WBOライトヘビー級タイトルマッチ
強打のロシア人王者セルゲイ・コバレフ選手(Sergey Kovalev)が27歳の米国人挑戦者セドリック・アグニュー選手(Cedric Agnew)に7回KOで粉砕してタイトル2度目の防衛に成功しています。(体格比較)
コバレフ選手の圧勝でした。米国アマチュアでの実績のある全勝のサウスポー、アグニュー選手もガードをしっかりと高く掲げて王者の強打を防ぎ、機を見て返す右フックや左フック、右ジャブなどはなかなかに鋭く効果的にも見えたのですが、いかんせん手数が少なくまた圧倒的なパワー差でスタートから劣勢を余儀なくされます。2回にはコバレフ選手が放った逆ワンツーでの左ストレートでノックダウンを喫し、6回に左ボディジャブ、左フックで再びダウン。続く7回に前のラウンドと同じく左ボディストレートを突き刺されて膝を突きそのまま10カウントを聞かされて試合は終わっています。
CompuBox: Kovalev Adjusts and Blasts Agnew's Body
Powerpunches,Punchzone
初回にアグニュー選手の攻撃が低く入ってコバレフ選手が倒れたシーン。王者のワンツーをダックして放ったアグニュー選手の左ボディフックが反則打となった場面でしたが、相手の攻撃を外しざまに鋭い攻撃を返していたアグニュー選手の動き自体は鋭くタイミングも合っていて、王者が苦しむ展開も見れるかもしれないとも思ったのですがコバレフ選手はやはり強かったです。
相手の固いガードの上からやガードの間を破る左ジャブ、右ストレートをビシバシ決めてどんどん相手の戦力を削いでいくさまは圧巻。フィニッシュを導いたボディへの散らしも巧みでリラックスした動きから繰り出す破壊的ブローを前にアグニュー選手が気の毒にも感じられてしまいました。
コバレフ選手は24勝(22KO)1分。アグニュー選手は26勝(13KO)1敗。
セルゲイ・コバレフ対イスマイル・シラク(2013/11/30)
ネイサン・クレバリー対セルゲイ・コバレフ(2013/08/17)
セルゲイ・コバロフ対コーネリアス・ホワイト(2013/06/14)
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コバレフはスタイリッシュなムーヴを見せたり柔らかい連打を持っていたりと
退屈しないですね非常に分が悪そうですがホプキンスはホントにやるんでしょうか・・・
ホプキンスのストップ負け、というのが見れるのかもしれないと思う反面、コバレフの今まで見えなかった部分を暴露されてしまう展開なんてのもあってしまうのかも・・・
とか思わせるところがエイリアンです。