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ミドル級10回戦
元世界王者のセルヒオ・モラ選手(Sergio Mora)がポーランドのグジェゴシ・プロクサ選手(Grzegorz Proksa)との10回戦に判定勝ちしています。(体格比較)
両者の身体の大きさの違いが目を引いた試合立ち上がりで、プロクサ選手が非常に小さく感じます。
その見た目通り、両者のパワー差が常に展開に影響を及ぼしていた試合。サウスポーのプロクサ選手が左ストレートやフックで飛び込んでいくところを待ち受けるモラ選手の左フックやボディへの右アッパー、さらにはモラ選手が伸ばすリードの右ストレートなどを浴びてプロクサ選手の動きが一瞬止まるシーンが序盤から見られます。
それでも2回以降思い切りの良い積極的な左での仕掛けでペースを掴んだポーランド人だったのですが、中盤に入るあたりからモラ選手のパワーに徐々に苦しめられていきます。5回にモラ選手が左アッパーや右ストレートを決めたあたりからペースはモラ選手のもとへとはっきりと移ります。
以降モラ選手の右ストレートやボディブロー、左フック・アッパーなどで毎ラウンド追い詰められるシーンを見せながらも、左での飛び込みと右フックなどで果敢に抵抗を続けていたプロクサ選手のガッツは大したものでしたが、パンチの有効度で明白に上回っていたモラ選手がユナニマスの支持を得た勝利でした。中盤以降から効果を一気に増したモラ選手の左ジャブも非常に効果的でした。
公式のスコアは2人が96-94、1人が98-92という3-0モラ。シロート採点96-94モラ。
ゴロフキンは別格にしてもモラにパワー負けしたこの試合をみると、やはりプロクサにミドル級は厳しいように思えた内容でした。とはいってもずっと長いことミドル級で戦っているプロクサ選手ですし、下げろってのも難しい話なんでしょう。
モラ選手は24勝(7KO)3敗2分。プロクサ選手は29勝(21KO)2敗。
Sergio Mora Decisions Grzegorz Proksa in Jacksonville(BoxingScene)
Mora outpoints Proksa in return on FNF(Mark E. Ortega/RingTV)
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