WBC米大陸スーパーウェルター級タイトルマッチ
メキシコのPPV興業のメインイベント。
偉大なる伝説の息子フリオ・セサール・チャベスJr選手(Julio Cesar Chavez Jr)が保持する米大陸王座の防衛戦に臨み、イタリアからの無敗の挑戦者トビア・ロリガ選手(Tobia Giuseppe Loriga)を9回KOで退けてタイトル防衛に成功しています。

チャベスJr選手の完勝でした。イタリアからやってきた無敗のロリガ選手が立ち上がりから積極的にジャブ・ワンツーで攻め立てますが、じっくりと相手の様子を窺いながら正確で強い攻撃を効果的に決めていく落ち着き払った試合運びが印象的でした。2回に素晴らしい右ストレートでダウンを奪ったパンチのように、力みがなくスムーズに放たれるチャベス選手のパンチは非常にパワーが感じられました。
ロリガ選手の攻勢を前にロープを背にする場面も見受けられましたが、押し込まれた場面でも的確な攻撃を決め続けていたのはチャベス選手でした。
終始試合のペースを握り続け、最後は9回に2回にダウンを奪ったのと同じような強烈な右ストレートからチャンスを掴み左右のコンビネーションを集めてフィニッシュしています。
自ら膝を突くようにダウンしたロリガ選手。カウント10ぎりぎりで立ち上がろうとしたようですが、立ち上がったときにはカウントは10まで達していたという結末はちょっとグダグダ感もあるものでしたが、ワンサイドの展開だったのでおkでしょう。
初回で明らかになった両者の大きなパワーの差からすると、もう少し早くに仕留めてもらいたかったとも思いましたが、チャベス選手の安定感抜群の試合ぶりから順調な成長が窺えた試合でした。
チャベスJr選手は36勝(29KO)1分。ロリガ選手は24勝(6KO)1敗1分。
試合動画(youku)
Chavez KOs Loriga!
Chavez Jr Overcomes Injury, Stops LorigaチャベスJr選手は7回に足首を負傷していた模様。(踏み込もうとしたときに顔を歪めて自ら倒れこんだスリップダウンがあった。怪我った?と思ったのですが、その後の動きから大丈夫そうに見えたのですがやっぱり痛めていたようです)
Chavez Jr Stops Loriga In Ninth Round: Full ‘Latin Fury’ PPV Report
ROUND-BY-ROUND: CHAVEZ JR. VS. LORIGA
フリオ・セサール・チャベスJr対ホセ・セラヤ(2008/02/09)
フリオ・セサール・チャベスJr対レイ・サンチェス(2007/12/01)
フリオ・セサール・チャベスJr対ルイス・ブラウン(2007/08/04)
あくまでも「わたくしの知る限りにおいて」ですので・・
英語がダメなのはわたくしも同じでありますw
この試合がエキマで放送されれば小泉氏が何か言及してくれんでしょうけどねぇ
一応海外記事に該当するものが無いかしばらく注意してみます
英語が得意なら海外のフォーラムにでも投稿するのですが・・・
残念ながら英語は不得意でして。
私も海外の試合はかなり見ていると思うのですが
あんな光景は始めて見ましたよ。
確認しました。
思いっくそ嗅がせてますねぇw
あれがなんなのかはわかりませんが、アンモニア=気付け薬、ってのは自らの経験からも納得です。
セコンドが持ち込んで良いもの悪いもの、やって良いこと悪い事、に関してほとんど知識が無いのですが、反則行為の匂いがぷんぷんですね。
トップランクの実況でも触れていなかったですし、海外の記事でもわたくしの知る限りスルーで、この件に関して言及したのは亀田大助さんが初めてかもですよ。すごい
ダウンを奪われた2R終了後です。
アンモニアには意識が朦朧としたり
気絶した人に意識をハッキリさせるための
気付け薬としての効果もあるようで。
>インターバル中にロリガが何か吸っていましたよ。
気がつきませんでしたねぇ。
動画見直してみよう。
アンモニア吸ってどんな効果があるんでしょうか?
中学の時に理科の先生にアンモニアかがされた時は鼻に激痛が走ったものですがw
セコンドの反則行為というとパナマ・ルイスを思い出しますね。
あれはアンモニアか何かですか?
完全に反則行為じゃないですか。
エキサイトマッチでジョー小泉が
東南アジアのローカル興行では
たまにセコンドが選手にアンモニアを吸わせているが
違反ですので日本のトレーナーはやらないで、
とか言っていたが・・・・
吸っていたのは何ですかね?
デラホーヤのラストファイトの相手にチャベスJrを・・てな話も前に耳にしましたが、現状では実現性は乏しいのではないでしょうかね。話題性抜群で見てみたいカードではありますが・・
二人が激突するとすれば、
今後チャベスJrが世界を取りスーパースターとしての歩みを始めた頃に、引退していたデラが復活して対戦
とかぐらいしか思いつきません
チャベスJrがスーパースターはおろか世界王者になれるかどうかも極めて不透明な今の段階では夢物語でしかありませんが。
なんにせよ、遠く離れた島国ニッポンにおいてさえこのような妄想を語ることができる存在(=チャベス親子)、その価値ってのは貴重ですよね
アマチュアでの経験が無いので、プロで軽い相手との試合を多くこなす事によってその代わりとする、との陣営の育成方針があったようで(?)試合のペースが早いですよね。
その頃からもう一つ相手のレベルを上げた相手との試合をこなしている昨年あたりから、ようやくプロでのキャリアがはじまったてな感じなのではないでしょうか。
チャベスJr選手の勝利後にはカマチョJr選手と共にインタビューを受けていて、両者の対決がありそうな雰囲気でした??
>じろ~さん
まだ若いですから身体も大きくなっている過程なんでしょう。将来的にはミドル級以上で戦うのかな?とか想像していますがどうするんでしょう?
知名度と人気、集客力は一流王者並みのチャベスJr選手。確実に力をつけている彼の将来には期待しています。
親父同様もくもくと試合をこなしていますね。
しかも最近はなかなか手ごわいキャリアの相手ばかり。
世界挑戦は40戦超えたあたりになるかもしれません。
このキャリアが選手を強くするのでしょう。
日本人にも見習って欲しいけど無理でしょうね。
カマチョJRも久しぶりです。