中音以下がだらしなかったので、試しに板を追加してみた。
大成功で高級?スピーカーになったw
・歪がなくなった。まだ特定の周波数で歪んでるけど。
・定位が改善して、歌謡曲の歌手が真ん中にいる。
・重低音が聞こえるようになった。
・ツイーターとのクロスオーバーを改善する必要があることが分かってきた。
上品な音にはなったけれど、反面、元気が無くなっている。
このスピーカーを企画した時には、
・エンクロージャーの響きを使って、響きを楽しめるように
・弦楽四重奏の混ざり合いを美しく表現したい。
今回の板の追加で聞きやすくはなったけれど、最初の企画とは違う方向に改善?されたようだ。対策で得られた結果は貴重な経験とはなるけれど、求めていたものとは違うものになった。このまま進むべきだろうか?
思いついたことがある。
スピーカー制作は物創りで、ソフトウェア開発と似ている。
・最初の1発目は手探りでとにかく結果をだす。
・良く分からないので想像で設計する。
・当然想定外の結果となる。
・思いつく対策を実施するけれど、効いたり無駄だったり。
→これを繰り返すと時間とお金が無限に消費される!
解決策は、
・求める性能を明確化し、
・適したツール・資材を導入し、
・適切に組み立てる
趣味なら試行錯誤を楽しめば良いのだけれど、ビジネスのつもりで挑戦している。
今回の対策で得られたものは大きかった。
ちょっと音楽を聴きながら考えてみたい。
でも今回の対策を施したスピーカーの音は嫌いじゃなくて、十分楽しめる音になっている。シーメンスを超えたと思っている、大きいので当然なのだが。