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ゲナディ・ゴロフキン対マシュー・マックリン(2013/06/29)

2013-06-30 12:57:03 | ボクシング

WBAミドル級タイトルマッチ

強打のWBA王者ゲナディ・ゴロフキン選手(Gennady Golovkin)に英国からのマシュー・マックリン選手(Matthew Macklin)が挑んだミドル級タイトルマッチは米国コネチカット州で行われ、ゴロフキン選手がボディブロー1発による3回KOで勝利してタイトル防衛に成功しています。(体格比較)

マックリン選手が左ジャブ、右クロスを突いて動こうとするのをじりじりと前に出てプレッシャーをかけて行ったゴロフキン選手ですが、スタートはほとんど手を出しません。それでも非常に強く正確な左ジャブを1発当て、さらにその少し後に右をマックリン選手のガード越しにぶち込むと挑戦者の動きがにわかにおかしくなります。2回に入ると左ジャブの数も増やして一気にマックリン選手を追い詰めていったゴロフキン選手。
3回に強烈な左フックのボディブローをねじ込んでマックリン選手に10カウントを効かせた圧勝でのV8でした。

CompuBox: Golovkin Lands 52% of Power on Macklin

Jabs,Powerpunches,Punchzone

この日も王者のパンチ力の凄さばかりが際立った強打ショーでした。まともなヒットじゃなくてもとにかく1発右が入るとマックリン選手の動きがおかしくなってしまって手の打ちようがありませんでした。この日も素晴らしく正確に強くヒットさせていた左ジャブに代表されるように、決してパンチ力だけに依存した選手じゃないってのもこの人の大きな強み。米国リングでの強烈なパフォーマンスの連発で、今後ますますその存在感を増していくことでしょう。ビッグファイトの実現に期待です。

世界戦9連続を含む14連続KOとなったゴロフキン選手は27勝(24KO)。マックリン選手は29勝(20KO)5敗。

ボクシング ゴロフキンvsマックリン WBAミドル級タイトルマッチ(2013.6.29)
 



Golovkin shows he's for real; crushes Macklin in three.(Matt Richardson and Mark Vaz at ringside Photos: Emily Harney/Fight News)
Detonator Gennady Golovkin KOs Macklin With Body Shot(Michael Woods/The Sweet Science)
Gennady Golovkin Crushes Matthew Macklin in Three: HBO Continues to Bank on GGG’s Star(Paul Magno/Yahoo! News)
Three Thoughts: Gennady Golovkin brutalizes Matthew Macklin(Chris Mannix/SI.com)


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12 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-06-30 19:59:29
石田が負けた後、石田は世界に挑戦できるレベルじゃないみたいな声もちらほら聞こえてきましたが、石田のレベルがどうのこうのじゃなく、ゴロフキンが強すぎるだけですよね。

マルチネスを苦しめたマックリンをこうも簡単に倒すとは…
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Unknown (CAMARO)
2013-06-30 20:17:28
毎回対戦相手が可哀想に思える恐ろしい破壊力ですね。
効かせて雑にならずジワジワ来るし打つ手無しって感じです。
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Unknown (たこぼうず)
2013-06-30 21:11:46
ここ数試合の圧巻のパフォーマンスを観る限り、現在のミドル級のトップはゴロフキンで間違いないと思います。
マックリンもいい選手ですが、相手が悪すぎました。
心配なのは強すぎて、逆に試合枯れしてしまうのではないかという点です。
マルチネス戦は実現の可能性が低いでしょうし、個人的にもあまり興味が湧きませんが、王座統一戦は近い内に実現してほしいですね。
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Unknown (リゴンドー)
2013-07-01 02:05:00
カシム・オウマとやってたころはかなり荒っぽいという印象でしたが、ここ最近は連打の繋ぎもスムースで、なにより左ジャブが格段に良くなってますね。
ただ、顔が非常に腫れやすく目元付近も切りやすいのと、それほどタフではなく、しかもカウンターを貰いやすいタイミングでパンチを打つ選手でもあるので、
穴が無いという程ではないかな、という印象です。
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Unknown ()
2013-07-01 13:37:06
もう未知数ではなくなりましたね。
マルチネスより強いかも、という幻想も壊れました。
確実にマルチネスより強いです。

ゴロフキンは破壊的なパンチが印象的ですが、ボクシングスキルもそれと同じか、それ以上にあるんですよね。

もしゴロフキンがアメリカ人で、メイのように自らでプロモーションできれば今頃ボクシングの代名詞になっていたでしょうね。

本当に、これからのビッグマッチに期待です。
Sミドルでアブラハムやビュテとか面白そうです。
またはカネロがメイに勝てば、キャッチウェイトでカネロとやれば大盛り上がりですね。
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Unknown (ABC)
2013-07-01 18:29:25
マルチネスが膝の負傷プラス年齢による衰えが顕著になっている今、ミドル最強はこの人で間違いないと思います。
しかし、この人、、、、今後試合組んでもらえないでしょ。

こんなやばいのとやりたがる選手いますかね?
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Unknown (先見の明)
2013-07-02 02:25:07
この人の当てる技術は相変わらず凄いですね。
ハンドスピードはさほど速いとは思わないですが、無駄な動作でパンチを打つんですよね。パンチの打ち方はコンスタンチンチューに近いかも?
だから、どんなにスピードが有る相手でも捉えてしまうんですね。
それとパンチ力が有るように思われがちですが、パンチ力だけなら彼よりも上のボクサーは居ると思うんですよ。
じゃあ何故あれだけ効かせるかといえば、正確に急所を打ち抜いてるんですね。だから、効くんだと思います。
それと拳が堅いのも有るんでしょうね。
マルチネスが調子を落としてる今、ミドル級最強と言っても過言では無いでしょうが、マルチネスが好きな私としては、マルチネスが全盛期の調子に戻すかそれに近い状態でゴロフキンとの頂上決戦が見たい所ですね。
それと石田戦の時に、石田を選んだ事で色々批判を受けましたが、マックリンよりも石田の方が頑張ってましたよね(笑)
俺は石田の事も評価してたんで、あの石田を一方的に倒したゴロフキンは強いなと思ってましたね。
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Unknown (先見の明)
2013-07-02 02:26:47
訂正、無駄な動作ではなく無駄の無い動作の間違いでした。
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Unknown (DK)
2013-07-02 13:09:25
えっ?!
石田選手を選んで批判て、そんなことがあったんですか?石田選手、素晴らしいと思いますが。
失礼な話ですね。
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Unknown (管理人)
2013-07-07 07:49:04
>Unknownさん
このパンチ力はマティセーと同じく反則級ですね。

>CAMAROさん
まったくです。倒しっぷりがまた強烈なんで、相手からすると試合前から既に萎縮して半分負けているてな状態かもしれません。今後それはさらに強まる気もします。

>たこぼうずさん
マルチネスは大怪我といっていい故障からのリハビリ途上ですからねぇ。
クイリンやピログとの激突ってのは確かに非常に魅力的なカードだと思います。

>リゴンドーさん
結構無造作に相手のパンチを貰う場面もあって、気になる時も確かにあります。
ただそれを全部帳消しにするパンチ力は強烈に見えます。

>hさん
上にも書いたように対クイリン、対ピログあたりを私はまずみたいですね。
SMに進出するのはそれからでもいいなじゃないでしょうか。
名前が大きすぎるとなかなか実現が難しくなってしまうようなカードもありますが、ゴロフキンはまだまだ知名度の低い存在ですからあっと驚くような好カードが実現する
ってのに期待したいです。

>ABCさん
クイリン戦を見たいです。

>先見の明さん
アンドレ・ウォードが言っていたのですが、常にパンチを打ち込める体勢にいる、パンチを打ち込める体勢に持っていく動き、足が見事だ。と
そのとおりだと私も感じます。
チューってのは私も連想しました。雰囲気似てますもんね。
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