フェザー級12回戦
WBOフェザー級王者のミゲル・アンヘル・ガルシア選手(Mikey Garcia)が元2階級制覇王者のファン・マヌエル・ロペス選手(Juan Manuel Lopez)と激突する注目の一戦は、前日計量でガルシア選手が2ポンドオーバーする失態を演じてしまいロペス選手が勝った場合のみ王座が移動する変則の王座決定戦として行われ、ガルシア選手が4回TKOで圧勝して王座は空位となっています。(体格比較)
スタートからガルシア選手が放つ左ジャブに反応できないファンマ選手。非常に強いジャブでファンマ選手の顔面が大きくのけ反らされていきます。ファンマ選手が右ジャブや右フック、ワンツーで攻めていこうとすればその攻めを軽いバックステップですかし、かわしざまに左フックを返していくマイキー・ガルシア選手。
2回に素晴らしいワンツーでノックダウンを奪い、以降も正確で強い左ジャブで元2階級制覇王者をクールに痛めつけ続けていきます。そして4回、ファンマ選手が前に出て左を放とうとしたところを引きつけて強烈な右を浴びせてプエルトリカンをグロッキーに陥れ、最後は左フックを決めてファンマ選手から痛烈なダウンを奪った末のストップ勝利でした。
CompuBox Stats: Garcia's Jab Was Key With Juanma
Jabs,Powerpunchez,Punchzone
マイキー・ガルシア選手の素晴らしい内容での完璧な勝利でした。正確で強い左ジャブが本当に見事でした。
しかしこの素晴らしいパフォーマンスもウェイトオーバーで全て台無しです。非常に高く評価していて、大いなる可能性に期待している選手だけに今回の体重超過は残念でした。
ガルシア選手は32勝(27KO)。ロペス選手は33勝(30KO)3敗。
Mikey Garcia dominates then KOs Juanma Lopez(Jeff Zimmerman and Miguel Maravilla at ringside Photo: Joel Colon/PR Best/Fightnews)
Mikey Garcia knocks out Juan Manuel Lopez to remain undefeated(Joe Garza/Yahoo! Sports)
Partial redemption: Garcia stops Lopez after missing weight(Bart Bary/Ringtv)
Book it: Mikey Garcia is headed to 130 pounds(Calvin Watkins/ESPN)
オルランド・サリド対ミゲル・アンヘル・ガルシア(2013/01/19)
ミゲル・アンヘル・ガルシア対ジョナサン・バロス(2012/11/10)
ミゲル・アンヘル・ガルシア対バーナビ・コンセプション(2012/03/10)
ミゲル・アンヘル・ガルシア対ファン・カルロス・マルチネス(2011/10/22)
ミゲル・アンヘル・ガルシア対ラファエル・グスマン(2011/06/05)
マット・レミラード対ミゲル・アンヘル・ガルシア(2011/03/26)
ミゲル・アンヘル・ガルシア対ヨグリー・ヘレラ(2009/12/19)
オルランド・サリド対ファン・マヌエル・ロペス(2012/03/10)
ファン・マヌエル・ロペス対マイク・オリバー(2011/10/01)
ファン・マヌエル・ロペス対オルランド・サリド(2011/04/16)
ファン・マヌエル・ロペス対ラファエル・マルケス(2010/11/05)
ファン・マヌエル・ロペス対バーナビ・コンセプション(2010/07/11)
スティーブン・ルエバノ対ファン・マヌエル・ロペス(2009/01/23)
ファン・マヌエル・ロペス対ロジャース・ムタグワ(2009/10/10)
ファン・マヌエル・ロペス対オリビエ・ロンチ(2009/06/27)
ファン・マヌエル・ロペス対ジェリー・ペニャロサ(2009/04/25)
ファン・マヌエル・ロペス対セルジオ・メディナ(2008/12/06)
ファン・マヌエル・ロペス対セサール・フィゲロア(2008/10/04)
ダニエル・ポンセ・デ・レオン対ファン・マヌエル・ロペス(2008/06/07)
ファン・マヌエル・ロペス対ウーゴ・ディアンゾ(2007/08/04)
ファン・マヌエル・ロペス対ジョバンニ・アンドラーデ(2007/06/22)
ファン・マヌエル・ロペス対クアテモク・バルガス(2007/01/19)
ウェイトも守れないような奴はリゴンドーに判定負けすれば良いんですよ。
ルール的には問題ないけど体重オーバーしておいてさらに増えてるのはなんかひっかかるものがある。
どちらにしろ体重オーバー関係なくガルシアが勝ったと思うけど、どうしてもスルーできないっす。
失格ですよ。そんな中で、無理して試合をするからこうなる。というか、ボクシングの世界においてウェイトは絶対でしょ。前提条件が崩れている以上、試合の結果がどう出ようと強いも弱いもない。ガルシアは永久追放ですよ、普通ならね。
かつてのメイウェザーの様な確信犯的なオーバーウェイトだったと思います。
痛烈なKO負けで壊されるような事になると強引に落とす事が損でしかないのも困ったところですよね。
普通に試合キャンセルにしたほうがよかったですよ、ほんと。
ブローナーもですけど、なんかしらけますよ、やっぱり。
ガルシアは見るからに真面目な選手だと思ってたので心底がっかりです。
ただ、両者の間にはウェイト以前に埋め難い力の差も感じました。
昔のキレキレなファンマがまた観たいのですが難しいのでしょうね…。
かなり好きな選手だったので非常に残念です
＞Unknownさん
スルーしてはいけない問題だと思います。
＞Unknownさん
ガルシア側がファンマ側に15万ドルのペナルティを払って試合が行われたのですが、タイトルマッチでの体重超過があった場合は試合をキャンセルするべきなのかもしれませんね。
そのことで被る被害は体重超過した選手に全部負わせる形で。
まぁ無理な話なんでしょうけど…
＞Unknownさん
ガルシアはどんなことを言われても反論できない立場にいると思います。
＞クワッさん
その通りだと思います。ブローナーやリオス、そして今回のガルシア。
若手のスター候補がやらかすケースが増えてることに危機を感じます
＞Unknown
逆に重い選手が軽い方をボコボコにして事故が起きたりしたらどうするんでしょうかね。
興業である以上、セットした試合をキャンセルするってのは簡単なことではないんでしょうが、こういったケースでは試合を行わないってのが理想だと思います。
＞Unknownさん
全くもってその通りですね
＞寛さん
ファンマの反応の悪さが気になりましたし、心配でもあります。
一年間出場停止とか？中止は出来ないまでも、試合後にペナルティをつけるくらいは出来るはずなんでね。
何の処分もせず、お金を払えば解決みたいな事をするから、こんな悲劇が繰り返されるんですよね。
一年間試合出来ないってなれば、さすがにちゃんと減量するでしょう。
人間は悲しい事にちゃんとルールを作らないと守らない生き物ですからね。だからルールを作らないといけないんです。