WBAスーパーフェザー級タイトルマッチ
WBA王者の内山高志選手(Takashi Uchiyama)がニカラグアからのオリバー・フローレス選手(Oliver Flores)の挑戦を受けた一戦は大晦日の東京で行われ、内山選手が3回にボディブロー1発でのフィニッシュによるTKOで勝利してタイトル11度目の防衛に成功しています。
サウスポーの挑戦者に対し当てるというよりも、相手との距離を測りまた相手の右リードを牽制するような左ジャブを伸ばして当然のようにペースをキープした立ち上がりの内山選手。時折ズドンと踏み込んで打ち込む右ストレートで相手の胸をどつき、スッと出すジャブのような右ストレートリードを決めてどんどん流れを引き寄せていく内山選手の盤石の戦いぶりがこの日も見事。3回に強烈な右ストレート2発で挑戦者を怯ませた直後に決めた左フックのボディブローでの強烈で見事なフィニッシュでした。
リラックスしながら力みなく放たれる内山選手の左右の威力の凄さはこの日も健在。相手のパンチに対する反応も良く、左ストレートを鼻先スレスレで見切って右をズドン、てな動きは美しくもありました。1発めの右を外されたらすぐにもう1発右を追加したり、サイドに出てから右フックを、などという動きからもコンディションの良さを感じました。
内山選手の大きな武器である強く正確な左ジャブ、これをビシバシ決めて、というのとはちょっと違う戦いながらのこの圧倒的勝利。ボクサーとしての力量の程の大きさをも見せつけた見事なパフォーマンスでした。
内山選手は24勝(20KO)1分。世界タイトルマッチ11勝(10KO)1負傷引き分けで、具志堅氏の持っていた世界戦KO勝利数記録(9)を更新しています。
フローレス選手は27勝(17KO)2敗2分。
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ファン・カルロス・カルガド対内山高志(2009/01/11)
何がウォルタースだよ、やってくれるわけ無いだろうに。
惜しむらくはこれといったライバルに欠けること。ウォータースかガンボアあたりに勝てば申し分なしだし勝機は十分にある。
ただ肝心のウォータースが微妙な結果になってしまいましたが。