バーナビ・コンセプション対マリオ・サンティアゴ(2010/02/13)

フェザー級10回戦

バーナビ・コンセプション選手(Bernabe Concepcion)とマリオ・サンティアゴ選手(Mario Santiago)との10回戦は米ラスベガスで行われ、コンセプション選手が10回3-0判定で勝利しています。(体格比較)

コンセプション選手のパワフルな攻撃が終始リードしていた試合。軽いステップを刻みながらサウスポーのサンティアゴ選手が放つ長いパンチを外し、強烈な右ストレート、右フック・アッパーのコンビネーションを叩きつけサッと動くコンセプション選手の動きはフィリピンの大先輩パッキャオ選手の姿が重なります。
サンティアゴ選手も3回あたりから踏み込んで放つ右ジャブ、左ストレートを見せていたのですが、コンセプション選手のパワーに弾き返される展開が続き、6回には痛烈なノックダウンも喫してしまいます。
9回にボディアタックで形勢を逆転させ、続く10回にはボディが効いたコンセプション選手に右アッパーや左ストレートを痛打して逆転KO目前という場面を演出しますが時既に遅く、ユナニマスの判定を失っています。

公式のスコアは98-91,96-93,97-92。シロート採点は96-92コンセプション(最終回10-8サンティアゴ)。
オフィシャルのイリミネーターではないものの、WBO王者ファンマ・ロペス選手への挑戦権を賭けて行われた一戦。キャリア最大のピンチを味わったコンセプション選手でしたが、本番前に良い経験ができたのではないでしょうか。
コンセプション選手のパワーでファンマ選手を驚かすようなシーンに期待したいです。


コンセプション選手は28勝(15KO)3敗1分。サンティアゴ選手は21勝(14KO)2敗1分。

CompuBox Punch Stats: Concepcion Powers Past Santiago

Donaire destroys Vargas(Chris Cozzone & Natasha Chornesky/Fightnews)
Bernabe Concepcion Decisions Santiago, Juanma is Next(Mark Vester/BoxingScene)
写真
Photos: Pinoy Power 3/Latin Fury 13 and Manny Pacquiao(BoxingScene)


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