アジアの至宝マニー・パッキャオ選手がプエルトリコの2階級制覇王者で、現ウェルター級王者のミゲル・コット選手の王座に挑戦する注目の一戦が目前に迫っています。
ウェルター級リミットの147lbsではなく、145lbsのキャッチウェイトで行われるこの試合。前日計量の結果は、コットが145、パッキャオ144でパスしています。
Weight Over: Cotto, Pacquiao Ready To Lock And Load(Jake Donovan/Boxingscene)
写真
Weigh-in photo gallery!(Chris Cozzone/Fightnews,Fightwireimages)
こちらのデータを参考にすると、身長、リーチともにコットが若干リードしています。
Richardson, Dundee, Shields, McGirt Pick Pacquiao-Cotto(BoxingScene)
アンジェロ・ダンディ、ナジム・リチャードソン、バディ・マクガート、ロニー・シールズの分析と予想。コットを買う声がやや優勢でしょうか。
Final Cotto -vs Pacquiao - Part 3: The Prediction(Bryan Brennan/EastsideBoxing)
コットの10回ストップ勝ち
ZAB JUDAH: "COTTO'S GOING TO BE MUCH TOO STRONG FOR PACQUIAO"(Simon Ruvalcaba/Fighthype)
元世界王者のザブ・ジュダーはコットの9回か10回でのTKO勝利予想
15rounds.com Pacquiao/Cotto Staff Picks(15rounds)
パック勝利13名(KO予想7)、コット勝利2名(KO予想0)
Pacquiao-Cotto: Massive Predictions From Fighters, Celebs(Boxingscene)
ジョージ・フォアマン「コットの判定勝ち」
マイク・タイソン「パックの7回か8回でのストップ勝ち」
バナード・ホプキンス「パック勝利」
ジョー・カルザギ「パックの判定勝利」
チャド・ドーソン「パック勝利」
シェーン・モズリー「コットの判定勝利」
ウィンキー・ライト「コットの判定勝利」
フェリックス・トリニダート「コットの判定勝利」
ヘクター・カマチョ「パック勝利」
カルロス・オルチス「コット判定勝利」
これら元王者の他にも他のスポーツ選手や米国の著名人、ボクシング記者の予想もあって、合計41名が予想していて26名がパックの勝利を予想。
SecondsOut Team Pick Cotto vs. Pacquiao (SecondsOut)
パッキャオ勝利予想16名(KO予想9)、コット勝利予想9名(KO予想4)
Cotto-Pacquiao head-to-head analysis(Doug Fischer/The Ring)
ダグ・フィッシャー氏の予想はパックの僅差判定勝利
FightCredential PACQUIAO vs. COTTO(ESPN)
ダン・ラファエル氏はコットの後半ストップ勝利を予想
Team RSR Fight Picks: Miguel Cotto Vs Manny Pacquiao(RSR)
9名の記者すべてがパック勝利を予想(KO予想は7名)
予想は真っ二つながらも若干パック有利とする声が多い感じでしょうか。
パッキャオの超絶的スピード、クラスをジャンプアップさせて以降ハードな経験をしていない点、コットのナチュラルウェルターとしてのパワー、マルガリート戦での敗北の経験
これらを指摘して試合を予想する声が目立つ印象です。
私もパッキャオの軽量級時代と変わらぬスピード、軽量級そのままのハイテンポなボクシングにコットが全く対応できず、デビッド・ディアスやリッキー・ハットンの様に無残な敗北を晒すシーンが容易に想像できます。
マルガリート戦での心身ともにボロボロにされた末の敗北からの痛手からまだ完全には立ち直っていると思えないコットが予想以上の一方的な内容での敗北、という展開は大いにありえるような気がします。
ただ同時に多くの識者が指摘している通り、パッキャオがライト級に上げて以降の試合でトラブルを全く経験していない事、ほとんどまともにパンチを受けた経験がない事が非常に気がかりです。
コットの重要な武器である左フックのボディブローでスピードを鈍らされ、打ち終わりに正確なジャブを合わせられてじりじりと追い詰められるパッキャオ、という展開もこれまた大いにありそうに思えます。
コットは結果的に無残な敗北となってしまったマルガリート戦でも苦しい状況下での必死の戦いを見せていましたし、クロッティ戦でもそうでした。
ピンチに陥っても必ず状況打開の策を打ち、その攻撃がパッキャオを捉える場面は必ずあると私は見ます。
そしてそのコットの攻撃が予想以上にパッキャオに対して効果を与えるのではないでしょうか・・・?コットは文句なしに本物のウェルター級。
階級の壁を打ち破り続けてきたパッキャオも、今度ばかりはついにクラスの壁にぶちあたるのではないか・・・?
私はこの試合はコットが優位に立っていると見ます。パッキャオとしてはデラホーヤ戦で見せたような、とにかく忙しく上体の位置を変え続けながら先に手を出して先に動く、という戦いを見せて欲しいです。
現地時間では11月14日に行われるこの試合。ビッグファイトは現地時間の土曜日に行われることの多い現在ですが、昔は金曜日にやってました。
昨日が13日の金曜日なんだ、と気付いた時に17年前の11月13日金曜日に行われた統一ヘビー級タイトルマッチの事を思い出しました。
ただそれだけで、落ちもなにもないんですけれど・・・
17年前のあの試合以降現在まで、あの試合以上に魂を揺さぶられた試合は私にはありません。あのときのような素晴らしい試合になることを祈りつつ試合を待ちたいです・・・
パッキャオ対コット 24/7 episode4
パッキャオ対コット 24/7 episode3
パッキャオ対コット 24/7 episode2
パッキャオ対コット 24/7 episode1
パッキャオハットン続報
リッキー・ハットン対マニー・パッキャオ(2009/05/02)
パッキャオ対デラホーヤ 夢のあと
オスカー・デラホーヤ対マニー・パッキャオ(2008/12/06)
デビッド・ディアス対マニー・パッキャオ(2008/06/28)
ファン・マヌエル・マルケス対マニー・パッキャオ(2008/03/15)
マニー・パッキャオ対マルコ・アントニオ・バレラ(2007/10/06)
マニー・パッキャオ対ホルヘ・ソリス(2007/04/14)
マニー・パッキャオ対エリック・モラレス(2006/11/18)
レーロホロノ・レドワバ対マニー・パッキャオ(2001/06/23)
ミゲル・コット対ジョシュア・クロッティ(2009/06/13)
ミゲル・コット対マイケル・ジェニングス(2009/02/21)
ミゲル・コット対アントニオ・マルガリート(2008/07/27)
ミゲル・コット対アルフォンソ・ゴメス(2008/04/12)
ミゲル・コット対シェーン・モズリー(2007/11/10)
ミゲル・コット対ザブ・ジュダー(2007/06/09)
ミゲル・コット対オクタイ・ウルカル(2007/03/03)
ミゲル・コット対カルロス・キンタナ(2006/12/02)
ウェルター級リミットの147lbsではなく、145lbsのキャッチウェイトで行われるこの試合。前日計量の結果は、コットが145、パッキャオ144でパスしています。
Weight Over: Cotto, Pacquiao Ready To Lock And Load(Jake Donovan/Boxingscene)
写真
Weigh-in photo gallery!(Chris Cozzone/Fightnews,Fightwireimages)
こちらのデータを参考にすると、身長、リーチともにコットが若干リードしています。
Richardson, Dundee, Shields, McGirt Pick Pacquiao-Cotto(BoxingScene)
アンジェロ・ダンディ、ナジム・リチャードソン、バディ・マクガート、ロニー・シールズの分析と予想。コットを買う声がやや優勢でしょうか。
Final Cotto -vs Pacquiao - Part 3: The Prediction(Bryan Brennan/EastsideBoxing)
コットの10回ストップ勝ち
ZAB JUDAH: "COTTO'S GOING TO BE MUCH TOO STRONG FOR PACQUIAO"(Simon Ruvalcaba/Fighthype)
元世界王者のザブ・ジュダーはコットの9回か10回でのTKO勝利予想
15rounds.com Pacquiao/Cotto Staff Picks(15rounds)
パック勝利13名(KO予想7)、コット勝利2名(KO予想0)
Pacquiao-Cotto: Massive Predictions From Fighters, Celebs(Boxingscene)
ジョージ・フォアマン「コットの判定勝ち」
マイク・タイソン「パックの7回か8回でのストップ勝ち」
バナード・ホプキンス「パック勝利」
ジョー・カルザギ「パックの判定勝利」
チャド・ドーソン「パック勝利」
シェーン・モズリー「コットの判定勝利」
ウィンキー・ライト「コットの判定勝利」
フェリックス・トリニダート「コットの判定勝利」
ヘクター・カマチョ「パック勝利」
カルロス・オルチス「コット判定勝利」
これら元王者の他にも他のスポーツ選手や米国の著名人、ボクシング記者の予想もあって、合計41名が予想していて26名がパックの勝利を予想。
SecondsOut Team Pick Cotto vs. Pacquiao (SecondsOut)
パッキャオ勝利予想16名(KO予想9)、コット勝利予想9名(KO予想4)
Cotto-Pacquiao head-to-head analysis(Doug Fischer/The Ring)
ダグ・フィッシャー氏の予想はパックの僅差判定勝利
FightCredential PACQUIAO vs. COTTO(ESPN)
ダン・ラファエル氏はコットの後半ストップ勝利を予想
Team RSR Fight Picks: Miguel Cotto Vs Manny Pacquiao(RSR)
9名の記者すべてがパック勝利を予想(KO予想は7名)
予想は真っ二つながらも若干パック有利とする声が多い感じでしょうか。
パッキャオの超絶的スピード、クラスをジャンプアップさせて以降ハードな経験をしていない点、コットのナチュラルウェルターとしてのパワー、マルガリート戦での敗北の経験
これらを指摘して試合を予想する声が目立つ印象です。
私もパッキャオの軽量級時代と変わらぬスピード、軽量級そのままのハイテンポなボクシングにコットが全く対応できず、デビッド・ディアスやリッキー・ハットンの様に無残な敗北を晒すシーンが容易に想像できます。
マルガリート戦での心身ともにボロボロにされた末の敗北からの痛手からまだ完全には立ち直っていると思えないコットが予想以上の一方的な内容での敗北、という展開は大いにありえるような気がします。
ただ同時に多くの識者が指摘している通り、パッキャオがライト級に上げて以降の試合でトラブルを全く経験していない事、ほとんどまともにパンチを受けた経験がない事が非常に気がかりです。
コットの重要な武器である左フックのボディブローでスピードを鈍らされ、打ち終わりに正確なジャブを合わせられてじりじりと追い詰められるパッキャオ、という展開もこれまた大いにありそうに思えます。
コットは結果的に無残な敗北となってしまったマルガリート戦でも苦しい状況下での必死の戦いを見せていましたし、クロッティ戦でもそうでした。
ピンチに陥っても必ず状況打開の策を打ち、その攻撃がパッキャオを捉える場面は必ずあると私は見ます。
そしてそのコットの攻撃が予想以上にパッキャオに対して効果を与えるのではないでしょうか・・・?コットは文句なしに本物のウェルター級。
階級の壁を打ち破り続けてきたパッキャオも、今度ばかりはついにクラスの壁にぶちあたるのではないか・・・?
私はこの試合はコットが優位に立っていると見ます。パッキャオとしてはデラホーヤ戦で見せたような、とにかく忙しく上体の位置を変え続けながら先に手を出して先に動く、という戦いを見せて欲しいです。
現地時間では11月14日に行われるこの試合。ビッグファイトは現地時間の土曜日に行われることの多い現在ですが、昔は金曜日にやってました。
昨日が13日の金曜日なんだ、と気付いた時に17年前の11月13日金曜日に行われた統一ヘビー級タイトルマッチの事を思い出しました。
ただそれだけで、落ちもなにもないんですけれど・・・
17年前のあの試合以降現在まで、あの試合以上に魂を揺さぶられた試合は私にはありません。あのときのような素晴らしい試合になることを祈りつつ試合を待ちたいです・・・
パッキャオ対コット 24/7 episode4
パッキャオ対コット 24/7 episode3
パッキャオ対コット 24/7 episode2
パッキャオ対コット 24/7 episode1
パッキャオハットン続報
リッキー・ハットン対マニー・パッキャオ(2009/05/02)
パッキャオ対デラホーヤ 夢のあと
オスカー・デラホーヤ対マニー・パッキャオ(2008/12/06)
デビッド・ディアス対マニー・パッキャオ(2008/06/28)
ファン・マヌエル・マルケス対マニー・パッキャオ(2008/03/15)
マニー・パッキャオ対マルコ・アントニオ・バレラ(2007/10/06)
マニー・パッキャオ対ホルヘ・ソリス(2007/04/14)
マニー・パッキャオ対エリック・モラレス(2006/11/18)
レーロホロノ・レドワバ対マニー・パッキャオ(2001/06/23)
ミゲル・コット対ジョシュア・クロッティ(2009/06/13)
ミゲル・コット対マイケル・ジェニングス(2009/02/21)
ミゲル・コット対アントニオ・マルガリート(2008/07/27)
ミゲル・コット対アルフォンソ・ゴメス(2008/04/12)
ミゲル・コット対シェーン・モズリー(2007/11/10)
ミゲル・コット対ザブ・ジュダー(2007/06/09)
ミゲル・コット対オクタイ・ウルカル(2007/03/03)
ミゲル・コット対カルロス・キンタナ(2006/12/02)
もう予想ではなく願望ですw
やはり鍵はパックのスピードと試合ごとに磨きがかかっている右でしょうか。
ハットン戦のように相手の出鼻を挫く右フックが巧く機能してくくれば良いのですが。
とにかく早く明日になってくれ!!
アンダーには日本の石田選手が暫定を保持するWBA世界スーパーウェルター級の正規王座のタイトルマッチもありますね。
サントス×フォアマン、どっちが石田選手と統一戦を行うのか、この試合も興味深いです。
コットは本当にパキャオのボディを打てるのか、打つために詰めたところを左を狙い打ちにされたり、また逆にボディを打たれて失速するのではないか。
コットが自らのパワー、耐久力に自信を持っていたら逆に危険でしょう。徹底して慎重かつクレバーに戦えるのであれば勝機はあるのかもしれませんが、基本的にはパキャオが有利な試合と見ています。
この試合は本当に予想が難しいですね、スピードはパッキャオが一枚上手でしょうがパッキャオのスピードに対応する追い足をコットは備えているように思えます、ただ、パックのパンチがコットに見切れるかどうかが見ものです。
パッキャオはコットのパンチをそう多く被弾はしないでしょうが力強くコンパクトなコットのパンチが効いてしまううんじゃないでしょうか。
どちらが勝っても判定はないと予想します。もちろんパッキャオを応援していますが。
今回アナログで生中継がないのは残念ですが、速報でも何でもいいから欠かさずチェックします!
パッキャオが素晴らしいファイターであることは疑いようが無い事実ですが、今回ばかりはコットの総合力が上回るような気がしてなりません。とにかく明日が楽しみです。
私の予想はコット有利です。
>ふみさん
デラ戦、ハットン戦でもパッキャオのボディブローはかなり有効だった攻撃ですからね。今回の試合でもそれを見たいです。
>心に茨を持つおっさんさん
パッキャオにはいつも驚かされっぱなしで今回も彼がどんなパフォーマンスを見せるのか全く想像つかないです。
その点で試合の展開が読めない部分が私的には大きいです。
>ダックスさん
パックがウェルター級王者に勝って良いものなのか、これ以上階級性を無視した超人的活躍がボクシング的に許容できるものなのかという疑問
だけれどもパックの負ける姿は見たくない
楽しみには違いないですが複雑な思いもあります。
>けんたしちーさん
コットはパックが相手だからといって緊張したり、逆に気負ったりという事は絶対にない選手だと思います。
誰が相手でも常に平常心でいつも通りの戦いの出来る選手でしょう。クレバーで勝ちに徹するというのはコットのいつもの戦いですし、今回も同じはずです。
ただ、僕はパッキャオの熱烈なファンではありますが、コットも大好きな選手なので、願わくば予想が外れて、どちらが勝っても歴史に残るような名勝負になってほしい気もします。
17年前の試合、スゴかったですね。もう50年近くボクシングを観続けてきましたが、その中で最高試合を挙げろと言われたら、僕もあの壮絶な打撃戦を選びます(僕がホリフィールドへの思い入れが強すぎるというのもあるんですが……)。
コットにはハーンズ戦のハグラーのように、玉砕覚悟で1R開始のゴング直後からパッキャオを倒しに行ってほしい。コットに勝機があるとすれば序盤KOなのでは……。
ま、あまりにもテキトーな予想なのですが、管理人さんの仰るように、17年前のあの試合に匹敵するような歴史に残る一戦を期待しています。
P.S. タイムリーで詳細な情報、いずれかに偏向することのない冷静で公平な視点、そして何よりも、ボクシングへの愛情にあふれたこちらのサイトをいつも楽しみに読ませていただいております。
これからもご健筆をふるわれ、我々ボクシングファンを大いに楽しませてください。
本当に楽しみな試合ですね。
どんな展開・結果であろうとエキサイティングな試合になるでしょう。
どんなに素晴らしい試合になってもあの頃のような感動は得る事は難しいのかな、とも思ってます。ボクシングファンとして少々スレすぎた感は否めませんので・・
ただ今日はあの頃のように風呂に入って身を清めて(?)みました。
いよいよです。
>大和さん
長く待ちわびたこの日ですが、気が付けばもう本当に目前。最高レベルにある2人のファイターが見せてくれるものに期待したいです。
私は、コットが慎重に相手の動きを見ている間に、パックのジャブのような左ストレートから右に回り込みながらの右フックがバンバン当たるように思います。
本当に楽しみな一戦です。