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フランキー・ギャビン対デントン・バッセル(2013/06/28)

2013-06-30 00:00:55 | ボクシング

英国・英連邦ウェルター級タイトルマッチ

英国王者のフランキー・ギャビン選手(Frankie Gavin)と英連邦王者のデントン・バッセル選手(Denton Vassell)とによる全勝同士の英国決戦はギャビン選手が7回終了TKOで勝利しています。

サウスポーのギャビン選手が伸ばす右ジャブ左ストレートのワンツーが初回からペースを奪った試合立ち上がり。日本で言われるところのサウスポーの利点の生かした戦いってのは違って、自らの左側、左後方にじりじり動きながら右ジャブを当てていきます。接近戦にはほとんど応じず密着しホールディングしながら押し込むことで対処していきます。
中盤に入ってややスタミナが落ちたように見えたギャビン選手。手数が減り相手との距離が詰まった状況での揉み合いが増え、5回にはバッセル選手の左フックボディや右アッパー、さらには右ストレートを浴びて後退し明白にラウンドを落としますが、続く6回からは再び右ジャブ左ストレートを要所要所で決めてすぐにペースを奪還。
最後はバッセル選手が顎を負傷したらしくラウンド間でのインターバルで続行不能の判断が下され試合は終わっています。

2007年のアマ世界選手権を英国人として初めて制したギャビン選手。08年の北京五輪での活躍も期待されていたのですが、その時は体重を作れずに五輪本戦での試合には出ていません。
アマ仕込みのしっかりとした基礎、実力は感じさせたこの日の試合ではありましたが、中盤以降のペースダウンや接近戦をほとんど戦おうとしていなかったあたりが気にもなりました。16勝(12KO)。バッセル選手は20勝(10KO)1敗。




Gavin Damages Vassell , Breaks Jaw To Capture Crown(Alexey Sukachev/BoxingScene)



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