では無く、極めて民主的な政治を行っていたから、シリア人にとって元々、不満が余り無かったからだ。
5月26日に行われたシリアの大統領選挙。バッシャール・アル=アサド大統領は、有効投票の約95%の票を獲得して4選を果たした。その様に得票をほぼ独占する結果になったのは、反体制派が投票出来なかった事もあろう。しかし、その反体制派の多くが外国人なのだから、投票権が無いので当たり前と言える。何せ、多くのシリア人が、アサド大統領を支持している事が、そういう一例からも解るものだ。
シリア政府軍がIS(DAESH、イスラム国)とかアルカイダ、アルヌスラ、その他、それらの系統のテロリスト、反体制派から領土を奪還して解放した後、難民となって外国に逃れていた多くのシリア国民達は、祖国に帰国して来たのだ。もしも西側欧米のメディアが伝える通りアサド政権が恐いのならば、避難先、亡命先に留まり続けて帰って来ないはずだ。
アサド政権によって化学兵器が使われて来たと言われて来た。この事も全くのでっち上げである。しかし、その事によって、西側欧米はシリアに対して制裁を掛け続けて来たし、シリアにトマホーク・ミサイルを打ち込んだりもして来た。
化学兵器を使用、或いは使用したと見せかけて来たのは、反体制派、テロリスト達の方だ。それら反体制派、テロリスト達のバックには、西側欧米、トルコ、NATO(北大西洋条約機構)、そして偽イスラエルが存在する。
そんな、反体制派、テロリスト達によって行われた、アサド政権、シリア政府軍がやったと見せかけたFalse Flag(偽旗工作)には、救助団体とか慈善団体、ボランティア団体と言われているホワイト・ヘルメットも加担して来た。その偽善団体ホワイト・ヘルメットは、常にテロリストと一緒に行動し、救助していると見せながら、子供達をはじめとした拉致・誘拐、死体の撤去や殺人と共にする臓器売買、False Flagに於ける演出、映像の製作等を行って来た。
西側欧米のMSMレイムストリーム・メディア=マスゴミが、如何に多くのフェイク・ニュースを垂れ流して来たかが、このシリアでの騒乱と化学兵器のFalse Flagからも解るものだ。また、そのMSMレイムストリーム・メディア=マスゴミには、西側欧米と共にする日本のメディアも含まれる事を忘れてはならない。
Iran’s Raeisi: Foreign forces must end illegal presence on Syrian soil https://t.co/KRU2EU2ZrX
— Press TV (@PressTV) August 5, 2021
2011年3月15日から始まりおよそ8年半が経過した2019年10月、アメリカのドナルド・トランプ大統領(当時)は、シリアからの米軍撤退を決定した。
2019年10月7日付のトランプ大統領のツイートより、
「....almost 3 years, but it is time for us to get out of these ridiculous Endless Wars, many of them tribal, and bring our soldiers home. WE WILL FIGHT WHERE IT IS TO OUR BENEFIT, AND ONLY FIGHT TO WIN. Turkey, Europe, Syria, Iran, Iraq, Russia and the Kurds will now have to.....」
(「私たちはこれらのとんでもない終わりのない戦争から抜け出し、兵士を家に連れて帰る時です。私たちは私たちの利益のために戦い、勝つためだけに戦います。……」)
. 「...down, watching over a quagmire, & spending big dollars to do so. When I took over, our Military was totally depleted. Now it is stronger than ever before. The endless and ridiculous wars are ENDING! We will be focused on the big picture, knowing we can always go back & BLAST!」
(『私は、これらの馬鹿げた終わりのない戦争から抜け出すことに選出されました。そこでは、私たちの偉大な軍隊が、米国を嫌いな人々のためにさえ、警察として機能します。……」
「泥沼を見守り、そのために多額のお金を費やしています。私が引き継いだとき、私たちの軍隊は完全に使い果たされました。終わりのない馬鹿げた戦争は終わりです!……」)
ランド・ポール共和党上院議員(次のツイート)
「今日、ドナルド・トランプの立場に立っています。彼は、私たちの終わりのない戦争を止め、真のアメリカ第一の外交政策を持っているという彼の約束を再び果たしています」
I stand with @realDonaldTrump today as he once again fulfills his promises to stop our endless wars and have a true America First foreign policy.
— Senator Rand Paul (@RandPaul) October 7, 2019
アメリカのロン・ポール元共和党下院議員(ランド・ポール上院議員の父、次のツイート)
「トランプはシリアで後退し、アメリカに良い決断を下す」
Trump Backs Off In Syria, Making A Good Decision For AmericaWatch the whole show here: https://t.co/BgkqChCZJm pic.twitter.com/hBLEMgfEqK
— Ron Paul (@RonPaul) October 7, 2019
しかし、同じくアメリカ第一主義で非介入主義のトゥルシー・ギャバード民主党下院議員(当時)は、トランプ大統領の煮え切らない生半可な態度、Flip-Flopを繰り返して来た言動に厳しい。
アメリカの2020年米大統領選挙・民主党内予備選挙候補者、トゥルシー・ギャバード下院議員(当時、次のツイート)
「ドナルド・トランプはシリアから軍隊を撤去していません。彼は彼らをシリア北部の国境から移動させ、トルコがシリアに侵入しクルド人を虐殺できるようにしている。トランプはクルド人に嘘をつき、彼らに私たちの支持を約束し、同時にそれらを防ぐ... (1/5)」
「クルド人は、ワ―モンガー(戦争屋)の共和党員、民主党員、および企業メディアによってサポートされている、この政権交代戦争の正に別の犠牲者です。 (3/5)」
「現在クルド人のためにクロコダイル・ティア―ズ(そら涙)を流して泣いている、ニッキー・ヘイリー、グラハム上院議員、そしてシリアでの私達の政権交代戦争を続けることを要求したその他の人々のような偽善のワ―モンガーたちは吐き気を催している。厳しい制裁を通してシリア人を飢えさせること...(4/5)」
@realdonaldtrump isn't removing our troops from Syria. He's just moving them from the northern Syrian border, allowing Turkey to invade Syria & slaughter the Kurds. Trump lied to the Kurds, promising them our support while simultaneously preventing them ... (1/5) pic.twitter.com/FydpfhMNVf
— Tulsi Gabbard 🌺 (@TulsiGabbard) October 9, 2019
The hypocrisy of war-mongers like Nikki Haley, Senator Graham & others who have demanded that we continue our regime change war in Syria, who are now crying crocodile tears for the Kurds, is nauseating. Starving the Syrian people through draconian sanctions ... (4/5)
— Tulsi Gabbard 🌺 (@TulsiGabbard) October 9, 2019
それは、アメリカから不当な圧力を掛けられて来たイランのジャバド・ザリフ外相も同様だ。
イランのザリフ外務大臣(次のツイート)
『ドナルド・トランプ大統領、 私たち全員が知っていることを認めただけです:シリアの米軍は「石油を持っている」トランプの仲間とISISだけが祝う』
.@realdonaldtrump just admitted what we all knew: US troops in Syria to "have the oil”Also, that Russia, Syria, & Iran can fight ISIS, confessing, “Iran hates ISIS”But not only did US NOT fight ISIS, it cowardly murdered its #1 enemy—with ONLY Trump cronies & ISIS celebrating pic.twitter.com/r566Wg4hRR
— Javad Zarif (@JZarif) February 25, 2020
当時、トランプ大統領は大変、苦労された事であろう。ホワイトハウス内外の殆どがディープ・ステートの沼に与する者達ばかりで、概ね孤独な状態で仕事をしていたからだ。トランプ大統領の下した命令に従うのは軍隊ぐらいのもので、CIAもFBIもNSAも、トランプ大統領の言う事を聞かなかった。またそれどころか、同じ共和党内のRINO(名前だけの共和党員)からも反抗されていたぐらいだ。トランプ大統領の他、上に掲げた様な真のアメリカ・ファースト主義、非介入主義、反グローバリズムの議員等の政治家は、米国では少数派で、多くが偽イスラエルの肩を持つシオニスト、ネオコン、ネオリベラリストのワーモンガーだ。
要するに、今までの、特に中東地域での、米国の介入主義、帝国主義、侵略主義は、現フェイク・イスラエルの為であった事が言える訳だ。米国の殆どの政治家のバックには、ユダヤ・ロビーが付いている。
本ブログ
2020/11/01付「米国人の75%が支持:反戦トランプは公約通り米軍撤退を進める/American 75% support:Antiwar Trump advances US forces withdrawal」
米軍のシリア撤退により、偽イスラエルをはじめ、アメリカやヨーロッパに住むユダヤ人達は大慌てだ。そして、偽イスラエルはシリアの首都ダマスカス付近、その他、シリア北部アレッポ県等に向け、頻繁にミサイルを放って来た。それは、東京オリンピックが開催されている最中にも行われている。
Syrian air defenses attempting to intercept Israeli strikes tonight. #Syria #Israel pic.twitter.com/WFPDr04Uiu
— Joe Truzman (@JoeTruzman) June 8, 2021
2021/06/09付・Sputnik日本「イスラエルがシリア首都を空爆【動画】」
2021/07/26付・Sputnik日本「イスラエルのF16がシリアにミサイル攻撃」
YouTube: مياه حلب تواصل تنفيذ مشروعات إرواء الريف المحرر من الإرهاب بقيمة 11 مليار ليرة
アレッポの水は、テロから解放された田園地帯を灌漑するプロジェクトを継続して実施しており、その価値は110億ポンドです。
2021/08/05
また7月22日には、偽イスラエル軍はレバノン領空からシリア西部のホムス県に空爆を行った。また同日、シリア北東部に未だ駐留するアメリカ軍によっても、その北東部のハサカ県に空爆が行われた。
YouTube: من تصدي دفاعاتنا الجوية لصواريخ العدوان الإسرائيلي في سماء ريف حمص الغربي
シリア西部ホムスの空でのイスラエルの侵略ミサイルへの私たちの対空防衛の応答
2021/07/22
The warmonger #usa killed 3 civilian in #Hasakah/#الحسکه east side . the looters not owns any sham so they can do as they wish to do ! in #خربه_جاموس#Syria It's visible the terrorism of #us #nato #uk used 400 millions dollars to remove Assad 4m #سوریهhttps://t.co/cylkPKWasp pic.twitter.com/YtC3EBNE8t
— SyriaWarNews🇸🇾🇳🇴🇮🇷🇮🇶🇦🇿🇾🇪🇦🇫🇵🇰 (@ilias90sam) July 21, 2021
2021/07/22付・Sputnik日本「イスラエルと米軍がシリアを空爆【動画】」
YouTube: سورية _ الحسكة | الاحتلال التركي ومرتزقته يواصلون جريمتهم بحرمان مليون مواطن من المياه
シリア_アルハサカ|トルコの占領とその傭兵は、100万人の市民から水を奪うという犯罪を続けています
2021/08/03
シリア外務省(7月21日)
「シオニスト政権イスラエルの攻撃は、同政権が行き詰まっていることの表れであり、テロリストたちや彼らの資金援助者の撲滅を目指すシリア軍の努力を妨げることはない」
「シリアは、シオニスト政権によるこの攻撃を、安保理決議および国際条約の明白な違反と見なし、同政権による破壊工作が失敗したことの表れだと受けとめている。武装テロ集団への支援や、シリア・ゴラン高原をはじめとするアラブ国家の領土占領といった行為の中で、このような攻撃が続けられることによる危険な影響に、警告を発する」
「安保理は再度、国連憲章に基づくその責務を思い起こす必要がある」
「安保理と国連は、シオニスト政権を問責して、このような攻撃が繰り返されることを防ぐために、早急に必要な措置をとるべきであった」
(2021/07/21付・ParsToday日本『シリア、「イスラエルの攻撃は行き詰まりの表れ」』より)
大方、現在に至ってシリアの騒乱は、シリア北西部イドリブ県に存在する反体制派、テロリストに焦点が絞られている。しかし、米軍が依然駐留するハサカ県やデリゾール県の北東部や、シリア南西部、首都ダマスカスの近郊ダルアー県等のテロリストも忘れてはならない。
そんなテロ組織、反体制派組織は、シリア政府軍と政府の要請により協力して来たロシア軍による殲滅・一掃作戦にめげず、攻撃を続ける。しかし、シリア政府軍も、偽イスラエルのミサイルに対すると同じくして迎撃システムで応える。
2021/07/29付・Sputnik日本「シリアの防空システム、テロ組織のドローンを撃墜」
YouTube: Heavy clashes grip southern Syria’s Deraa province, monitor says
2021/07/30
2021/07/29付・TRT日本「【シリア】 アサド政権軍がダルアー県への軍事作戦開始」
YouTube: درعا | أهالي درعا يتطلعون للعودة إلى منازلهم التي هجروها تحت ضغط الإرهابيين
ダルアー|ダルアーの住民は、テロリストの圧力の下で放棄した家に戻ることを楽しみにしています
2021/08/06
Britain, EU seeking to ease pressure on terrorists operating in Dara’a: Syrian officialhttps://t.co/4P4QSt0xf7
— Press TV (@PressTV) August 6, 2021
Four family members killed in Syria by Turkish forces: SANAhttps://t.co/1CGgx70fON
— Press TV (@PressTV) August 4, 2021
6月27日、シリア東部デリゾール県で石油産出地域を握りながら駐留するアメリカ軍基地に向けてドローン(無人機)攻撃を受けたとして、アメリカのバイデン大統領はその報復という口実を基に米軍に対し、シリアとイラクの国境付近でシリア国内2ヶ所、イラク国内1ヶ所に存在するイラクのシーア派抵抗組織カタイブ・ヒズボラ(神の党旅団)とカタイブ・サイード・アル・シュハダの施設を空爆する命令を下した。そして、その空爆を受けて、カタイブ・ヒズボラは米軍に対し報復を誓う事となり、正にマッチポンプの様相となった。
バイデン政権となってからのシリア東部への空爆は、2月25日に続く2回目となる。この最初の空爆は同月15日にイラク国内の米軍と連合軍の関連施設が攻撃された事に対する報復として行ったものだが、当のカタイブ・ヒズボラは関与を否定しており、漁夫の利を狙う第三者によるFalse Flagの可能性が有る。
2021/02/26付・BBC NEWS JAPAN「米軍、シリアの親イラン民兵組織を空爆 バイデン政権初の武力攻撃」
2021/06/28付・BBC NEWS JAPAN「米軍、シリアとイラクで親イラン民兵組織を空爆」
その2回目の空爆を受けて、イラクのカディミ首相は、バイデン大統領を非難した。
「[バグダッド 28日 ロイター] - イラク政府は28日、イランが支援する武装組織のシリアとイラクの拠点を米軍が空爆したことを非難し、再発防止に向け「あらゆる法的手段を検討する」と表明した。イラクのカディミ内閣は緊急安全保障会議を開き、米軍による空爆はイラクの主権侵害にあたると非難した。親米派のカディミ首相が米国を非難するのは異例。……」
(2021/06/29付・REUTERS日本『イラク、米軍の空爆を非難 再発防止に「あらゆる法的手段検討」』より)
6月の空爆の翌日、アメリカののブリンケン国務長官は、空爆は事態が深刻化するリスクを抑える為の必要、且つ適切な措置と述べた。このブリンケンはアシュケナジー・ユダヤ人で、オバマ政権時にも国務副長官を務めている。
イラクの抵抗勢力と同じシーア派であるイランは、アメリカに対して危機を生み出すのを止める様に要求した。
2021/06/29付・REUTERS日本『米軍の空爆は「必要かつ適切な措置」=ブリンケン国務長官』
その6月の空爆が行われた日、イタリアのローマにて、イスラエルのラピド外相は、米国がイランとの核合意に再び戻る事についての懸念をブリンケン国務長官伝えた。その前の同月13日、偽イスラエルではベネット新政権が誕生したところだ。
2021/06/28付・時事通信「イラン核合意で懸念伝達 イスラエル外相、米国務長官と会談」
その翌日28日、バイデン大統領はホワイトハウスで、偽イスラエルのルーベン・リブリン大統領と会談した。
2021/06/29付・REUTERS日本『米・イスラエル首脳会談、バイデン氏「コミットメントは鉄壁」』
偽イスラエルのルーベン・リブリン大統領とリヴカ・ラヴィッツ大統領首席補佐官の前でひざまずくアメリカのバイデン大統領
出典:2021/07/02付・The Times of Israel「Biden kneels before Rivlin aide after learning she has 12 kids」
トランプ前政権の政策を踏襲して、米軍のシリア、イラク、アフガニスタンからの撤退を進めるバイデン政権。大統領に就任早々、トランプ大統領の遺産を打ち消す内容の数十もの大統領令に署名して、トランプ大統領とは正反対の政策で進めると思いきや、それでは米国内の分裂が益々拡大する事を懸念した為か、ネオコンではない真の保守系に忖度する様な、迎合する様な、懐柔政策も行っている様に見える。
本ブログ
2021/02/12付「用済み前のバイデンは大統領令に駆け込み署名&エリツィン生誕90周年/Before no more use, Biden signed EO in hurry. & 90th Yeltsin birth」
しかし、シリアからの撤退を表明したものの、米軍は駐留場所を移動するだけで、未だシリアに居座り続けている。現在、主にシリアの北東部、ハサカ県やデリゾール県を拠点にしている米軍は、現地の石油や穀物の権益を保持し続けている様だ。また今まで同様に、欧州諸国やトルコと共に、テロ組織や反体制派へ武器や資金の供与も未だ行い続けているのだろう。
2021/07/21付・ParsToday日本「米軍の新たな後方補給部隊がシリアに入国」
US occupation forces continue to plunder Syrian oil: SANAhttps://t.co/XQFN4ezupU
— Press TV (@PressTV) August 5, 2021
しかし、7月28日にバイデン政権は、シリアへの追加制裁のリストに、政府軍と争う側のテロ組織や反体制派を加えた。それらテロ組織や反体制派は、名前をコロコロ、コロコロと変える。よって、暫く御無沙汰にしていると、また新たに様々な組織が誕生したのかと誤解してしまう。
概ねテロ組織は、アル・カイダ系、アル・ヌスラ系であって、何ら今までと然程変わっていない。また、反体制派も含め、欧米、トルコ、偽イスラエル、NATOの支援の下である事も変わってはいない。これらテロ組織や反体制派の看板、アピールに有る「自由」とか「民主」という言葉に騙されてはならない。
2021/07/29付・YAHOO! JAPANニュース「アメリカがシリアの反体制派を制裁対象に追加:テロリストはどのように延命を試みてきたか?」
アメリカがシリアの反体制派を制裁対象に追加:テロリストはどのように延命を試みてきたか?(青山弘之) - 個人 - Yahoo!ニュース
アメリカのジョー・バイデン政権はシリアに対する追加制裁を発動した。そこには、シリア政府関連の個人・団体だけでなく、トルコの支援を受ける反体制...
Yahoo!ニュース
2021/06/02付・時事通信「月給33万円のはずが…賃金を搾取されるシリア人傭兵 報告書」
そのシリアへの追加制裁を米国が発表した翌日の29日、東京オリンピックが開催されている最中で、イラクの首都バグダットに駐在するアメリカ大使館の付近にミサイル2発が着弾した。3日前の26日には、アメリカのホワイトハウスでイラクのムスタファ・アル・カディミ首相と会談したバイデン大統領は、イラク軍への支援は継続させるものの、米軍のイラクでの任務を今年いっぱいで終了すると表明していた。
米軍がさっさと出ていかなければ、まだまだ煽りが続けられる可能性が有る。
2021/07/27付・BBC NEWS JAPAN「イラク駐留米軍、年内に戦闘任務終了へ イラク軍への支援は継続」
2021/07/29付・ParsToday日本「イラクの米大使館付近にミサイル2発が着弾」
1948年5月14日の偽イスラエル独立宣言以来73年間の、シオニストによる占領や入植を背景にしながら、5月頭頃までに東エルサレムでのアル・アクサ・モスクでのユダヤ教徒とイスラム教徒との対立、パレスチナ人の強制立ち退きの問題から、5月10日から21日に停戦が合意されるまでの12日間、パレスチナ国のガザ地区のイスラム抵抗運動ハマスと偽イスラエル軍との間で戦争が行われた。ハマス側から4,000発以上のミサイルが偽イスラエル領内に撃ち込まれ、偽イスラエル側は対空迎撃システム「アイアンドーム」で対応しながら、ガザ地区を空爆した。
先月にシリア外務省が述べた事と同じく、8月7日、パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局局長が、イランのエブラヒム・ライシ新大統領とテヘランで会談する中で、「アメリカの計画は行き詰っている」と述べた。
ハマスのハニヤ政治局局長
「パレスチナをはじめとするアメリカの計画は行き詰っている。アメリカ軍が長年の後にアフガニスタンとイラクから撤退していることもその証拠だ。抵抗の今後を楽観視している」
(2021/08/07付・TRT日本『ハニヤ・ハマス政治局局長、「抵抗の今後を楽観視している」』より)
またハニヤ氏は、イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記とも会談した。
ハニヤ政治局局長
「パレスチナの虐げられた人々を言葉と行動で常に支持してきたのはイランだけだ」
シャムハーニー書記
「偽りのシオニスト政権の崩壊はそれほど遠くない将来に見ることができる」
(2021/08/07付・ParsToday日本「イラン国家安全保障最高評議会書記が、パレスチナ抵抗組織当局らと会談」より)
Palestinian resistance’s missile power, tactical capabilities invalidate Israel’s invincibility myth: Iran’s Shamkhanihttps://t.co/kwDhPXEXpW
— Press TV (@PressTV) August 7, 2021
その後も、ガザ側からは抵抗、抗議の意味を込めた風船爆弾が偽イスラエルに向けて飛ばされ、それに対し偽イスラエル側は、ガザ地区への空爆を行って来た。
Israel launches airstrikes over sites in Gaza, Ruba Shabit reports. pic.twitter.com/88xEykQMRX
— Press TV (@PressTV) August 7, 2021
その5月の偽イスラエルに対するガザ地区のハマスの抵抗に合わせて、レバノンのシーア派抵抗組織ヒズボラも、偽イスラエルに向けて抵抗、抗議を意味するミサイルを撃った。
13日にはレバノン側から3発のロケット弾が発射、翌14日には両国の国境付近で偽イスラエルによるガザ空爆に対する抗議デモが行われた。17日未明にもレバノン側からイスラエルに向け6発が発射され、偽イスラエル側から22発の砲撃がレバノン側の発射地点になされたという。
「17日、レバノン・ベイルート郊外で、反イスラエル集会に参加するヒズボラ支持者ら=AP」
出典:2021/05/18付・東京新聞「イスラエル軍がレバノン領内に砲撃 戦線拡大に懸念の声、背後にイランの影も」
その後8月4日、レバノン側からロケット弾2発が発射されたが、ヒズボラからは声明が出されていない。その後、5日未明までに、偽イスラエル側がレバノン領内のロケット弾発射場所を空爆した。
6日、レバノン側から偽イスラエルに向けて10発以上のロケット弾が発射された。ヒズボラは声明を発表して、「本格的な衝突を避ける為に空き地を標的にした」と説明した。しかし偽イスラエル側は、アイアンドームが迎撃し、他の幾らかは占領中のゴラン高原に着弾したと主張した。そして、その報復という口実で、偽イスラエル側はレバノンのロケット弾の発射地点を空爆した。
2021/08/05付・REUTERS日本「イスラエル軍、レバノン国内のロケット弾発射場所を空爆=声明」
2021/08/07付・TBS NEWS「親イランのヒズボラがイスラエルに向けてロケット弾 報復の空爆も」
Resistance groups reaffirm support for Hezbollah retaliation pic.twitter.com/JggbzwDcH1
— Press TV (@PressTV) August 7, 2021
また、5月に行われた、パレスチナ・ガザのハマスが偽イスラエルに対して抵抗した、その戦争中の14日、シリア領内に居るシーア派のヒズボラ系抵抗組織からも、偽イスラエル側にロケット弾3発が発射された。
偽イスラエルはシリア騒乱中、反体制派やテロ組織に向けて、武器や食料、燃料等を供与して来た。8月6日、イギリスのロンドンに在る偽イスラエルの武器生産企業に対し、プロ・パレスチナの人々が抗議した。
Pro-Palestine activists struck again in Central London on Friday, occupying the entrance to the UK headquarters of Israeli arms firm, Elbit Systems. @Bob_cart124 reports from London. pic.twitter.com/r97sr5VTHU
— Press TV (@PressTV) August 6, 2021
7月23日に開幕した東京オリンピックに出場するシリア人は、シリア代表として6人、難民選手団として9人が出場する。
7月10日付のHuffPost日本版には、「難民のラベルはずして」というシリアの競泳選手のインタビュー記事が投稿された。このタイトルを見た当初、本当は難民選手団としてではなく、祖国のシリア代表として出たいという事を意味しているのかと僕は思った。
しかし読んでみると、そういう事は書いておらず、ただ難民という偏見で見るのではなく普通にみてもらいたいというものであった。
どこの国内でも、与野党の分裂は起きているし、勿論、この日本でもそうだ。ただ、言論上、政策上の争いに留まれば良いが、武器を用いたものに発展しているシリアは正に戦争だ。また、シリアの場合、反体制派、つまり野党が殆ど外国人ばかりという事を鑑みても、それは決して内戦ではなく、対外戦争を行っている事になっている。尤もこの事も、この日本でも左翼リベラル系、それは公明党も含めてであるが、そのバックに外国が付いている事を考えれば、同じと言う事も出来る。
よって、先に述べた通り、シリア国民は概ねアサド政権を支持しているものの、勿論、支持していない人も中には居るだろう。そういう事で、どちらの代表で出場するのかも、選手それぞれで思いは異なるのであろう。
2021/07/10付・HuffPost Japan『難民の「ラベル」はずして。シリア出身のユスラ・マルディニ選手が東京五輪で伝えたいこと』
2019/09/20付・GLOBE+『初めは悩んだ「難民の水泳選手」という肩書、今は誇り 私が東京で伝えたいこと』
2021/07/30付・HuffPost Japan『「JAPAN」と刺しゅう入りのスカジャン姿、シリア出身の競泳選手の写真に反響』
2021/07/29付・時事通信『シリア難民選手「旅は終わらない」 SNSで30万人注目―東京五輪』
「国立競技場で開催された東京五輪の開会式で、旗手を先頭に入場するシリア選手団(2021年7月23日撮影)。」
出典:2021/07/26付・AFP BB NEWS日本「東京五輪に異なる代表チームから出場の兄弟、抱き合う写真が思わぬ展開に」
2021/07/24付・毎日新聞『大会最年少12歳「ベスト尽くせた」 内戦下シリアの卓球代表』
2021/07/24付・GLOBE+『史上最年少、食らいついたシリアの卓球少女「紛争起きても夢のため」』
YouTube: هند ظاظا: اتصال الرئيس الأسد نبراس يضيء طريقي نحو منصات التتويج
ヘンド・ザザ:アル・アサド大統領の呼びかけが表彰台への道を照らします
2021/07/30
2021/07/25付・京都新聞『諦めない姿を 五輪「難民選手団」の活躍祈る 京都のシリア人コミュニティー』
2021/07/30付・BBC NEWS JAPAN『【東京五輪】 「柔道のおかげで再会できた」 シリアの柔道家、難民選手団に』
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2014/08/27付「シリア騒乱:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい 2013~2014まとめ」 ・・・または本ページ右サイドの「ブックマーク」
2018/04/06付「シリア東グータ解放 2018:Eastern Ghouta Liberationーまとめ(1)~(16)+西側欧米によるドゥマ偽旗工作 False Flag by anti-Govt. of West」 ・・・または本ページ右サイドの「ブックマーク」
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